月: 2008年10月

simple is the best!

マンションの一角にあるスペースです。

同じ形状の鉄骨をくみあわせただけのとても潔いデザインです。

陽射しが除けられるわけでもない。
登って遊べるわけでもない。

特別な機能はなんにもありませんが確かな存在感がありました。

現場帰りにあれこれどこをどう収めるか悩みながらの帰り道、
機能満載の住宅だって、シンプルが一番!とその姿を見て改めて感じました。


三年に一度

フラフープで作られたドーム見ざる、聞かざる、言わざる

今回で3度目の開催となる横浜トリエンナーレを初めて見に行ってきました。主旨と呼ぶにはいささか長すぎる気もしない展覧会主旨を読んである程度覚悟はしていたものの、私にとっては難解な展示物が多く、やや見疲れた部分もありましたが、日本郵船海岸通倉庫に展示されていた「山積みのポテトでスタジオに入れない」(ロドニー・グラハム)という写真作品は非常に心に残りました。この方の作品はもう一つあり、どちらも軽く笑えてほっとする感じでした。年齢制限の有るややグロテスクな作品もいくつかあり、誰にでもお勧めという感じでもありませんでしたが、秋の横浜をぶらつくには格好の口実になると思います。テーマがタイムクレヴァスということでか、時間軸が要素に入った上映及び実演ものが多く、思ったより時間配分が難しく、あまり多くは見られませんでしたが、チケットが2日分付いているのでもう一度行こうと思います。三渓園での展示もあるため、チケット持っていれば三渓園への入場も可能です。


火事です、火事です

午前八時〇二分 きな臭く、黒煙が立ち上がっている。消火は始まっていない。見る間に屋根が焼け落ち、隣家の屋根が炎に覆われてとうとう燃え移ってしまった。隣家では家財を運び出し始めたが、反対側の隣家は不在のようで炎のなされるがまま。火元の家人は携帯電話を耳に押し付けているが、一向にサイレンが聞こえてこない。後に聞いた話ではパニックになって通報できず、知人に電話を掛けていたらしい。隣近所ではもちろん通報済だと思い込んでおり、まだかまだかと呆然と黒煙を見上げている。何しろ歩いて五分の所に消防署があるのだ。ようやく始まった消防隊の放水で火の勢いは衰えたが、火元の家は全焼。その隣も屋根が焼け落ちほぼ全焼状態。反対隣は比較的建物が離れていた為壁と屋根が融け、焦げた程度で済んだが放水による家財の被害は免れなかった。

実際に現場に居た訳ではないので多少事実と違っている部分もありますが、大変残念な出来事で、また明日はわが身に降りかかる災難かもしれません。その時頼りになるのは火災保険ですが、今回の火災で気になる事が…。
隣家の火事で、自分の家が燃えてしまった・・・のに、火元の家主に損害を賠償してもらえないらしいのです。全く落ち度が無いのに自分の保険で対処しなければならない・・・もし、保険を掛けていなかったら・・・全てが燃えて何も無くなっただけで途方に暮れるしか無くなるかもしれないのです。何故なのでしょうか。それは日本独自の住宅環境に理由があるそうです。密集した木造住宅に火災が発生した場合、広範囲に延焼して失火者の賠償能力をはるかに超えて損害を出してしまい、自宅を失った上類焼先の損害の責任を一人に負わせてしまうのは酷であるからだそうです。何となく聞いた事はありましたが・・・、でも被害を受けた側にとってもかなり酷な状況ですね。火事の状況「過失」にも因るようですがよく肝に銘じておかなければいけません。
調べついでにもう一つ為になる情報がありました。もちろんご承知の方が多いと思いますが。
旧式(平成15年以前の長期保険)の火災保険ですが「時価契約」になっていて家屋価値があまり無い場合(木造では新築以降年に約2%ずつ減価していきます)、その分の金額が差し引かれて保険料が支払われます。5000万円で建てた家に5000万円保険を掛けても火災時の時価が3000万円だと最高で3000万円しか支払われないのです。元の家に戻らないのです。3000万円の家に5000万円の保険を掛けているかも知れないのです。そんな事にならない様に再度証書を確認した方が良いようですね。
調べていくと・・・かなり奥が深いようなので今回はここまでです。


スポーツの秋、42.5?走った

皆さんインラインスケートについてご存知ですか。ローラースケートが片足二列にローラーが2個づつ4個並んだものなら、インラインは一列に4個並んだものです。

92142.5?インラインスケートで走破しました。

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? 岐阜の長良川の河川敷サイクリングロード一周5?程を9周するレースがあり、ひょんなことから走る破目になり、何とか走ってきました。殆どの人たちは50?、100km、150?で、42.5?は最低距離です。最も自分にとっては普段ろくに運動もしていませんし、スケートも10年ほど前、遊びで数回走った程度で、大会の1か月前に日曜日毎3回ほど数百m走ったぐらいで、5?1周か2周走れたら御の字です。

? 自分にも9周走れたのには訳があり、実はゆっくりながら何とか5周程走り、もう無理かなとおもったら、ものすごい豪雨と雷で、一時中止、全員一旦待機、結局レースは中止になりました。その後1時間ほど待っていたら小雨になりせっかく来て、走りきらずに帰るのは癪と、連れ合いと相談し残り4周を勝手に自分らだけで走ることにしました。途中背中や腰が痛くなり、足もふらふらになり、1度転倒もしました。それでも中止による待機のためか何とか合計42.5?走り通せた次第です。

 写真は中止中の雨のロードでもてあましている参加者の様子、ずぶ濡れになって待機中のの勇姿?です。???????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????

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緑の効用

先日、竣工して四ヶ月ほど経ったお家へ伺う機会がありました。外構には建て主さんの手によって植栽や芝が植えられており、庭がゆったりと広いというのもありますが、竣工直後の緑のない印象しかなかったわたしはその変容に驚かされてしまいました。
建物の設計がうまくいかないときは街路や隣地に生える樹木さえも利用せよ、というのはある建築家の言葉ですが、緑の持つ力を改めて感じました。先日設計事例に写真をアップしました相模原の家で写真がご覧頂けるのでよろしければご覧ください。