2011-05-20 

HPのトップページにも書いてありますが、岩手県にて昭栄建設株式会社と共に応募していた新工法による応急仮設住宅案が県により採択され、結設計が係わる応急仮設住宅の建築工事が本格的に始動しました。
それに先立ち、手順などの確認の為、実寸の壁パネルを作成し組立て実験を行いました。

写真はコーナー部分が組みあがったものです。

仮設住宅の内壁にはこの壁がアラワシになるので、温かみのある木の香りのする空間になるのではないかと思います。
それにより、入居された方々が少しでも落ち着いた生活をおくる事が出来ればと思います。
パネル組立ての動画はYouTubeにアップしてありますので、興味のある方は是非ご覧頂下さい。
http://www.youtube.com/playlist?p=PLECB57CD12C8AD8AE

 

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2011-05-06 

明日内覧会を行う中延の家で照明のチェックをしてきました。毎度のことながら工程のしわ寄せを喰らうのが電気屋さんで、照明のチェックも引渡しギリギリまで出来ないものです。何か問題があると引き渡しに間に合わないなんてこともあり、結構ドキドキします。まず、きちんと照明や換気扇が結線されているのを確認し、各部屋の照度をチェックしていきます。この時点で「思ったより暗い...」なんてことになると結構焦ります。やはり住宅なのであまり暗すぎず明るすぎない微妙なラインを狙うのと、照明器具や電球の種類も結構細かく変化していくこともあって、毎回緊張しながらチェックの瞬間を迎えます。その分、想定通りの明るさになったときはとてもホッとします。ただ、自分では上手くいったと思っても明るさの感覚は人それぞれなので引渡し後しばらくは安心できない日々が続くのです。

 

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2010-11-02 

今年の2月に耐火実験を行った[DEWS工法]の構造実験の1回目を、昨日行いました。
(DEWS工法の耐火実験については、こちら。)

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昨日の実験は、1枚の壁パネル単体の実験でした。パネル上部に横から荷重をかけていきます。
今後何回かに分けて、色々な部分(壁と床の結合部分・壁と屋根の接合部分等)の構造実験を行います。

耐火実験も今回の構造実験もなのですが、実験は期待する結果になるかハラハラするので、胃には悪そうです。
反面、実験結果を見てあーだこーだと、色々考えるのは楽しいですね。

この実験結果から構造の性能評定を取る予定です。
評定を取れれば、他の設計者や建設会社の方でももっと簡単にこの工法を使うことが出来るようになります。

 

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2010-11-01 

火遊びをする藤原

先日、藤原が30年程度前に設計した河口湖の別荘の改修工事が終わり、引渡しとなりました。この別荘には元々暖炉があり、改装時にはこれを撤去するかどうかという議論もあったのですが、無事生き残る事が出来ました。今まではあまり使われていなかったようですが、今後は是非使っていただきたいという事で藤原が火付けの実演をして見せました。火の勢いが良いと煙は煙突から出て行くのですが、勢いが落ちてくると煙が昇っていかず部屋に充満する為、燃やしている間は結構まめに薪をメンテナンスしていかなければならないようです。暖炉がずっと使われていなかったせいか、煙を見て消防車がやってくるというハプニングもありましたが、滞りなく消火まで一連の作業を行い建て主さんにも今後使ってもらえる事と思います。

火を見るのは楽しいですが、これから乾燥する季節なので皆様気をつけてください。

 

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2010-10-05 

立つしゃもじ

久しぶりに、心の底からデザイナーを誉めたいと思えた商品がありました。ローテクのまま発展の余地のあるものはまだまだあるはずです。

 

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2010-05-05 

この一週間は黄金週間でもあり、見ている人は時間もあるでしょうから、最近読み聞きしたことから成る程と思えたことを拾い集めて話をしたいと思います。独創的であることは保障しますが、写真は殆どなく文章も長く、見易くも楽しくもないブログになりそうなのでつまらないと思えた方は適当にパスしていていただけますか?

カタログを色々取り寄せて、検討ばかりして結局決められず、自己嫌悪に陥った経験ありませんか?またメニューや旅先など、物事を即断できず、周りの人から非難の眼差しをされたことありませんか?自分は自慢じゃないけど、通常生活でいつもその場での判断や意見を求められても即答ができず、無理やり答えてもろくな結果にならなかった経験は少なくありません。私はどうも大事に思えば思う程優柔不断になるようで劣等感を抱いていました。こんな私のような者にとって朗報です。

どうやら人の考え方に、その時々の状況を論理的に判断して決めていくやりかたと、その時々の判断を留保して自分の理想に照らし合わせて、最後に一つ一つを調整や修正を加えながら決めて行くやり方とがあるようです。前者を論理的思考(ロジカル・シンキング)、後者を統合的思考(インテグレーティブ・シンキング)と言うそうです。ロジャー・マーティングという人の『インテグレーティブ・シンキング』(日本経済新聞出版社)と言う本から教わりました。

自分勝手な解釈ですが、優柔不断はどうやら統合的思考から来ているせいではないかと思いました。そう思ったらとっても気が楽になりました。理想や目指すもの、あるいは気になるものがあり、それらを納得させるものが選択肢として提示されていない時、何とか理想を実現できないかと考えるタイプのひとは優柔不断に陥るのだと気づいたのです。

住宅の設計はまさに統合的思考そのものです。家づくりを考える方には誰にも望む住まい像があります。またそれとは別に家族や予算及び敷地の条件が存在します。希望と予算からすると可能と思えても、敷地条件に無理があったり、逆に敷地や家族にとって都合よいあり方を見出せても、予算や法規的に無理が合ったりします。その辺の無理さ加減が殆ど絶対的に無理ということではなく、他に与える歪でどうかなと訝しかったりとか、優先順位が違うように思えたり、決めきれない理由は単純ではなのです。確かに予算や敷地条件から最初に無理そうなものは無理と割り切ってしまうと案外判断は楽になります。なまじ何とかできそうだとか、求める理想が高かいとかしているとなかなか諦めきれず、ぐずぐずと優柔不断になってしまうのです。特に住宅にはそのような要素が多く、殆ど決まって最終段階のときでも、新たな要素が加わって全体のバランスが崩れ、最初から考え直すこともなくはないのです。

しかしこの優柔不断は創造行為にはつきものです。創造とはこれまでにないものをつくることですから、割り切った考えからは生じません。割り切れるということはわかっている範囲内のことをしているからできるのです。いまだ存在していけど望ましい理想があってそれを何とか実現しようと思っている限りそれは割り切れません。だからこそ、新たなものが生まれる創造行為になるのです。

でもだからといって優柔不断、即創造行為とはなりません。単に知識がなく、それなりの人ならすでにわかっていることを無知のために苦闘していることもあるからです。そのせいか頭がよいといわれる人には優柔不断な人は少ない気がします。でも優柔不断の言い訳ですが、頭の良い人が事前にわかっていて避けた無駄あがきにも、住宅の場合、割り切れる知識のケースとはどっか異なっている部分があり、それがその知識とは違う何か新たなものを生み出すことに通じることもあるのです。ある意味先が良く見える明晰な人には創造的な解決策はは生まれにくく、愚直なほど粘っこい人の方が創造的なものを生み出す可能性があるのではないかと、勝手に言い訳をしています。

 

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2010-04-21 

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前回のブログで取り上げた自冶会館の増改修工事前の古い写真です。この建物は1977年、設計事務所を独立した年の設計です。他所の団地の集会施設は建て替えられたものが多く、この建物も増築か建て替えかで大分検討されたようです。最終的に増改修でよいとなったようで、設計者としてはうれしい限りです。

三十数年前に設計した建築との対面は、若い時の恋人に会うような気恥ずかしいというか、こそばがゆいものがあるものです。よくもまあこれまで頑張って建ち続けてくれたという感慨と、もうちょっと何とかできなかったのかというような気持ちが混在しています。

 当時ミースと言う有名な建築家にあこがれていたせいか、その影響がもろに現れた建築になっていて、建物への当時の想い入れが改めて思い出されます。

 構造は空間をできるだけ自由に使えるようにと、内部が柱なしのオープンな鉄骨造の平屋建てです。筋交いのような倒れにくくする仕掛けは建物前後に配した、費用のかからないコンクリートブロック造の収納や厨房及び洗面所で支えています。屋根は折板のフラットルーフで、庇を周辺に2mほど跳ねだしていて、それが使用勝手も、メンテナンス上もかなり良かったようです。

 内部もスライデイングウォールで間仕切り可能になっていて、外部採光の取れないところは水平ブラインド付きのトップライトにしていて、独立したてとしては良く考えられているところも少なくありません。当時一緒にやっていた構造設計者や工事関係者が手馴れていた人たちだったせいか、素直に意見を聞き、あまり我を出さずに進めたためうまくいったのかもしれません。

増改修工事をしていく中で、古い部分の対処に苦しむ所が生じても、既存建物のせいにする訳にはいかず、現場監督も、にやっと笑いながら相談してくることもありました。当時の自分の未熟さを思い知る事もある反面、やはり作り手の思い入れと素直さが、愛され続ける建築にしてくれたのかもという気がしました。下が増改修後の写真です。初心を踏襲しています。成長してないかも。

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2010-03-27 

最近、増改築の確認申請で役所と二件続けてやり合うことになってしまいました。
既存の建物が完了検査済み証を取っていなかったために、増築する部分の安全性だけでなく、既存部分の安全性を証明しないといけません。両方とも、役所公認の他の設計者が耐震診断をして、耐震補強の内容を指摘し、それに基づいて工事をする予定です。
それなのに一方の建物は、既存部分の安全性を増築部分の設計者が保障しないと増築部分の確認申請は認可できない、ということでした。

もう一方ではこれまで35年間構造的に何の不安も感じさせる兆候はなかった、30坪ほどの二階建ての木造住宅で、以前に役所公認の設計者が耐震診断をしていて、それに基づいて私どもが増改築の設計をするのに、既存の基礎が安全であることを現設計者が証明して欲しいといわれ、ついやり合ってしまいました。現実的に基礎をすべてを壊さないと中にどのように鉄筋が入っているのか、結局分からないのにどう証明しろというのでしょうか。

また一階は増改築せず、外に1畳程の物置を取り付けようとしたら、その物置が与える一階部分への影響と安全性を証明しろときました。さらに既存サッシも建築当時は法的に問題なかったものなのに、現在は防火設備の認定を取得していないと防火上の安全性を確認できないので、認定番号を明記しなさいと来ました。既存サッシは確かに当時認定制度がなかったので、取得はしていません。しかし防火上、それが実際に問題を有しているかどうかは判明できないだけなのです。ガラスを網いりのものにしなさいというのなら、納得できます。法律が後から出来ているのに、それまでのものもそれに従えということです。

これまで日本では新築がメインで増改築については法整備をきちんとしてこなかったつけが、最近景気対策もあり、このような釈然としない問題を多く噴出させているのかもしれません。民間の審査機関も増改築は厄介なものですから、自分たちが審査せず、役所に行くことを薦め、自分たちが審査しようとしません。

このように確認申請の審査官は安全性を高く謳いながら色々注文を付け、それでいて最後は設計者が責任を負いなさいとなります。設計者は言われなくても自分の設計したものには責任あることを自覚しています。だけどこのような確認制度の審査では、何のための安全性なのか、単に役所や審査官の安全性のための確認制度でしかないのではと思ってしまいます。

 

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2010-02-26 

今日、今週月曜日から行っていた厚板壁工法の改良型の板壁の60分と30分の耐火試験それぞれ2体ずつを4日間に渡って、住宅木材技術センターで無事問題なく終了しました。
(厚板壁工法の改良型:施工性向上、一部取替えや解体後のリユース可能にする、新しい工法‐DEWS工法‐)

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試験前の試験体

ほっとしました。
60分じっと見ていて、60分過ぎに燃えている試験体を取り外し、消化作業や試験後の試験体の状態確認までしてきたせいか、家に帰ったら衣類や頭髪が煤臭くなっていました。でもこれで準防火地域でも、この新工法で堂々と外部に木の板壁を現して使うことが出来ます。国交省の技術開発助成金も気兼ねなくいただくこともできます。後は認定を取得して他の設計者や建設会社の方にも自由に使用できる手立てをとれます。

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炉で1000度まで加熱します

10年ほど前、最初に厚板壁工法(FM工法)の耐火試験をした際に、板壁の何でもないところに小さな穴が開いていることが分かったということがありました。耐火試験が30分経過したころ、壁の向こうで燃えて露になったのか、そこから小さな煙が出始め、45分過ぎ頃には向こうの火がかすかに見え出してきたのです。その時には、冷や汗がすうっと滴り落ちていく感じがしました。
その経験のせいか、どうしても「物事はそうそうまくいかないぞ」という思いがいつも自分を引き締めさせ、今回も大丈夫なはずだとは思っていても楽観視できませんでした。

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この向こう側では燃えていますが、こちら側は変化無し

今回、板壁一枚の向こう側では1000度で燃えているのに、炎とは反対側の板の表面に60分経過した頃に手を当てても、むしろヒヤッとするほどで、殆ど温度上昇はありませんでした。改めて木の持つ炭化性能(自己消化性能または耐火性能)だけでなく、他の特性?断熱、蓄熱、調湿、強さ、固さ、加工し易さ、粘り強さ(靭性)、自己保護膜形成性能、炭素固定化性能等の特性について考えてしまいました。

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加熱時間が終了して、炉を開けた瞬間

木の性能の素晴らしさは、性能の“ほどよさ”にあります。
どの性能も建築材料で一番ではありません。断熱性能も発泡スチロールより同じ厚さでは劣り、鉄やコンクリートよりは勝ります。固さは逆に鉄やコンクリートより劣り、発泡スチロールより勝ります。どの性質も似たような程度で、トップレベルではないけど、そこそこのレベルにあるということです。

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燃えた側面の様子

ですが、何より総合力がダントツなんです。これだけ色々にそこそこの性能を兼ね備えた材料は他に知りません。これまで内外装なしの壁を、殆ど木だけでつくった住宅を十数棟作ってきて、それがよくわかってきました。ある意味、全動物の中の人間と同じような位置にあるような気がします。象ほど大きくはないが、ねずみよりは大きい。豹より早く走れないが亀ほど遅くはない。熊より強くはないが山羊よりは強い。

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消火中

実はこの木のそこそこ感が人間の居住空間に最も合っているのではないかという気がします。条件次第で腐るとか、変色するとかの弱点を持っていることが素晴らしいことで、人間的な気がします。しかしこれだけ優れた木の性能を、私たちは十分かつ上手に使いこなせていません。性能のそこそこ感が安易な使用許さず、観察眼と熟練を必要としているせいかもしれません。それと現代人の論理的思考に、すぐそれぞれの性能で最も高いものを求める傾向があります。それが木を使いこなせなくしている気がします。

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消火後の表面の様子

木の性能は西洋医学のような論理的思考より東洋医学のような統合的思考に合った材料かも知れません。なんか難しい話になってきたのでそれはまたこの次に。

 

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2009-12-02 

トイレ収納のためにトイレットペーパー寸法について改めて確認。

トイレットペーパーについてJIS規格があるので、国内メーカーのものであれば、この規格の寸法になっている(はず)。「JIS P 4501」は、巻取りのトイレットペーパーのJISで,品質,形状,寸法,包装,表示などを決めています。

それによるとトイレットペーパーの寸法は、
紙幅:114mm ±2
1巻(ロール)の長さ:27.5,32.5,55,65,75,100mm
しんの径(内径):38mm ±1
巻とり径:120 mm以下
と規定しています。

ただ、輸入したものや安いトイレットペーパー等は紙幅が違うものがあります。
(JIS規格は日本国内規格なので、輸入ものは規格が違っていて当然ですね)
それらは、JISの紙幅114mmより小さいものが多いようなので、トイレ収納の奥行き、棚一段の高さは、120mmあれば大丈夫ですね。
もちろんこの寸法は、トイレットペーパーに関してだけなので、洗剤などの収納寸法に付いても考えて収納を設計しないといけません。

ちなみに、欧州規格では、紙幅97mmのようです。
また、安いトイレットペーパーのなかには、コストダウンのために紙幅を9mm小さくした紙幅105mmのものがあるようです。また、使う紙の量が紙幅9mm分少なくなるということで紙幅105mmでエコを謳っているトイレットペーパーもあるようです。

 

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