株式会社
一級建築士事務所
 
結設計
扇居
つくば市に完成した集成材壁式工法(FM工法)による住宅です。
落ち着いたヒューマンスケールの私的空間(寝室・和室)と大開口ガラス窓で開放された内部空間(居間・食堂)、室内的外部空間(プライベートコート)という異なる三種の空間で構成しています。

両翼の集成材壁面に架けた扇形の屋根は集成材を中空状に組立てた最長9mの台形パネルです。
吹抜け上部のブリッジに立って音楽を聴くと扇形ならではのサラウンド効果と集成材による適度な吸音により心地良い音響を実感できます。(▲写真をクリックすると変化します)
やや厚めの土佐和紙を貼った和室は手漉き和紙ならではの柔らかさで包まれた空間になりました。
押入襖の柿渋染めの和紙に合わせ隣接する地袋も柿渋で染色することで更に柔らかさが増しました。
室内の全てを集成材で囲むのではなく1部屋を全く異なる仕上にする事で単調になりがちな空間にメリハリを持たせる事が可能になります。

上左:2階東側の寝室。四隅の高さが異なる天井面と木目により四角い部屋が扇形に錯覚させられます。ウォルナットのベッドと木製ブラインドは同色で合せました。
上右:壁から跳ねだしたストリップ階段。
左:隣家との境界は集成材の塀を隙間をあけて立てることで双方の風通しを図りました。
下: 食堂と和室の外が北側のプライベートコート。イロハモミジが季節の移ろいを気づかせてくれます。


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