月: 2008年12月

仕事納め

結設計は、今日が仕事納めです。

さあ大掃除をしますよ。

結設計は、明日12月27日から1月4日まで年末年始のお休みを頂きます。その間ブログもお休みです。

来年もよろしくお願いいたします。

皆様よいお年をお迎えください。


藤棚

法事で行った菩提寺に藤棚がありました。藤の綺麗な季節にはあまり気づきませんでしたが、うねるような枝ぶりのせいでしょうか、藤棚が根こそぎ引き抜かれそうな印象を受けました。確か、鎌倉のスタバの藤もつるが強烈な印象だったことを思い出し、計画中の藤棚を軽やかにしたいと思っていましたが少し不安に・・・。静岡県藤枝市には藤の里啓発委員会があって、会長のイデさんに問い合わせたところ、藤棚の上部に良く利用されている竹はたまに取り替えること、接木をして選定していくこと、などなど、とても丁寧に藤の成長と藤棚について教えて下さいました。冬の葉が落ちた時期にも藤も藤棚も美しくみせるためには、研究がもっと必要なようです。

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横浜トリエンナーレのおまけ

旧燈明寺三重塔

横浜トリエンナーレの半券を使い、三渓園に行って来ました。非常に天気の良い日で、紅葉も見頃を迎えていたせいか、団子を買うにも行列ができるほどの人手でしたが、広大な土地のせいかあまり混雑も感じることなく、美しい風景を堪能することができました。

旧矢箆原家住宅

上の写真は旧矢箆原家住宅の客間部ですが、全体的に無骨な造りの中で客室だけが非常に細やかに造られていたのが印象的でした。

池と月

写真ではわかりにくいですが、、帰り際に月と金星がきれいに出ていて、池に浮かんだ小船と相まって幻想的な雰囲気を醸し出していました。本来の目的であるトリエンナーレの作品は、この風景の前では分が悪かったようでした。横浜駅からバスで1時間弱掛かりましたが、少しおかしくなった頭をリフレッシュするには最高の訪問でした。


秋の千葉


なかなかの眺めです。秋の養老渓谷。先日家族(奥様と犬一匹)で紅葉を見に行ってきました。行楽シーズンと言う事もあり、かなり混雑していましたが、都心から近く(我が家からだと1時間程度)、足湯などもあり、近くには鋸山・マザー牧場・海の幸・・・これだけ楽しめるスポットがあるなんて、とてもラッキーです。ちばみしゅらん☆☆☆ですね。休日の家族サービスにもってこいです。

こちらは帰りに寄り道した小さな美術館。 as it is という、その名のとおりの美術館です。普段私達が設計している住宅と同じような容姿の建築ではありますが、それとは違った条件の中出来上がった建物とその空間は、静かで居心地の良いオーラのようなものに包まれていました。こちらもこれからの時期おすすめのスポットです。


聖域

先週、機会あって富山県高岡市の瑞龍寺を訪れました。

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境内に入りなぜかルーマニアのモルドバの修道院を思い出してしまいました。

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瑞龍寺の周囲は回廊ですがこちらの囲いは大きな塀です。
もう少し回廊に近い城郭っぽい囲いを回した修道院もありました。

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何故、瑞龍寺でルーマニアの修道院を思い出したのかな、と考えてみたら、
それはどちらも聖域を構成しているものだからではないかとおもいます。
構成の形状、材質、プロポーションには違いがあるのに、相互に親近感を感じたのは、聖域は文化や人種を越えて人間そのものに迫る何かがあるからなのかもしれません。またどちらも木造建築の時代のものなので、おのずと人間のスケールにしっくり来るためかも知れません。
そういえば、15年以上前に訪れた中国の故宮にも似たような印象を受けたことを思い出しました。


コンクリート打設

群馬県館林で進行中の現場で、今日コンクリートの打設がありました。

RC造の今回の住宅は、コンクリート部分の多くが打ち放しとなるため、打設の良し悪しが大切になってきます。現場は電気や設備工事の職人さんのヘルプも含め15人近くの職人さんたちで打設が行われました。コンクリートが固まる時間との勝負になる打設は緊張感が漂い、一体となる現場には心地よい高揚感があります。現場でそれだけの人数が一度に連携する工程というのは意外に少ないもので、打ち放しコンクリートの打設は現場の面白さを凝縮したような魅力があります。

今回は現場の監督さんの段取りが良く、最善は尽くされたので、あとは型枠を外したときの出来の良さを願うばかりです。


高床式の

現場近くで面白い建物を見つけました。1階部分は駐車場で、8m×8m程の正方形の平面の2階部分が四隅の鉄骨の柱で支えられて宙に浮いています。そっけない外観の建物ではありますが結構な高さに2階が浮いていて、危なっかしい感じも含めてインパクトがあります。それより気になったのが2階に上がる階段が見当たらないのです。よく見ると左奥の柱の横に細いガイドが2階まで伸びており、天井に1m角位の切れ込みがありました。恐らくエレベーターが降りてくるのだと思います。階段がなく、駐車場にしては高すぎる天井高さ、、そんなに無理しなくてもよさそうなのに四隅の柱だけで2階を浮かした構造、そして2階の用途は何か。いろいろ知りたい建物です。


8年たつ別荘

もうすぐ竣工してから8年になる別荘「一不異二亭」に伺う機会があり、建主さんのお言葉に甘えてそのまま泊まらせていただきました。朝風呂が気持ちよかったー。

別荘は、出来てからしばらくたつと家族構成も変わるなどして、だんだん使われなくなることが多い(実際この一不異二亭のまわりにも使われなくなって放置されている別荘がいくつかありました)のですが、この別荘は新たに陶芸用の窯小屋まで出来ていて、別荘生活がどんどん充実しているようでした。

新たに出来た陶芸用の窯小屋