永山の家も足場が取れました。
永山の家の内装は左官仕上げです。
先日現場に行きましたところ、職人さんが左官仕上げの下地となるパテ処理をしていました。
塗り壁に凹凸が出ないように、釘や材の隙間部分をパテで覆うとても大事な作業です。
今回使う左官材はケルザイムという化石が主成分の左官材で、粒子が細かくとてもなめらかな左官材です。
高い調湿効果が期待できることから収納の中も全て左官仕上げにしています。
とても熟練した左官屋さんですが、収納の中までも左官を塗るのは初めてとのことでした。
永山の家も足場が取れました。
永山の家の内装は左官仕上げです。
先日現場に行きましたところ、職人さんが左官仕上げの下地となるパテ処理をしていました。
塗り壁に凹凸が出ないように、釘や材の隙間部分をパテで覆うとても大事な作業です。
今回使う左官材はケルザイムという化石が主成分の左官材で、粒子が細かくとてもなめらかな左官材です。
高い調湿効果が期待できることから収納の中も全て左官仕上げにしています。
とても熟練した左官屋さんですが、収納の中までも左官を塗るのは初めてとのことでした。
まさに冬本番といった気候ですが、そんな中でも安曇野の現場は着々と進行中です。
平屋建ての住宅ということに加え、同時に二棟の工事ということもあり、基礎だけの状態でもかなり広いです。
大工さんの手際の良い作業により、冬本番前には屋根がかかり雪などが構造躯体や屋根下地に積もることを避けることができました。
安曇野の家の屋根には屋根通気工法及び製作棟換気を採用している為、屋根工事にはかなりの時間がかかるのではと心配したのですが、それも大工さんの手際のよさによりとてもスピーディーに進みました。
二棟には様々な違いがあり、その一つに軒裏の仕上げがあります。
一棟は小幅板の軒裏、もう一棟は日本建築独自の垂木を見せた構造です。軒の出は両方とも1m50cm出ているのですが、その仕上げの違いにより全く雰囲気の異なる住宅となります。
垂木を見せる軒裏は、軒裏の美しさを見せる為に細い化粧垂木を取り付けることが一般的なのですが、そうしてしまうと構造材の垂木と化粧の垂木とで軒先がかなり大きくなってしまいます。加えて、深い軒の場合は構造用の垂木のサイズも大きくなり、更に軒先が大きくなってしまうのです。
それをいかに小さくし、軒裏の美しさ、屋根の軽快さ、屋根通気工法など複数の項目を含んだ屋根にするかということに設計時にかなり苦労しました。
これならいけると書いた図面は大工さんにとってとても手間のかかるものとなりました。
大工さんと相談し、効率よく施工できるように加工などを検討してもらい、完成したのが写真の軒裏です。
とても綺麗な仕上がりです。
年末までの現場に比べ、年を明けてからなんだか現場が急速に進み始めたような気がします。
先週立ち会った瑕疵担保検査も問題なく済みました。
サッシも取り付き床の下地が張られ、部屋の内部の様子が見えてきました。
南側の2階天井は垂木アラワシの仕上げとなっていますので、天井が高く、とても広々とした部屋になります。
外壁の集成材の間の押縁もよく馴染んでいて、すごくキレイに仕上がってきています。
外壁はそのまま集成材アラワシとなりますので、まだ屋根のかかっていない時は特に養生に気を付けました。最近は晴れの日が続いていますが秋頃はとても天気が変わりやすく、草加市のピンポイント天気予報でチェックし、天気が悪そうな前日はブルーシートですっぽり覆うので、レインコートを着ているような感じになっていました。
2011年私の最後の仕事です。
28日が結設計の仕事納めで大掃除&忘年会をもって終了し、29日の朝には実家に戻り31日の昼まで母の仕事の助手に徹していました。
母は生け花の先生で年末の数日間は旅館や飲食店、個人宅などにお正月仕様のお花を生けに行くのでかなり忙しく私は学生の頃から駆り出されていました。
冬の寒い中外で竹を切って油で磨いたり鉄花器を運んだりと、割と重労働な仕事で深夜にも及ぶことがありますが、忙しさの中にもいよいよ年末だなぁと季節感を強く感じる瞬間でイベントとして捉えているようなところがあり、母の仕事を手伝うのは好きです。
今回の枝は蝋梅と紅梅を使っていて、建物の中ですと暖房がよく効いているので元旦を迎える頃には満開になっていたりします。
昨年は状況の変化が著しく、忙しいのか忙しくないのかよくわからないような状態であっという間に1年が過ぎてしまい、最後の最後まで慌しかった印象です。
実家に帰ってやっと年末・お正月の気分を味わえました。
5日の仕事始めの日から既に今年も早々に慌しくなる予感がしましたが、作業に追われるのではなく、考える時間も大切にして、時間をコントロール出来るようにしていきたいと思います。
2012年の仕事始めです。
写真は毎年元日の深夜に初詣に行く『鶴岡八幡宮』です。
昨年は建築のありかたを含め様々な事を考えさせられる年でありました。
本年はそれらの事を活かしながら、実のある一年としたいと思います。
本年も宜しくお願いいたします。