月: 2008年6月

そして決勝へ

4年に1度の大会、EURO2008が大詰めを迎えています。残念ながら私の愛するオランダは、イタリア、フランス、ルーマニアと強豪ひしめくグループリーグを圧倒的な強さで勝ち上がりながらも、コンディション不良(と信じたい)のためロシアに敗れ、ベスト8止まりでした。しかしながら今回の大会は、非常に拮抗した面白い試合が多かったと思います。特に、アクの強い監督に鍛えられたトルコとロシアの2チームの頑張りは特筆物で、両チームとも準決勝で負けたとはいえ、本大会をとても盛り上げてくれました。走ること、諦めないことがいかに大変で、大切かを改めて思い知らされました。次はいよいよ決勝です。私が応援するのは、今回は毎試合コンスタントに好調なスペインですが、何か調子良くなくてもそれなりに勝っちゃうドイツが相手なので、決勝にふさわしい良い試合になってくれると思います。

本大会はuefa.comで全試合見ることが出来るので(1試合2ユーロですが)、梅雨空を忘れるほど興奮したい方はお試しあれ。私のお勧めは、オランダ?フランス、ポルトガル-ドイツ、イタリア-スペイン、ドイツ-トルコ、ロシア-スペインあたりです。天気の悪い週末を過ごすにはうってつけでしょう。(柳本)


水郷町並み散策

忘れた頃にやってくるブログ当番。下書きを書いて、さて、アップしようとブログを開いてびっくり!石井とネタがかぶってしまいました。奇遇ですねぇ。。。ちなみに同行してはいません。せっかく書いたネタなので、そのままアップしちゃいます。

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先月末、自称「佐原観光親善大使」に連れられて、茨城県と千葉県の境にある水郷の町、潮来(いたこ)と佐原に行ってきました。あやめが咲き始めた潮来では白無垢姿の「潮来の花嫁さん」と遭遇。この地域には「潮来花嫁さんは?舟でいく?♪」という歌があり、その昔水郷の町では陸路の代わりに水路を渡って嫁入りしたそうです。今回はあやめ祭りに付随した市の企画らしいのですが、小雨の降る中、東京から応募されたという可愛らしい花嫁さんがご両親と共に舟で渡って行きました。

潮来から利根川を越えて千葉県に入ると佐原市です。佐原は町並み保存と観光に大変力を入れた町として噂には聞いていましたが、・・・なかなかです。完成しても間もないような蔵造りのお店は床屋さん。町には美味しい鰻や酒蔵があり、岡山の倉敷にも似た散策しやすい川沿いの道があり、古い建物が所々に見られ、古の雰囲気に心を擽られます。

関東で町並み保存に力を入れている町が佐原の他に川越と聞きました。・・・ドキッ。佐原・川越・・・共通なのは関東三大祭り。そしてもう一つの町は私の育った石岡なのです。佐原の町を歩きながら、政策の違いでここまで町の活力が違うのかと、なんだかちょっと故郷を淋しく思ったりもしました。伝統ある祭りの残る町は人々が結束します。その結束をもって地方の伝統と産業を上手に活かす事ができないものかと、雨の上がった佐原の町を歩きながら少しだけ思いに耽りました。(中嶋)

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水郷佐原へ

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千葉県民を三十数年勤めておりますが、佐原を訪れたのは初めてです。焼きに拘った鰻を食べ、古い町並みを見て廻り、水生植物園で菖蒲とミスあやめを鑑賞し、一番印象に残ったのはこれです。

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すばらしい。佐原の立地をさりげなく、小粋なセンスで何気なく、押しは強いが自然な命名「佐原銘菓ちばらぎ」。まさか商品名にしてしまうとは。残念ながら購入は見合わせたのですが、佐原の雰囲気が伝わってきました。そしてこんな看板も・・・。

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町並み保存の意識の現われでしょうか。すこし微笑ましい感じです。半日の観光でしたがかなり楽しめました。それにしても・・・鰻待ち1時間、水生植物園から帰りのバス待ち1時間、佐原駅から帰りの電車待ち1時間、半日のうち半分待っていた様な気がします。次回はしっかり計画を立てたいとしみじみ感じました。

最近どこの観光地を訪れても感じるのですが、古い町並みや風俗・祭りが賑やかで、それを支えているはずの現在の町がシャッターを降ろしている。人が溢れ、活気漲る、そんな風景は現在の町に、今の生活に再現できないのでしょうか。(石井)


植栽

敷地のどこにどんな植栽を植えようかと考えることは、好きな仕事のひとつです。竣工間際でまだ植栽が入っていない家の様子は、図面が3次元化したという意味では確かに完成形ですが、街に対しては少しよそよそしく映りもの足りません。料理で言えばさいごに加えるひと塩みたいに、植栽があるとないとでは印象がガラッと変わる気がします。

先日東京駅近辺のオフィス街で、ゆっさゆっさと10メートル以上ある大木が揺れていました。こんな都会でもこの木が一本あると気持ちのいいものだなあと思い、近寄って名札を見てびっくり。なんと住宅のシンボルツリーとしてよく使われるシマトネリコでした。

緑がスクスクと育つこの時期、私の近所では順番に植木屋さんに庭木の手入れをお願いしています。毎年「植木屋さんが入ったのよ」と家族に言われてはじめて、そういえば綺麗になったかなと思う程度だったのでしたが、巨大なシマトネリコを見て、改めて定期的な植木の手入れの重要さを感じたのでした。(青島)

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ルーマニアのスカイラインで気になったこと

旅行で同じところでも案外見ているものが違うものです。僕はなぜかスカイラインが気になるようです。

下の写真を見ていただけますか。最初の写真は首都ブカレストにあるチャウシェスクが作った宮殿、今は国民の館と命名されているようです。これを初め共産党政権がつくった時代の建物はなぜかすぐ分かり好きになれませんでした。中にも入りませんでした。

他の写真はその前の通りにある建物の個々のスカイラインです。かなり多くの建物の屋上にテラス屋根のようなものかかった外部空間が存在していてビルのデザインになっています。他の小さな建物にも大なり小なりの屋上テラスらしきものが設けられていました。郊外の小さな古い住宅にも必ずといってテラスが設けられてあり、日本の縁側のような価値観がテラスに対してあるのかも知れません。

そういえば田舎の方にいくと数個の人家の前の道路端にベンチが出ていて、そこで数人が往来を人懐っこい表情で見ている光景がよくありました。(藤原)

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競馬場

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休みの日に競馬場に行ってきました。家から自転車で10分もかからない距離にある中山競馬場です。競馬をしに行った訳ではなく、天気が良かったので何となく子供を連れて遊びに行ってみようと思ったのです。大学の4年間と子供が出来てからの2年この辺りに住んでいるのですが、競馬をやらないので中に入ったのはこれで2回目です。今まで知らなかったのですが、競馬場は年中レースを行っていないようで,中山は5月から8月の間は馬券の販売はあるもののレースはなく、結構空いていてスタンドとトラックの中の広場は開放されていました。この広場には子供が遊べるような遊具があり、馬車に乗ることも出来ます。何よりも広大な敷地なので開放感があり気持ちがいいし、競馬場という場所柄ビールやつまみも手軽に買えます。休日の混んでいる場所が嫌いで、天気の良い日に昼間からビールを飲むのが好きな私にはとても良い場所でした。子供を喜ばせるつもりが、私の方が楽しんでしまった感じです。(萩原)


群馬県立館林美術館

先日群馬県立館林美術館へ行ってきました。以前雑誌か何かで写真を見て興味を持ち、今回5月の真夏さがらの暑い日に行ってきました。以前見た写真ではインパクトのある曲線による外観の印象が強かったのですが、実際行ってみると建物のかたち以上に、そのかたちの建っている地面や周辺の持っている雰囲気に魅力を感じてしまいました。そして、その雰囲気は周囲のゆったりとした館林の空気にも馴染んでいるようにも見え、そんな空気の中で現在開催中の「20世紀の人間像」を観てきました。(大庭)

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