節電の夏

先日関東地方も梅雨明けし、ついに夏本番といった感じです。

今年は、平年よりも10日から15日程度早く梅雨が明けたそうです。そして、気温の高い日が続いております。毎年夏になると「昨年より暑い気がする」と思ってしまいます。
毎年来る夏なのですが、今年の夏が例年と大きく違う点は“節電”をとても意識しているという事ではないでしょうか。結設計でも、震災以降は今まで以上に節電を心がけています。

そんな中、少しでも電気の供給量を増やすべく火力発電所を再稼働させるなどの対応がとられています。地元にある火力発電所も再稼働されることになり、先日より発電が開始されたそうです。停止していた火力発電の再稼働に加え、新たに移動式ガスタービンを設置するなど、様々な対応がとられているようです。

様々なデータが有るようですが、家庭で使用される電力の約25%をエアコンが消費しているとも言われています。それにつづき、冷蔵庫と照明が共に約16%だそうです。いかにエアコンを効率良く使いこなせる住宅にするかが電力使用を抑えるポイントになります。家自体の断熱性能や気密性は今まで以上に注目されることになりそうです。

電力不足はこの夏を乗り切れば解決するという訳ではなく、今年の冬・来年の夏・・・とつづくことが容易に想像できます。今住んでいる家ではどのような対応が可能なのか、またどのようにしたら省エネで快適に生活することができるのか。今まで当たり前にあった電気に対して考えさせられる夏になりそうです。