投稿者別: 藁科

家族が増えて住まいを考える

育児休業中の藁科です。
私事ではありますが、昨年第1子が産まれ、それまで都内に1LDKの賃貸マンションに主人と二人で快適に生活していましたが、子供が1人増えたとたん一気に物が増え手狭に感じ、もっと広いマンションを買おうと決心しました。

それから毎日ネットで不動産情報を検索し、毎週のように内覧にも行き10戸以上は見ましたが、予算、場所、間取り、方角、立地条件、子育ての環境として、保育園のこと等いろいろ考えるとどうしても決めきれず、最終的には私の田舎に戻って家を建てるという急展開な結論になりました。私は数時間の通勤時間を覚悟して結設計に復帰する予定でいますが、主人は片道通勤時間4時間になるため新卒から勤めていた会社の勤続を断念し転職することになりました。

家を建てると決めてから主人は建築雑誌を買って帰るようになり、楽しそうに見ながら、「この家みたいに・・」とその都度私に要望を伝えてくるようになりました。私の作業時間は育児と家事の合間で思うように進めることが出来ませんでしたが、なんとか主人の要望を聞き入れつつ、広くなってしまう面積を抑えつつ、プランがまとまり全ての図面を書き終えやっと工務店に見積もりを出せる段階までいきました。

見積もりを出す工務店は前から知っているところで、同業者からも付き合いのある工務店の中で一番安く見積もりが出るとも聞いていたので、そのA工務店の1社のみに見積もりをお願いしました。仕事の時とは違った、不安、心配、楽しみの混ざったドキドキを味わいながら2週間待ち、やっと出てきた見積もり金額は、少ない予算の上に1000万円以上もオーバーした見積書でした。仕事でもほとんどが最初の見積もり金額は予算よりオーバーすることが多く、建て主さんから「本当に私たちの家は建つのでしょうか・・・」と言われたことがありましたが、この時は私も心の底から本当に私の家は建つのかなという思いをしました。

どうしても面積は削りたく無かったので、見積書を精査し、許容できるまで仕様を落としてみてもせいぜい500万円の減額が限界だなと思い、A工務店に工事をお願いすることを諦めるしかないと思いました。それから必死であらゆる知り合いから工務店情報をかき集め、仕様を落として図面も書き直し、信頼出来そうな工務店も見つかったのでまた数週間かけて見積もりをしてもらいまいた。出てきた金額は手が届きそうな範囲で、それからまた見積書の精査、変更、再見積りを経てなんとか予算に近い金額になり工事契約に至りました。結局、A工務店の見積書が出てきてから、2カ月以上の月日が経ってしまいました。仕事ではいつも最初から3社くらいに相見積もりでお願いするのに、どうして自分は1社のみの特命見積もりにしたのだろうと、改めて最初から相見積もりでお願いするべきだったと思いました。

地鎮祭も終えて工事が始まりまだまだ油断は出来ませんが、とりあえずは私の家は建ちそうだなと思えてきました。

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大宮の家 内覧会無事終了

先週末、大宮の家の内覧会が無事終了しました。
当日は天気にも恵まれとても良かったですが、暑過ぎるくらいでした。

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内覧会を開催させていただき、建築主様にはお礼を申し上げます。
また暑い中お越し頂いた皆様、ありがとうございました。


大宮の家 今週末内覧会

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今週末に内覧会を行う、大宮の家の工事中の写真です。
写真は、玄関三和土とアプローチに玉砂利洗い出し仕上げの左官工事中の時です。
石は那智黒という石で、下地のモルタルを塗ってから、職人さんが1つ1つ石の形を見て使える石を選びながら、バランスを見て1つ1つ敷き詰めていきます。
とても手間のかかる作業です。
石を敷き詰め終わりましたら、上からモルタルを塗り込み、表面だけ洗い出して仕上げていきます。
下の写真が、仕上がった状態です。
左官職人さんはどんどん減っているようで、このような仕上げは段々貴重になっていくのかもしれませんね。

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大宮の家は、今週末の内覧会を予定しております。
住宅の性能は、長期優良住宅の認定を取得していて、耐震等級3です。
暖房方法は、基礎に夜間蓄熱させる蓄熱冷暖房という方法です。冬は、足元からゆっくりと柔らかい暖かさがあります。
外部の仕上げはサイディング張りと左官塗り仕上げの2パターン、内部にも左官塗り仕上げや和紙貼り仕上げの部屋もあり、見学に来ていただいた際には仕上げの違いを見比べることも出来ます。

内覧会は、プライバシー配慮のため予約制とさせていただいております。見学希望の方は事例案内申し込みフォーム、または結設計宛にメール・FAXにてお気軽にお申し込み下さい。
お申し込みの際には、「大宮の家内覧会参加希望」と明記して頂き、住所、氏名、連絡先、参加人数をご記入下さい。
参加申し込みのご連絡を頂いた方に、詳しい住所などをお知らせいたします。

■開催地:埼玉県さいたま市大宮区
■日時 :2014年8月2日(土) 午後2時30分~ 
■最寄駅:JR大宮駅より徒歩で20分ほど(タクシーで約10分)
■申し込み先
事例案内申し込みフォーム
e-mail: office@yui-sekkei.co.jp
FAX:   03-5651-1934


大宮の家 内覧会のご案内

大宮の家は6月末に竣工・引き渡しを終えました。
建主様のご厚意により8月2日(土)に内覧会を開催できることになりましたのでご案内致します。
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大宮の家は、ご夫婦と小さなお子さん2人の4人家族の住まいです。
敷地が南北に長いため奥行きのあるプランになってしまいましたが、夏でもなるべくエアコンを使わないで生活できるような「風通りの良い家」と「明るい家」を熱望され、採光と通風に考慮して下屋部分や中庭を設け、間仕切り壁に風の通り道を作ったりといろいろな工夫がされています。

キッチンにもこだわり、壁側にI型の収納も含めた製作キッチンと、反対側には収納付きのアイランドテーブルからなるキッチンです。
食洗機はシンク近くの下に、オーブンは目の高さから少し低いくらいのちょうど使いやすい高さに組み込みました。電子レンジ、炊飯器など家電製品を置くスペースも確保され、間口が狭く奥行の深い収納としては使いづらいスペースには、下から上まで引き出して使える収納を取り付けました。

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住宅の性能は、長期優良住宅の認定を取得していて、耐震等級3です。
暖房方法は、基礎に夜間蓄熱させる蓄熱冷暖房という方法です。冬は、足元からゆっくりと柔らかい暖かさがあります。
外部の仕上げはサイディング張りと左官塗り仕上げの2パターン、内部にも左官塗り仕上げや和紙貼り仕上げの部屋もあり、見学に来ていただいた際には仕上げの違いを見比べることも出来ます。

内覧会は、プライバシー配慮のため予約制とさせていただいております。見学希望の方は事例案内申し込みフォーム、または結設計宛にメール・FAXにてお気軽にお申し込み下さい。
お申し込みの際には、「大宮の家内覧会参加希望」と明記して頂き、住所、氏名、連絡先、参加人数をご記入下さい。
参加申し込みのご連絡を頂いた方に、詳しい住所などをお知らせいたします。

■開催地:埼玉県さいたま市大宮区
■日時 :2014年8月2日(土) 午後2時30分~ 
■最寄駅:JR大宮駅より徒歩で20分ほど(タクシーで約10分)
■申し込み先
事例案内申し込みフォーム
e-mail: office@yui-sekkei.co.jp
FAX:   03-5651-1934


武蔵野の家 地階・基礎 配筋検査

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地下RC造の基礎底盤と壁の配筋検査です。
地上階だけの建物でしたらコンクリ―トを打つ回数は基礎底盤と立ち上がりとで2回(場合によってはいっきに1回)ですが、今回は地下がありましたので地階底盤、壁、天井スラブ、1階基礎底盤、立ち上がりと5回に分けてコンクリートを打ち、その都度養生期間も設けますので工期はその分長くかかります。
下の写真は、地階の天井スラブ(1階の床)になる部分です。

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配筋検査では、毎回コンクリート打つ前に鉄筋の径、本数、ピッチ、かぶり厚さ等が図面通りになっているかを確認します。

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外断熱にしていますので、外部と接する地階と1階の基礎底盤の下には断熱材を敷きます。
水色のスタイロフォームが見えていて、ちゃんと断熱材が敷かれていました。


大宮の家 仕上げの時期

大宮の家は、今月末にいよいよ竣工です。
引き渡しに向けて最終仕上げの段階になっています。
1階リビングの上は吹抜けになっていて、風が抜けるようにと、2階奥の部屋まで筒抜けにしました。

連日の雨で、なかなか外構工事が進まなく苦戦しています。
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建て主さんとの打ち合わせは、現場が始まってからは現場で見ながらすることが多く、可愛らしいお子さんたちも来ています。
見ているとヒヤっとする場面もありますが、とても楽しそうです。
どこでも遊び場に変えてしまい、なんでも遊び道具にしてしまう能力は素晴らしいです。
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武蔵野の家 着工

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4月の始めに、武蔵野の家の地鎮祭が行われました。
お日柄も良く、また天気もとても良い日で恵まれた1日でした。

武蔵野の家は、地下RC造1階地上木造2階建ての混構造の住宅です。
地鎮祭の時に地縄張りをしてもらい、建物の位置を確認しました。
図面上の建物が実際に敷地に配置されてみますと、思っていたより広いなと感じました。

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現在は着工していて、地下のための大きな穴が掘られています。
これから鉄筋が敷設されていき、コンクリートを打ってRC造の地階が完成していきます。


南米ボリビア ウユニ塩湖

去年に南米のペルー、ボリビアに海外旅行に行きました。写真はその時のものでボリビアにあるウユニ塩湖です。
以前のブログでウロス島の食べられる建材「トトラ」について書きましたが、今回は食べられる建材「塩」です。

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写真は、ボリビア西部にある都市ウユニから車で1時間ほど進んだところに位置する広大な塩の大地、ウユニ塩湖です。

白いのは、雪ではなく全て塩です。

都市ウユニは、ボリビアの首都ラパスから約550キロメートルのところにあり、これまではほぼ車での移動手段しかなかったのですが、2011年に空港が開設され飛行機による移動が可能となり、格段に行きやすくなりました。そのせいもあってか、最近はメディアにもよく出て、旅行ツアーも多いです。

この大量の塩は、数100万年前に海の下に沈んでいたアンデス山脈が隆起した際に大量の海水がそのまま山の上に残されることとり、さらにこの地域は乾燥した気候であったこととウユニ塩湖が流出する川を持たなかったことにより、干上がってこのような広大な塩湖が出来たそうです。

ウユニ塩湖の広さは約12000k㎡、標高は最高地点で3760m、季節は5月~11月頃が乾季、12月~4月頃は雨季となり、2つのまったく違う風景が見られます。

ウユニ塩湖はほとんど高低差が無いので、雨で冠水すると数cmの水が波も立たないほど薄く広がり、水が蒸発するまでのわずかな雨季の期間に「天空の鏡」と言われる、水に空が反射した巨大な鏡が出現します。

私が行った時は5月の連休で乾季になりますが、その年は雨量が例年よりも多かったそうで、ところどころに水が残っている状態でした。
乾季は塩湖内を4WD車で移動できますが、雨季になると水が張ってしまい、車が塩で傷んでしまうので奥までは行けないそうです。
乾季でしたが、塩を数cm掘ると水がしみ出てきます。
完全に表面が干上がっているところは、塩の結晶の模様になっていました。

結晶

ウユニは塩の生産と観光が産業のほとんどを占めていて、塩湖の周囲に住む人たちは、塩を国内外に販売しています。一般の食用の塩は、湖の表面の塩を削り取り1m程度の高さの小山を作って乾燥させて作ります。また塩湖に斧で切れ目を入れ、数十cmないし1m程度の大きさの立方体に切り出すことも行なわれていて、ブロックのまま別の塩精製施設に運んだりして使われています。運んでいるトラックを数台みかけました。

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塩湖に行く前にこの塩精製施設に行ったので、いつかは塩が枯渇してこの産業も廃れてしまうのかなと心配してしまいましたが、塩湖を見た瞬間そんな心配は吹き飛んでしまいました。近い将来では無さそうです。

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塩をブロックのように直方体の形に整え、建材として使われているホテルがあります。
床には白い砂が敷きつめられているのかと思いきや、塩です。
座るベンチも塩で出来ています。
大量の塩は様々な使われ方をしています。

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大宮の家 屋根通気層

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大宮の家は木工事を進め、設備関係の配線、配管を進めているところです。
写真は屋根の通気層のところが見えているところで、シルバーに見えるところはアルミ箔が付いている断熱材です。
まず屋根の剛性を保つための垂木を架けて、合板、断熱材と打ち付け敷き込んでいき、さらにその上に通気層を設けるために通気垂木を架けます。
断熱材の外側に通気層があることによって、外気の温度差の伝わり方が緩和され、特に夏の強い日差しを浴びている屋根材から伝わる熱は相当大きく、空気層で通気をすることによる断熱効果は大きいです。
垂木を2重に架けていることになりますので大工さんの手間はその分かかってしまいますが、大きな役目をしています。
熱せられた空気が上昇して排出するために、入口と出口を設けその間が塞がれないようにちゃんとルートが確保されていることが重要です。
寄棟の部分も、出口となる棟の部分もちゃんと隙間が空いていて空気が通れるようになっていますね。

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南米ペルーボリビア ウロス島の家

去年は1年を通して忙しい日々が続いていましたが、その合間をくぐって、海外旅行に行けました。
写真は、南米のペルーとボリビアに行った時のものです。

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写真はペルーとボリビアにまたがるチチカカ湖という湖で、その湖に「浮かぶ」ウロス島です。ペルー側のチチカカ湖畔にあるプーノという街から船で行きました。プーノはアンデス山脈のほぼ中央に位置していて標高3,850m、チチカカ湖は標高3,810mほどあり、富士山より高いということになります。

ウロス島はトトラ(フトイに似た植物)と呼ばれる葦でできていて、作り方は、湖面に顔を出すようにして生えているトトラを刈り取り、刈り取ったトトラの根をブロックのように縄でまとめて土台を作り、その上にトトラの葉を厚さ3mほどに積み重ね、敷き詰めて出来上がりです。メンテナンスは、水に浸かっている下の方のトトラが腐ってくるので、また上から新しいトトラを補充して敷き詰めていきます。家もトトラで作られていました。

島には大小様々あり、学校や病院など島民向けの施設のほか、レストランや商店、宿泊施設など観光客向けの施設まで一通り揃っています。
島には畑もあり牛など家畜も放牧されていて、餌は敷き詰めてあるトトラです。
人が食べることも出来て、島の子供たちはおやつ代わりによくトトラをかじっているそうです。

トトラとは、新たな土地にもなり、建築材料にもなり、餌にもなり、食料にもなってしまうというわけです。
島に降り立った感触は、フワフワ、ムギュムギュした感じで、場所によっては足がズボっといきそうでした。

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風で流されないようにアンカーで繋いでいるようですが、激しい暴風雨の時は遠くへ流されてしまうこともあるそうです。
浮いているので、もちろん上下水道は完備されていませんし、電線も通っていません。よく見ると、島には小さな太陽光パネルのポールが立っていました。これはフジモリ大統領による援助政策の一環だそうで、ウロス島では貴重な電気をもたらしているようでした。ラジオや夜の照明くらいは使えるそうです。

ウロス島の生活は、なんでも整っている日本の暮らしから考えると不便かもしれませんが、考えようによっては自由に「土地」を取得でき、アンカーを外せば好きな場所へ「引っ越し」も簡単、家族が増えれば「増築」し放題、子供が独立する時は切り分けて「分譲」も可能と、日本ではなかなか難しいことが簡単に出来てしまい実はとても便利なのかもしれません。