最近自宅の本棚を増設しました。部屋の壁が徐々に本によって埋められてきているのですが、読んだ本の背表紙に囲まれるというのは何か安堵感を感じます。本を買うときには、それが本棚に納められるときのことも無意識に思い浮かべているということを、本棚を整理しながら気付きました。友人には文庫本はカバーをはがして地のベージュ色の状態で並べていくのが好きだという人もいます。本といっても、読む以外の「もの」としての楽しみもやっぱりあるものだなとあらためて思いました。(大庭)