FSU工法特有建築設計

躯体アラワシ準耐火構造

建築の形態を決めているのは、自然条件と法律が大半です。
その自然と法律の中でも、木造の場合、防耐火がそれによって多く縛られています。都市の中では外壁に木の仕上げをされたのものが見かけることが少ないのもそのせいです。
これまで木の性質が色々研究されてきて、木は燃えてもある程度までくると炭化して燃えるスピードが落ちる性質があり、それが燃え代耐火性能として見直され、最近法律でも認められるようになってきました。それを活用して私達も一昨年30分間、壁の反対側まで火が通らない壁を工夫して、木の躯体壁による防火構造壁をつくり、公的試験機関で実証して、国交省で認定を取得いたしました。
今回それの60分版をつくりで実証します。
それが可能になりますと、これまで木造の準耐火構造の建築では、内部に石膏ボードを貼りが義務づけられていたのが、不要になり、内部に木造の躯体壁現しが可能になります。これは今後住宅の3階建てだけでなく、木造マンションのような特殊建築物、あるいは学校や老人福祉施設などの公共建築にも多く採用される可能性が大きくなってきます。このようにこの工法での建築が増えることはそれだけ環境負荷の削減に貢献することになり、私共も機会があったら積極的提案していこうと考えています。

解体容易短期活用建築物

FSU工法での建築は、最初、30坪の二階建ての住宅が現場で屋根下地まで組み上がるのに10日程要していましたが、手慣れた工事屋さんですと、今や一日で屋根下地まで建て上げることが可能になりました。在来工法の住宅も棟上げまでは一日ですみますが、それから間柱、筋交い、外壁下地、内壁下地と風雨を凌げる躯体にするまで数十日要します。FSU工法の場合、組み上がったら外壁躯体は隙間無く殆ど出来上がっていますから、屋根を仕上げ、サッシを取付けると風雨を避けるスケルトンが出来上がります。解体も組み立てと同様に早いので、店舗やイベント等短期間使用という考え方の建築が可能になります。
これまで本格的建築で、短期間使用の建築は廃棄か焼却され、環境に負荷を与えるものが多かったのですが、それが廃棄や焼却されるのではなく、環境の負荷を削減し、再使用できるとなれば、新しい需要を生み出せるのではないかと期待しています。