空環居

この家の中心は空(くう&そら)です。模様と地の関係でいけば模様(中心)が外で地(周囲)が内です。ポジとネガが逆転しています。メインの庭を三方建物で囲みどこに居ても視線を集める何も無い(空―くう)庭でもって住まいの象徴的一体感を創り出し、居間から見える視界は1m上がった土地の特性を活かし1.2mの塀と車寄せの屋根で道路からの視線をさえぎりつつ開放感とプライバシーを確保しています。そしてこの空間は庭を見せているようで実は軒先で弓なりに切り取った美しい空を見せているのです。

構造:木造2階建+一部鉄筋コンクリート造
敷地面積:249.8平米(75.7坪)
延床面積:287.7平米(87.2坪)
施工:杉浦組