月: 2011年7月

ドライブ

先日、高速道路「休日1000円」が終わるとこいうこともあって車で西の方へ出かけ、滋賀県の長浜市にある長浜城歴史博物館に行ってきました。
長浜城は現在放送されている大河ドラマの主人公、浅井三姉妹にとても縁のある地で、他の場所でも展示会等のイベントが催されていて、観光客でにぎわっていました。
帰りは、北陸自動車で海沿いを北上し、長野を通って埼玉に帰りました。
家の中で座って作業している時より、電車や車などに乗って移動している時の方が自然と考えごとに集中できて、普段思いつかないようなことがふと頭に浮かんだりします。
たまにはどこか遠くへ行くのもいいものだなと思いました。


節電の夏

先日関東地方も梅雨明けし、ついに夏本番といった感じです。

今年は、平年よりも10日から15日程度早く梅雨が明けたそうです。そして、気温の高い日が続いております。毎年夏になると「昨年より暑い気がする」と思ってしまいます。
毎年来る夏なのですが、今年の夏が例年と大きく違う点は“節電”をとても意識しているという事ではないでしょうか。結設計でも、震災以降は今まで以上に節電を心がけています。

そんな中、少しでも電気の供給量を増やすべく火力発電所を再稼働させるなどの対応がとられています。地元にある火力発電所も再稼働されることになり、先日より発電が開始されたそうです。停止していた火力発電の再稼働に加え、新たに移動式ガスタービンを設置するなど、様々な対応がとられているようです。

様々なデータが有るようですが、家庭で使用される電力の約25%をエアコンが消費しているとも言われています。それにつづき、冷蔵庫と照明が共に約16%だそうです。いかにエアコンを効率良く使いこなせる住宅にするかが電力使用を抑えるポイントになります。家自体の断熱性能や気密性は今まで以上に注目されることになりそうです。

電力不足はこの夏を乗り切れば解決するという訳ではなく、今年の冬・来年の夏・・・とつづくことが容易に想像できます。今住んでいる家ではどのような対応が可能なのか、またどのようにしたら省エネで快適に生活することができるのか。今まで当たり前にあった電気に対して考えさせられる夏になりそうです。


仮設住宅の現場から戻りました


岩手県の仮設住宅の現場が終わったので東京に帰ってきました。
竣工後の資料提出などもあるので、岩手県にはこの後も何度か行くことになるかもしれませんが、一応東京に戻りました。
約1ヶ月半の間ほぼ被災地にいたことになります。
東京に帰ってきたら別世界に来てしまったような不思議な感覚を覚えました。

仮設住宅の報告は、改めてブログに書こうと思っています。(撮ってきた写真の整理だけでも時間がかかりそうです。)


乾式工法と湿式工法

現在平行して現場監理をしている住宅の外壁が、「乾式工法」と「湿式工法」です。

一ツ家K邸
善福寺M邸

「乾式工法」
工場で生産されたパネルや合板などを現場で取り付ける工法です。養生期間の必要が無いので、天候に左右されることなく工期を短縮できます。
一ツ家K邸では、外壁のメンテナンスなどを考慮し、タイル調のサイディングを選択しました。

「湿式工法」
現場で水を混ぜながらつくった、モルタルや土壁などの材料を使う方法です。施工は天候に左右され、乾燥の為の養生期間が必要なので工期は長くなります。現場作業なので手間はかかりますが、材料の種類や調合方法で様々な質感や雰囲気が楽しめます。
善福寺M邸では、落ち着いた雰囲気や街並みを考慮して左官を選択しました。
湿式工法ゆえに、こちらはまだ下地の段階です。


長谷寺


長谷寺の登廊

先週末、京都・奈良にある長谷寺、室生寺、大神神社に行ってきました。
京都は何回も行ったことがあるのですが、奈良はよく考えてみると中学校の修学旅行で、急ぎ足で東大寺と奈良公園で鹿にしかせんべいをあげたことがあるだけの1回だけだなと思いました。
長谷寺は本堂までに約400段の長い登廊があり、とても蒸し暑い日でハアハア言いながら登り、観音様に会う頃には汗ダラダラになっていましたが、本堂に入るとひんやり涼しく、僧侶たちの読経を間近で聞いているととても信仰深い気持ちになっていました。
本堂からの眺めはとても見晴らしが良かったです。
長谷寺は西国三十三所巡礼の8番ということでしたが、この西国三十三ヵ所の観音霊場は、私の実家がある秩父の三十四ヵ所、坂東三十三ヵ所と共に日本百番観音と言われているらしく、今回初めて知りました。この機会に、西国三十三巡礼で奈良を旅行してみるのもいいかなと思いました。
ちなみに、秩父三十四巡礼はまだ果たしたことがありません。
秩父札所本尊の観音像は通常は秘仏として厨子内に納められているのですが、12年に一度、午年総開帳と言われ午年の年にだけ扉が開かれます。この年に秩父札所巡りもしてみようと思いました。