あかつきの空

人の名前には様々な由来があるものです。私の場合、明け方前に母の陣痛がきて父が運転する車で病院へ向かう時、ちょうど東の空が明るみ始め、その「暁(あかつき)」の空が感動的だったので「暁子」と命名したそうです。
学生の頃、徹夜で製図の課題を仕上げ、幾度か「暁の空」を眺めたことを思い出します。
そういえば結設計に入所した初年度にも1・2度徹夜で作業をした事がありました。
あれから10年の歳月が流れ、この度、結設計を卒業する事となりました。この10年で語りつくせない程の様々な経験をさせて頂きました。
住宅の設計をしていて一番の喜びは建主さんに喜んで頂いた時です。毎日終電で帰宅する疲労困憊だった日々も、その瞬間に忘れてしまう程の魔法です。ある意味、とっておきの「媚薬」かもしれません。
建築現場での醍醐味は監督さんや職人さんとの係わり合いです。様々な価値観をもった各職種のプロの方達と折衝していくプロセスは、出来上がって互いが満足できた時、全てが報われるような大きな喜びに変わります。
10年間で係わってきた一つ一つの住宅の様々な場面を思い出しながら、今改めて感謝の気持ちで心がいっぱいです。ありがとうございました。
結設計を退所した後、結設計から徒歩5分程の日本橋本町に個人事務所を開設致しました。事務所名は「住工房 あかつき設計室」です。結設計での感動をこれから先へつないでいけるように進んで行きたいと思います。結設計共々、今後ともよろしくお願い申し上げます。(中嶋)

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