カテゴリー: 安曇野の家

一ヶ月点検

先日、安曇野の家の一ヶ月点検に行って来ました。
安曇野の家の玄関は畳敷きになっており、壁の一部をくりぬいて造った飾り棚は雰囲気良く飾られていました。

家具等も落ち着いた色調で統一され、とても気持ちの良い空間でした。


遊び心満載の和室

安曇野の家の和室は遊び心が満載です。
床の間の奥にはわざとインパクトのある柄を使いました。

実は、床の間の奥は襖になっていて開けることが出来ます。襖にしたので、建て主さんと相談してあえてこの柄を選択しました。

襖を開けたときは書院として使うことができ、脚は床板(机)の下のスペースに入れられます。掘り炬燵のようなイメージです。
また、この書院は手前にも襖があり、手前の襖をを引き出すことで隠せるようになっています。この襖は壁のように見せたかったので、壁に似た色の襖紙大判1枚貼りにしました。

襖を何枚も様々な位置で引き込む構造はかなり複雑になりました。また、引込んだ襖が隣の押入れに干渉するため、押入れの機能を落とさずにするにはどのようにしたら良いかなどかなり考えました。襖自体に引き手を設けてしまうとそこに建具があることがまる分かりになってしまうため、建具の移動と意匠の両立にも気を使いました。そして、大工さんや建具屋さん、経師やさんにもかなりがんばってもらいました。

最近あまり見なくなった舞良戸(まいらど)を建て主さんの希望で入れてみたりと、面白さも満載です。


居間からの眺め

夏本番を迎え気温も高くなってきました。気温が上がるにつれ植物は緑を濃くしていきます。
冬場は枯れていた隣の土地の雑木林が、居間から見たときにとても良い感じになりました。大きな窓を開け放つと、前面の緑が更に心地よく感じられます。

春から秋は草木の色の変化を、冬は雪景色を楽しめる庭になりそうです。


天井の仕上げ

安曇野の家の内装工事も進んできました。
以前のブログでも紹介しましたが、安曇野の家は、和風と和風ではない二棟からなっていて、それぞれに違いがあります。
そのため仕上げも様々です。

天井の仕上げもその一つで、軒裏から続く小幅板天井の他、葦ベニヤ(左上)・網代ベニヤ(右上)・桧縁甲板(左下)・杉練り付けベニヤ竿縁(猿棒面)天井イナゴ張り(右下)、その他和紙貼り(現在未施工)など、部屋の機能や雰囲気により使い分けています。

内装仕上げが見えてくると、いよいよ竣工が近づいてきた感じです。


現場進捗状況

寒い時期が終わり、安曇野の現場も心地よい気候です。

工事の状況も、外壁の左官の仕上げに取り掛かるところまでやってきました。
2棟の外壁下地には若干の違いがあるものの、同じ仕上げとなるため工事も2棟同時に進めます。

↑木ズリ板を張った状態です。
外壁通気工法を採用しているため、木ズリ板と断熱材との間には通気層がつくられています。

↑木ズリの上に防水層とラス網、左官の下地を塗った状態です。この状態でしばらく乾燥させた後、いよいよ仕上げとなります。
現場で、左官屋さんに製作してもらったサンプルで色味や質感などの仕上がりも確認してきました。


風景との融合

外壁の下地も出来上がってきたことで、建物と風景とがイメージしやすくなってきました。
平屋で高さが低く抑えられていることと、屋根と稜線がほぼ同じ勾配であることで、建築自体が風景を壊さず景色に馴染んでいるのを見ていただけるのではないでしょうか。
左官の壁が仕上がれば落ち着いた感じになり、更に良い雰囲気になると思います。

以前ブログに紹介しましたが、二棟の軒裏の違いも明快になりました。

垂木を見せた和風の軒裏も屋内の天井から続く小幅板天井も、両方ともきれいに仕上がっています。


真冬の作業

安曇野の家は、サッシ取り付け工事が順次進んでいます。
写真中央部のサッシは南側に面した引分け型で、全開にした時の開口巾は約3mにもなる大開口のサッシです。

大開口を開け放つと室内天井の小幅板が軒裏ヘとつながり、リビングの空間は外部に設けられるデッキへとつながり、内外を一つの空間として楽しむことが出来るようになります。
建築場所は長野県の中でも比較的雪の少ない地域ですが、雪が積もる程の気温の中でも着々と竣工に向けて進行中です。


軒の出

まさに冬本番といった気候ですが、そんな中でも安曇野の現場は着々と進行中です。
平屋建ての住宅ということに加え、同時に二棟の工事ということもあり、基礎だけの状態でもかなり広いです。

大工さんの手際の良い作業により、冬本番前には屋根がかかり雪などが構造躯体や屋根下地に積もることを避けることができました。
安曇野の家の屋根には屋根通気工法及び製作棟換気を採用している為、屋根工事にはかなりの時間がかかるのではと心配したのですが、それも大工さんの手際のよさによりとてもスピーディーに進みました。

二棟には様々な違いがあり、その一つに軒裏の仕上げがあります。
一棟は小幅板の軒裏、もう一棟は日本建築独自の垂木を見せた構造です。軒の出は両方とも1m50cm出ているのですが、その仕上げの違いにより全く雰囲気の異なる住宅となります。

垂木を見せる軒裏は、軒裏の美しさを見せる為に細い化粧垂木を取り付けることが一般的なのですが、そうしてしまうと構造材の垂木と化粧の垂木とで軒先がかなり大きくなってしまいます。加えて、深い軒の場合は構造用の垂木のサイズも大きくなり、更に軒先が大きくなってしまうのです。
それをいかに小さくし、軒裏の美しさ、屋根の軽快さ、屋根通気工法など複数の項目を含んだ屋根にするかということに設計時にかなり苦労しました。

これならいけると書いた図面は大工さんにとってとても手間のかかるものとなりました。
大工さんと相談し、効率よく施工できるように加工などを検討してもらい、完成したのが写真の軒裏です。

とても綺麗な仕上がりです。


安曇野の家 配筋検査

いよいよ安曇野の家が着工し、先日配筋検査に行ってきました。
現場監督やプレカット屋さん、暖房屋さんとの打ち合わせもする為、午前中に到着するように出発したのですが、早朝は電車の本数が昼間以上に限られ長野駅経由とかなり遠回りの路線となりました。その分出発時刻も早いのです・・・。

しかし、早起きは三文の徳とは良く言ったもので、道中に日本3大車窓の1つを望むことができました。快晴に恵まれた為、その眺望たるや素晴らしいものでした。
現場も天気に恵まれ、晴天の中での配筋検査となりました。