月: 2011年3月

見つめるもの

私が毎日何十回も見つめているもの、私の震度計(隣の方の三角定規)。
3月11日の衝撃の日から、少しでも揺れを感じるとすぐにこの三角定規を見つめてしまうのが私の癖になってしまっています。
最近では揺れていなくても揺れているように感じるあり様です。
まだまだ余震も続き落ち着かない日々ですが、節電をして、自分にできることを考えていきたいです。


節電で生活を豊かに

先日の地震で結設計では本棚の本が崩れ落ちたり思い本棚が数十センチ動いたりと、その力の強さを思い知らされました。この事務所にいるだけでも相当恐ろしかったのですが、東北地方太平洋側の恐怖たるや正直想像がつきません。私は徒歩で帰宅できましたが、泊まりになったスタッフもおり、これが震度7となるといったいどうなってしまうのでしょうか。防災への意識がずいぶん甘かったとな思いました。

さて、被害はかなり少なかった東京でも輪番停電が4月末まで(もっと?)続きそうですが、全体の節電により停電しなくても済みそうとなればベストだと思います。停電以外の時間もなるべく節電することを心がけて原子力発電が無くても済む、もしくは頼る割合が減るならそれにこしたことはないと思います。

無駄な照明を消すとかは当然として、例えば米は炊飯器を使わずに強火、弱火を使い分けるだけでガスと鍋で簡単に炊けます。
下準備は炊飯器と一緒で、強火で沸騰するまで過熱し、沸騰したら弱火にして15分程度加熱し、火を止めてさらに10分程度蒸らします。
私は以前からこの炊飯器を持っていないのでこの炊き方です。
炊く時間は気温等で少々調整してますが、とてもおいしく炊けるので是非お試しを。

炊けたご飯は冷凍しておくと後からもおいしく食べられます。解凍は電子レンジではなく蒸し器を使うととてもおいしく食べられます。蒸し器があれば米以外も解凍できますし、もちろん蒸し料理もできますので是非お試しを。

白熱球を電球型蛍光灯にすると約1/3の消費電力になります。白熱球独特の魅力は薄れますが、特に不便ではないので(立ち上がりは悪いですが)是非お試しを。懐に余裕がある方は電球型LEDでさらに節電できます。

髪を乾かす前にタオルでしっかり水分を取るとドライヤーの時間がかなり変わります。熱による髪の傷みも減ります。もう一歩進んで自然乾燥まで行けばキューティクルが増すことでしょう。是非お試しを。

あまり例が思いつかず恐縮ですが、節電が「仕方ない」から「やってよかった」に変わればいいなと思います。


今、地震が・・・・

今、宮城沖地震で、十階の事務所が大きく揺れている。

その後も余震で揺れている。今日は六町の現場で上棟のため出ようとしたら大きく揺れて、思わず四方八方の棚を押さえてしまった。現場に行かなければと駅まで行ったが、電車はすべて止まってしまい、再開の目途が立たないという。携帯で連絡とろうとしても通じない。しょうがないから事務所に戻った。案の定エレベーターが二階で止まったままだ。階段で十階まで上り、事務所にたどり着いたら、建て主さんからも現場に行けないからよろしくとのメールがパソコンに入っていた。工事屋さんの事務所に固定電話が何とか通じ、状況を聞いたら、クレーンを使用しているから心配したが何とか上棟できたので、今日はきりのいいところで切り上げることにしたとのこと。

又余震で大きく揺れている。

今日は終電まで電車が動かないかもしれない。食料の確保が必要かも。コンビニは人が込んでいるみたい。どうも仕事にならない。今日のブログはこれで終わる。


満開です。

立春から一月以上経過したというのに、まだまだ寒い日が続いております。
この一月の間に雪が2回降り、暖かくなるのが待ち遠しいかぎりです。

とはいうものの、自然界では敏感に春の訪れを察知しているようで、気候の変化を私達の目に見せてくれます。
写真は早咲きで有名な「川津桜」です。

既に3週間くらい前から咲き始めている樹もあり、個体差はあるものの先々週から先週くらいが満開でした。
風はまだまだ冷たいものの、目に見える春を感じると少し暖かくなったように思えてしまうから不思議なものです。


春かな…

今週の水曜日(2日)に一ツ家K邸の現場で工務店と打合せをしてきました。
現在は基礎が打ち終わって、来週には建て方が始まる予定です。
この日は天気が良く、やっと春が来たと思うほどの天気。

現場の近所の犬も気持ち良さそうで、

現場の前の公園でひなたぼっこをしたいほどでした。

春が来るとうきうきしながら事務所に帰ったのですが、その日は帰りが遅くなり、帰宅時にはまた寒くなっていました。
その日からまた寒い日が続き、体調管理が難しい季節の変わり目です。


DEWS工法 床パネル設置(建て方のその2)

新工法「DEWS工法」の建て方」のつづきです。
床パネルの設置の説明の前に、HPとブログを見た方から質問があった「DEWS」の読み方ですが、私たちは「デューズ」とよんでいます。

大部分の壁パネルが建て終わったところで、壁パネルと床梁に床パネルを受ける金物を取り付けます。

床受け用の金物が取り付け終わったら、床パネルを金物の上にのせていきます。
床パネルの金物がくる所には、プレカットされた欠き込みがあり、そこに金物をはめていく感じです。

床パネルが設置された状態。床パネルも壁パネルと同じカラマツ集成材です。木の風合いがよい感じなので、このあとフローリングを張って隠れてしまうのがもったいないですね。

まさに木に囲まれた空間です。

キッチンができるあたりから、居間になる方を見たところ。キッチンの天井は、上にロフトがくることもあって、低く抑えてあります。そのかわり居間と食堂の天井は高いです。屋根ができて天井が、見えてきたらその辺をご紹介しますね。

大部分の壁パネルが建て終わって、足場を建てる前の状態です。この後足場がまわりに建てて、頭つなぎを施工します。
足場が外れるまでは、外観全体を見ることができなくなります。次に全体が見えるときは、ほぼ完成の頃です。