フランスの建築 5 NO MAN’S LAND

展示会のタイトルとなった韓国人アーティストの作品

フランスにある建築ではないのですが、ある意味、最近まではフランス領土内同然だったということで、旧フランス大使館で行われている解体直前イベント「NO MAN’S LAND」に行ってきたので紹介します。旧フランス大使館は1957年にJoseph Belmontによって設計され、昨年末まで大使館として利用されていました。この建物が解体されるということで、破壊の前に何か創造できればということで開催されることになったのが本展覧会のようです。建物としては、良くも悪くもミッドセンチュリ?モダンといった風合いで、それなりに手間も掛けて造られているので、いかにも現代風な新庁舎と比べてみてしまうと、改修で済めば良かったのに勿体無いなと思います。(何となく古いものを崇拝する悪い癖かもしれませんが)

階段室上から写真を撮って、赤いフレーミングをしたものに模してペイントされた階段

内部のペイントが外部のレリーフとつながる

会場は、解体するんで好きにやっちゃってくださいといった感じで、相当な数の方々が割り当てられた場所で感性をぶちまけたような、非常に混沌とした状況となってます。芸大の文化祭にも似た雰囲気がありました。創造という言葉が何を意味するのか、妙に考えさせられる内容でした。残念だったのは、せっかく解体前のフランス大使館という特殊な場所なのに、個々が展示する場所性が反映されている作品が少なく、普段の作品を持ってきて並べただけと思われる作品が多かったように思えた点ですが、これは日々の仕事柄、どうしても与えられた場所との相関性を求めてしまう、ある種職業病みたいなものかもしれません。訪れた方の意見を聞いてみたいところです。

アルコーブ状の室をうまく使ったトリックアート

男性の股にスイッチが

どことなくディズニーな造形が組み合わさった入り口のゲートと長蛇の列

当初予定されていた終了前日に駆け込みで行ったのですが、入場は無料で小春日和の土曜日と言うこともあってか、私が会場を出る頃には入場制限をしながらの長蛇の列となってました。入場した昼前は全く並んでいなかったので、早めの入場が良いようです。長時間並んでまで入ることはない気もしますし、中も美術館と違い、混んでくると動線が最悪になります。会期は延長され、2月18日までです。お子様連れでも気兼ねなくいけますので、何となくすることがない天気の良い休日の朝に是非。(月?水は休みです)

蛇足ではありますが、同日に資生堂ギャラリーで行われている曽谷朝絵展(1月31日で終了)と銀座gggで行われているアーカイブ収蔵品展II?田中一光ポスター1953?1979(2月25日まで)も見てきました。こちらは両方とも量こそ少ないものの力量を感じる展示でした。両ギャラリーともいつも無料(多分)なので、銀座で人ごみに疲れた時などにお勧めします。

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