月: 2006年10月
日常のバリアフリー
(前回のつづき・・・)8月末に人生初の骨折をしました。後ろを向いた状態で歩き始めて20cm程の段差に気づかず転倒し右足をグキッ。「ここは危ないんですよね?。」というお店の方の言葉から察するに恐らく転倒者の前例はある模様・・・。捻挫で済まなかった点は骨への自己管理不足といったところでしょうか。(※ちなみに写真は転倒場所ではありません。)幸い自宅のある用賀駅から事務所に近い水天宮駅までは乗り継ぎ無く電車1本で行き来できる上、両駅は地上から改札、ホームまでエレベーターが設置されているので不便無く通勤できました。朝の満員電車でも席を譲って頂いたり、「松葉杖で大変だろうけど気をつけてね」と声を掛けて頂いたり。今回の怪我で多くの方々の優しい心遣いに接し、日常においても小さなきっかけで「バリアフリー」になれると実感しました。7週間の松葉杖生活を終え足もほぼ完治した今は「バリアフリー」の状態を保つべく「リハビリ」を続けていきたいと思っています。設計に携わる者としては物理的な「バリア」も極力無くすようにこの経験を生かそう!と心に誓う今日この頃です。(中嶋)
建物周辺の防犯エリア設計の考え方
相変わらず色気も面白みもない文章で申し訳ありませんが、一段落がつくまでしばらくはご容赦ください。
このプロジェクトの防犯方法の前線は建物外周と境界線までの間です。その間に入ってきた不審者を確実に感知することです。 ところがそこには客もくれば宅配便の人やメーター検針の人も来ます。だんなが午前様で帰る事もあります。うっかり住人が掃きだし窓から庭に出ることもあります。猫や犬、鳥の場合もあります。これらの人と不審者とを区別できないといけません。
不審者を確実に感知するためには、外部の人間が入っていいところとそうでない所を明確にエリア分けをし、その境には普通なら出入りしそうにない柵や植え込みなどを施し間違っても他人が足を踏み入れないようにします。
その上で他人が出入りするエリアの窓やドア等の開口部には完璧なまでに格子、錠、シャッター等で侵入しにくい構造で建築的に防御を施します。他人が入らないはずのエリアの開口部周辺は感知機とカメラで完璧に捕捉します。そのエリア分けを考える際配慮すべき要素を次に列挙してみます。
1.門扉及び来客者がドアホンを押す位置。2、郵便受け、新聞受けの位置。3、電気、ガス、及び水道メーターの検針者の立ち入る範囲。4、自転車置き場、車庫又は駐車場の位置と住まいの出入り口までの通路。5、勝手口と道路までの通路。6、お隣とのショートカットの連絡通路、7、周囲のフェンスや塀の形状、8、門から玄関までの通路。9、掃き出し窓の位置。10、物干し場。
上記の要素を検討の上監視区域はどこからどこまでにするか決定します。鳥や猫などの誤作動は感知機を引っかかりにくい位置に設置することで防ぎます。
さらに全員出かけて留守にするとき、真夜中、女性や子供だけで無用心な時等の三種類ぐらいの状況を設定し、感知した時の反応をその状況によって変えることで対応します。(藤原)
花木センター
結設計への入口
反復配置
祭りレポート
20日金曜日夜10時過ぎに終わりかけたべったら祭に寄って来ました。正式名称は日本橋恵比寿講べったら市です。なので特に神輿がねり歩くわけでもなく、やたらと屋台が並んでいます。場所柄もありますが、スーツを着た人達でこれだけ賑わう市は珍しいでしょう。金曜日の夜とあって会社の仲間達でスーツ姿で道に座り込んでお酒を飲んでみなさんご機嫌な様子でした。最近は昔はなかったような変わった屋台を出しています。鳥ステーキ、チヂミ、バーベキューみたいな串焼き、焼きラーメンなんていうのもありました。こういうお祭りの屋台はちょこちょこと色んなものを食べながら歩きたいのですが、いずれも1品500円で量が多いのでそれだけでお腹が結構膨らんでしまいます。しかもかなり大規模なので1品を決めきれずに1周してしまう感じです。来年はもっと早く行こう。(萩原)