カテゴリー: 東久留米の家

久々ですが現在進行中

東久留米の増築現場は現在塗装工事中です。

既存の構造材の梁や柱を、ほぼ黒に近いエボニー(黒檀)色の浸透性のオイルで仕上げています。家具はチークの床材にあわせて濃い目の茶色としました。まだ一度塗りの状態ではありますが、柱や梁を塗装して空間がぐっと大きく変化したように感じました。左官の壁の仕上がりが楽しみです。

元は壁の中に隠れていた柱や梁ですので、ホゾ穴等がところどころにあります。それらをひとつひとつ大工さんが丁寧に補修されている最中でした。埋め木しやすいよう穴の余分な部分をノミで削り、少し大きめの材をきつめに埋めて表面を綺麗に鉋で削り、最後に塗装します。

埋め木をする形は単純な形ばかりではないので、腕の見せ所でもあります。昔の柱は現在のものと寸法が違ったり、多少歪んでいたりと、壁を張る前の下地調整が結構大変だったとのこと。綺麗に整えられた出来上がりの状態ほど、ぱっと見てまったくひっかかるところがないので、そういった工事過程での職人さんの苦労になかなか思いが及ばないものなのですが、この仕事に限ってはそうではないなあと思いました。

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増築の解体がはじまって

増築現場の解体が始まりました。

一階部分を残しそこで生活しながらなので、工事屋さんとしては通常の一棟丸ごと解体する場合よりかなり気を使う部分はあると思うのですが、結構簡単に骨組みだけになってしまうものだなあ、と感じました。これから2ヶ月ほどで、必要部分に筋交いで補強し、既存の梁や柱を可能な限り残しながら、屋根なりに天井を貼ってLDKの大きな空間を確保し、必要な個室や収納を整え、設備機器を新たに設置していくことになります。

増築を経ながら30年近く家族の成長を支えた後、2、3か月の工事期間でリフレッシュして、新しい世代の住まいとしてまた生まれ変わる・・・。木造建築の柔軟性を感じています。現実としては、新築と比べると確かに大きくつく経済的負担や法律上の制約の存在が、木造建築としての可変性を活かし切れていない原因のひとつだと思います。

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