カテゴリー: 豊川の家

一年点検で学んで来たこと

被災地の造成ができ始め、森の貯金箱事業で始めた工法の住宅の評判を聞いた方の相談が増えたせいで、出張が多くなり、いや、単なるサボリのせいで、久しぶりのブログです。過日、豊川の住宅の一年点検に行って参りました。
330
竣工時のブログ写真と比較して頂くとよくわかりますが、見違えたのは庭の植栽です。ふんだんに植えられてあり、これなら内部が窺い知れなく、プライバシーの心配がありません。話に聞くと飯能の家の造園屋さんで修業して来た方に依頼されたとのことです。飯能の家の庭は、つくばで漸く完成した住宅の建て主さんも気に入ってらして、別の方ですがやはり知り合いの造園屋さんを紹介し、今工事中です。
329
庭の中に入って感心したのは、鬱蒼としているようで案外中はまとまったスペースが確保されていました。
333
その庭で発見したのは、写真にちょっと見える、自動給水装置です。かつてこのような自動給水装置を設計すると、工事費が予想以上にたかく、しかも詰まる故障が多く保証できないといわれ、諦めたこともたびたびでした。
339
豊川の建て主さんは、ネットで見つけたということで、要した費用は2,3万円だそうです。二口用意した蛇口の一方に取り付け、タイマーで自動で給水でき、センサーで雨の時は止まるようになっているとのことです。
343
肝心の住宅はとてもきれいに使っておられて竣工時より心地良さそうな家になっておりました。こちらの建て主さんは優れた技術屋さんで、工事中も教えられることが多かったのですが、できてからの工夫でも優れていて、一年後もまた教えられてしまいました。


豊川の家(愛知県)内覧会のご案内

豊川の家は8月に竣工・引き渡しを終えました。
建主様のご厚意により11月29日(土)に内覧会を開催できることになりましたのでご案内致します。

豊川の家は、3年ほど前に依頼された若い家族のための住宅です。住宅設計の依頼のされ方は様々ですが、豊川の家の場合は実に爽やかでした。
私どもへの依頼はホームページを見て来られる方が多いのですが、通常 一度来られて、こちらの話を聞いて品定めをされ、一度帰られて、他の設計者やメーカーまたは工務店と比較した上で数日あるいは数か月 時には数年後に改めて来られます。
この豊川の家の方は、愛知県からわざわざ東京の事務所まで御出でになったのですから、当然他の方にも会われるのだろうと思っておりました。ところが1~2時間ほど話されて、それではお願いしますということでその場で設計契約されました。話を聞くに、「いろいろ検討して3年以上も前から決めていて、ホームページを注視していた」とのことでした。これほど爽やかな依頼はありませんでした。当然ながら設計者としては意向をより尊重し、距離に関係なく励まざるを得ない気持ちになりました。
P1120544
敷地は階段状の古い造成地で、道路より80cm程高い位置にあります。道路際に二台分の車庫を設け庭との間がアプローチです。
P1120543
玄関を入ると階段越しに一段高くなっている隣の擁壁が見えます。この手前に植栽を植えると玄関から緑が見えるようになります。
階段に這い出している円弧上の壁の中はトイレの手洗いスペースになっています。
P1120485
P1120497
南側隣家の敷地が低い分二階の見晴は良く、一階で日差しをあまり必要としない部屋の上部に食事ができる広さのテラスを確保してあります。
P1120535
居間の北側には図書スペースを設けてあります。ここはキッチンそばなので勉強の面倒も見てあげられます。
P1120452
食堂とキッチン、その後ろは食品庫になっています。
P1120434
居間と子供室の間には少しの廊下があるのですが、空間的には一体となっているため部屋に籠らず出てきやすい間取りとなっています。階段を上がると書斎があり、展望台に出られます。
P1120439
P1120460

内覧会は、プライバシー配慮のため予約制とさせていただいております。見学希望の方は事例案内申し込みフォーム、または結設計宛にメール・FAXにてお気軽にお申し込み下さい。
お申し込みの際には、「豊川の家内覧会参加希望」と明記していただき、住所、氏名、連絡先、参加人数をご記入下さい。
参加申し込みのご連絡を頂いた方に、詳細をお知らせいたします。

■開催地:愛知県豊川市
■日時 :2014年11月29日(土) 13時30分~
■最寄駅:名古屋鉄道 名電赤坂駅
■お申し込み先
事例案内申し込みフォーム
e-mail: office@yui-sekkei.co.jp
FAX:   03-5651-1934


現場の気遣い

001
工事初めは土足で歩き回っていた現場も、工事が進むにつれ土足で内部を歩き回るという事はもちろんできなくなります。現場で長く作業する職人さんは自分の内部用履物を用意して作業していますが、自分の履物の用意がない人のために大体の現場では共用で使えるスリッパを用意しておいてくれます。
スリッパは、使いやすく気付きやすいように大体玄関の上り框あたりに置いてあることが多く、その置き方は脇にまとめてあったり段ボールに入れてあったりと様々です。

少し前の写真ですが、豊川の家の現場では写真のように玄関ホール横の壁にスリッパ掛けが作ってありました。
002
柱に端材を打ってスリッパを引っ掛けられるようにした単純なものですが、来た人が一目でスリッパの存在に気が付くことが出来、使いやすく、床に物を置かないで済むという現場の気遣いを感じました。


豊川の家

現在豊川市で建設中の住宅も、着々と現場が進行中です。
この住宅は、建て主さんのこだわりで外断熱と充填断熱を複合で使用しています。充填断熱材には現場発泡タイプのウレタンフォームを使用し、経年劣化による木の痩せ等に少しでも追随していく製品を使用しています。
現場発泡の断熱材を使用する場合、断熱材処理をする壁面に取り付けるコンセントやスイッチ、スリーブやその他の位置は、現場発泡以外の充填断熱材を使用する場合に比べ早めに正確に定めておく必要があります。
施工後にも多少の追加や変更はできますが、あまり大きく後から手を加えることは断熱材の隙間を増やすこととなり、折角の断熱性を落とすことにつながりかねまねません。
001
開口部にも断熱性能の高いサッシやドアを使用し、外壁面全体の断熱性能のアップを図っています。
基礎には蓄熱式の暖冷房を採用していますので、家の断熱性能や気密性能を高めることで、冷暖房にかかるランニングコストを抑える働きを期待できるのではないかと思います。