月: 2009年5月

竣工間近

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群馬県藤岡市で工事中の住宅が間もなく引き渡しになります。通り土間が特徴的なこの物件は、恵まれた敷地に対し、あたかもずっと前からそこにあるような佇まいを持っているように思えます。居間、寝室、浴室等から、ご夫婦の趣味である園芸のスペースが楽しめるようになっています。こちらの物件に興味がありましたら、問い合わせフォームより御連絡下さい。


家並みの参考に必見の戸建て団地

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戸建団地の写真をご覧になって、なんか気づかれました?昔の住宅公団が数年前に分譲したごく普通の戸建団地ですが、いつ訪れても感じがいいのです。今日も、メンテナンスで引渡し後数ヶ月ぶりに訪れましたがやはり気持ちいい団地です。

大手の分譲会社や、住宅メーカーで統一されているわけでもありません。まして建築家がデザインコードを決めて監修しているわけでもありません。むしろ各戸様々な工務店やメーカーに依頼して作られています。それなのにバラバラ感も、統制されたかのような画一感もありません。またいかにも建築家が設計したかのようなデザインを強調したような住宅もありません。

何が感じよさを生み出しているのか、よく観察してみました。いくつか要素を挙げることが出来ます。まず各個とも敷地が170?以上で、建蔽率も40%以下、容積率も80%以下とゆったりしています。道路際には塀や、門などの構築物がありません。植栽で隔ててプライバシーを守っています。外壁は法的規制もあり境界から1m離れて建っています。道路からは殆ど2m程以上離しています。燐戸同士もネットフェンスで見通しが利きます。各戸の庭が住まいから見るためだけでなく、道行く人に対しても美しく見えるよう気を配っています。

何より昔の庭師さんが作ったかのような庭ではなく、クリスマス時期の電飾のように各戸の住人の方が日々競い合って庭の手入れをされています。そのためか庭の雰囲気が画一的でなく、若々しくバラエティーに富んでいて飽きさせません。いつ通っても必ず誰かが手入れをしている姿が見受けられます。土日などは数戸おきに見受けられます。

庭作りをどうしようかと考えていらっしゃる方にはとても参考になると思います。こちらの戸建団地は千葉ニュータウン中央地区です。


五浦(いづら)海岸

先日、茨城県の北茨城市にある五浦(いづら)海岸というところへ行ってきました。

お目当ては、以前写真で見て以来いつか行こうかと思っていた、天心記念五浦美術館という岡倉天心について展示を行っている美術館だったのですが、実際は建築以上に(建築も予想を裏切るものではありませんでしたが)建っている五浦海岸という場所の強烈な魅力に心打たれてしまいました。

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大きく切り立った崖に、激しく衝突ししぶきをあげる荒々しい白波。

なぜこんなにも波が荒いのかと思うほど迫力があり、いつまで見ていていも飽きることはありませんでした。岡倉天心も一度この地を訪れて、場所の魅力に惹かれてここを活動拠点することを決めたそうですが、断崖絶壁の突端に建つ当時のアトリエの写真を見ると、岡倉天心の制作に対する気迫というものを強く感じました。

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(上の写真は天心記念五浦美術館)


赤い車

最近、100分の1のミニカーのおまけがついている缶コーヒーがコンビニに売っています。後で建築用の模型にも利用できると思い、買うたびにもうすぐ3歳になる息子に渡していました。家の中では全てのおもちゃが息子のもので、兄弟で取り合いをしたりケンカをすることがないので、赤い車とシルバーは私ので黄色と青と黒は息子のものという約束にしました。そうすると赤い車が欲しくて気になって仕方がないらしく、家に帰ると「パパの赤い車どこ?」聞いてくるし、「パパの赤い車カッコいいね」と何度も言ってきます。外でも本物の赤い車を見ると「パパの赤い車が走ってる」と言っているそうです。実際には親指大ほどの赤いミニカーしか私は持っていないので出来れば外では言うのやめて欲しいところです。

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茶の間のある家 1年点検

先日竣工から1年経った「茶の間のある家」の1年点検に伺いました。

建主さんから、奥様のお友達と茶の間でおしゃべりしている時でも子供達が居間・デッキ・庭のどこで遊んでいても目が届いて、安心していられるのでよかった等色々お話を聞けて、設計で色々考えたことが建主さんに住んだ上で実感して頂けてうれしかったです。

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左に見える背の高いアオダモ足元のヒペリカム・カリシナムが育って、グランドカバーとして良い大きさになってきました。打ち放しコンクリートに緑が映えます。