株式会社
一級建築士事務所
 
 
 
 
 

株式会社
ゆい設計
一級建築士事務所

碌山TM2
 
上: 南側外観
 単純にベランダが並んだだけのいかにも公団住宅や、マンションといった外観にはしたくなく、当時の賃貸住宅としては思い切った外観デザインになっているかと思います。
外壁はコンクリート打放し仕上げ、一部御影石ボーダー埋め込みです。公団住宅は打放し仕上げは仕上がりが均一ではなく、許容される仕上がり具合に個人差が生じやすいので嫌がられる仕上でした。
 ベランダも、そこで家族がお茶ぐらい飲めるようにと奥行きを2m程取っています。床のコンクリートの先端も鈍重にならないよう細い段状にし、線に見えるような工夫をしています。
上: 中庭外観
 中庭には幼児が水遊びを出来るよう水場を設け、それを取り囲むようにベランダは湾曲させ、道路側には植込帯を設置し、そこに孟宗竹を植えています。
 この水場も公団からは管理上の問題を引き起こしやすいと問題にされました。
左上:




左下:


右:
エントランスアプローチ
 階段とバリアフリーの斜路を設けています。基本的にオーナーが管理する事になっていましたから、オープンな共同住宅となっていて、近所の人が自由に出入りできます。正面の吹き抜けのスペースは子供たちを遊ばせながら母親同士が談笑できるスペースとして計画しています。
住戸内部
 一部住戸内部にもコンクリート打放しの壁を設けています。 当時賃貸住宅としては珍しい床暖房や食器洗浄器を設置しています。
東側外観
 ベランダの天井に木の板を貼って住戸の中からも外部からも柔らかい感じを演出させようと試みています。この軒裏の仕上げも防火上の問題があるのではと問いただされました。
 

左:



右上:

右下:

植栽帯
 中庭内部が閉ざされると防犯上好ましくないので、見え隠れするようにコンクリートの板を道路に直交するように立てたり竹を植えたりしています。数本の円柱の向こうの円状の縁石の中が水場で、このときは水が抜いてあったようです。
模型写真(東側外観)
 6階部分がメゾネットで戸建風になっています。
模型写真(南側外観)

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