八幡町の家(リノベーション)

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お子様の誕生をきっかけにご両親が住む実家の2階を改築し、2世帯家族としての新しい生活を望まれました。家族の成長に伴い増築やリフォームを重ね大切に住まわれてきた家で、今回は4度目の大規模なリニューアルです。

2階は床面積を可能な限り広げ、若い世帯が心地よく生活できる広さを確保しています。LDKと夫婦室は梁をあらわし天井の高さを活かし、斜線で天井が低くなってしまう北側は水廻りと食品庫としました。下階への採光を遮らないよう設置した2階のバルコニーと呼応するように、1階親世帯のLDKからつづく犬小屋つきのデッキを新しく設置し、庭の楽しみ方もリニューアルしています。1階は寝室として使う和室に吊押入れの収納を増やし、共有スペースの玄関ホールはガラス面をふやし明るくしています。

法制度やコストパフォーマンス、既存住宅の間取りや敷地環境など増改築は何かと制約は多いですが、どれだけ新しさや豊かさを生み出せるかという住宅設計の手法はかわらないと感じます。

所在地:東京都東久留米市
家族構成:夫婦、子供、親夫婦
構造:木造 2階建て
施工:株式会社ODA建設
担当:藤原・青島