月: 2014年4月

大きな落書き2

大きな落書きをしている子が見つかりました。

 

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落書きが大胆に変化しています。大きな方眼紙が出てきました。落書きが見つかり大きな布で隠れて書こうとしているのでしょうか?

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那須の家 見学会無事終了

那須の家の内覧会が無事終了しました。たくさんの方に来ていただきました。ありがとうございました。IMG_3149-2
居間の壁を見たところ。右側に見える窓の外は北側の庭になっていて、植木を植える予定です。
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居間から離れを見たところ。間に合うか心配だったデッキは、完成していてほっとしました。(加藤)


那須の家 見学会は今週末

那須の家は、今週末の19日と20日に内覧会ということで、先日現場の様子を確認してきました。
建物内部は、ほぼ完了しています。残っているのは家具の建具の取付等。
那須の家の内覧会にご興味のある方は、事例案内申し込みフォームよりお申し込みください。お問い合わせただいた方に詳細をご連絡致します。
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床の養生が取れました。フローリングは着色塗装です。
杉角材の壁の向こうに見える引き戸をグレーにしてみました。杉の角材壁との色の対比がいい感じです。

この那須の家の母屋には基礎蓄熱式暖冷房を入れています。
居間や食堂・キッチン、寝室はもちろん浴室やトイレも含めた家全体が、ほぼ同じ室温になるので、ヒートショックになりにくい家になっています。また、杉の角材壁が大きい蓄熱材として働くので、通常の軸組工法の家よりも、室温の変化が緩やかになります。
この基礎蓄熱暖冷房の熱源のヒートポンプは、夜間電力で稼働するので、電気代も抑えられます。
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居間の南面は全面窓なので、明るいです。南面の窓には、巾2.6m。高さ2.2mの大きなペアガラスの窓もあります。
奥に見えるキッチン回りは焦げ茶に塗装。
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和室の壁の和紙貼りも完了していました。杉の角材壁に直接和紙を貼ってみました。壁の凹凸が和紙を貼ることでよくわかりますね。この凹凸が面白い表情になっています。
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外観。外部では、デッキ工事の準備中。この日は天気がよかったので、那須の山がきれいに見えました。


大きな落書き

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家を新築すると、子供さんの落書きを、皆さん心配されます。

でもこれだけ大きな落書きならどうですか?

大の大人、三人がかりの特大の落書きです。子供の落書きなんてかわいいもんです。

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事務所の隣のビルが外壁補修のため、外壁のモルタルとコンクリート躯体との間に空洞ができていないかどうか、先端に鉄球が付いた打診棒でたたきながら調べ、ひび割れ部分に印をつけたところです。

印のところに、これからエポキシ樹脂を注入し、再度仕上げをすると思います。その時はまた報告いたします。


保存される建築物‐2

先日のブログに、重要文化財に指定されている建築も展示されていると書きましたが、その中のひとつが「東松家住宅(とうまつけじゅうたく)」です。
明治20年台後半まで油屋を生業とし、その後、昭和の初めまで堀川貯蓄銀行を営んでいたとされるこの住宅は3度もの増改築の末 明治34年に現在の形になったそうです。
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江戸時代末期には平屋建てだったそうですが、明治24年以降に改築と2階部分の増築を行い明治34年に3階部分の増築を行ったというこの住宅は、入り口を入ると3層の吹き抜けの土間が広がります。これは、2・3階にある奥の部屋まで光を取り入れる為と、上階に住む主人が1階の店の様子を把握できるようにとの工夫だそうです。

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今で言う店舗併用型住宅ですので、店舗のほか居住スペースもあり2階には茶室も用意されています。吹き抜けに面した廊下はあたかも路地のように計画され、茶室手前の待合に入る戸の壁側には半円形の障子の入った壁があります。
客人が待合に入るときに入り口の戸を開けるとこの障子に戸が掛かり、半円形の障子の裏手にある部屋に光が届かなくなることで部屋で待っている主人が客人の到着を知ることのできる仕組みとなっています。
とは言え、半円形の障子がある手前には引き違いの障子があるため客人の到着はそんなことをしなくても判るのですが、主人の遊び心がふんだんに盛り込まれておりとても面白いです。
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現在では木造3階建ても一般的になっていますが、現行の建築基準法で準防火地域内での木造3階建ての建築が可能になったのは1987年のことです。
3階建てにする理由は土地の有効活用という目的が多く、また、構造的な理由もあり3層の吹き抜けを設けた木造3階建ての住宅を見ることは無いように思います。
明治時代は3階建てにする理由も現在とは大きく異なり、とてもダイナミックで贅沢な空間構成となっていました。


南米ボリビア ウユニ塩湖

去年に南米のペルー、ボリビアに海外旅行に行きました。写真はその時のものでボリビアにあるウユニ塩湖です。
以前のブログでウロス島の食べられる建材「トトラ」について書きましたが、今回は食べられる建材「塩」です。

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写真は、ボリビア西部にある都市ウユニから車で1時間ほど進んだところに位置する広大な塩の大地、ウユニ塩湖です。

白いのは、雪ではなく全て塩です。

都市ウユニは、ボリビアの首都ラパスから約550キロメートルのところにあり、これまではほぼ車での移動手段しかなかったのですが、2011年に空港が開設され飛行機による移動が可能となり、格段に行きやすくなりました。そのせいもあってか、最近はメディアにもよく出て、旅行ツアーも多いです。

この大量の塩は、数100万年前に海の下に沈んでいたアンデス山脈が隆起した際に大量の海水がそのまま山の上に残されることとり、さらにこの地域は乾燥した気候であったこととウユニ塩湖が流出する川を持たなかったことにより、干上がってこのような広大な塩湖が出来たそうです。

ウユニ塩湖の広さは約12000k㎡、標高は最高地点で3760m、季節は5月~11月頃が乾季、12月~4月頃は雨季となり、2つのまったく違う風景が見られます。

ウユニ塩湖はほとんど高低差が無いので、雨で冠水すると数cmの水が波も立たないほど薄く広がり、水が蒸発するまでのわずかな雨季の期間に「天空の鏡」と言われる、水に空が反射した巨大な鏡が出現します。

私が行った時は5月の連休で乾季になりますが、その年は雨量が例年よりも多かったそうで、ところどころに水が残っている状態でした。
乾季は塩湖内を4WD車で移動できますが、雨季になると水が張ってしまい、車が塩で傷んでしまうので奥までは行けないそうです。
乾季でしたが、塩を数cm掘ると水がしみ出てきます。
完全に表面が干上がっているところは、塩の結晶の模様になっていました。

結晶

ウユニは塩の生産と観光が産業のほとんどを占めていて、塩湖の周囲に住む人たちは、塩を国内外に販売しています。一般の食用の塩は、湖の表面の塩を削り取り1m程度の高さの小山を作って乾燥させて作ります。また塩湖に斧で切れ目を入れ、数十cmないし1m程度の大きさの立方体に切り出すことも行なわれていて、ブロックのまま別の塩精製施設に運んだりして使われています。運んでいるトラックを数台みかけました。

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塩湖に行く前にこの塩精製施設に行ったので、いつかは塩が枯渇してこの産業も廃れてしまうのかなと心配してしまいましたが、塩湖を見た瞬間そんな心配は吹き飛んでしまいました。近い将来では無さそうです。

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塩をブロックのように直方体の形に整え、建材として使われているホテルがあります。
床には白い砂が敷きつめられているのかと思いきや、塩です。
座るベンチも塩で出来ています。
大量の塩は様々な使われ方をしています。

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