刺し子縫い

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秋です。外を歩くとどこからともなく金木犀の甘い香りが漂ってきます。先週末、数年ぶりに訪れた鶴川の旧白州邸・武相荘では秋の草花が玄関で迎えてくれました。庭先では柿の実がすっかり明るんで・・・熟していました。これぞ正に早熟?この柿の木がとても登りやすそうなんです。

幼い頃、木登りや工事現場で遊ぶ事が好きだった私は「裁縫・手芸」が苦手です。けれど苦手な分野と言うのは一方で憧れる世界でもあります。先月末の日曜日、他のスタッフが担当した住宅の見学に行き、そこでお母さんお手製の「刺し子縫い」に出会いました。寄り糸を見せて縫い上げる手法で、糸が繰りだす幾何学模様にすっかり魅せられてしまいました。するととても美しいデザインの巾着と赤い刺繍の布巾をお土産にと頂く事に!思いがけない贈り物に、楽しみにしていた城下町・古河の散策が雨でできずに少々気落ちしていた心もすっかり晴れてしまいました。江戸時代に栄えた古河市は武家屋敷や白壁の町並みが一部保存され、駅までの車中で見かけた記念館も雨にしっとりと濡れて赴きある雰囲気でした。いつかまた訪れたい町です。(中嶋)

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