小説の描写

最近久しぶりにフィクション小説をいくつか読みました。それらの小説は偶然にも似たような描き方がされていて、共通の出来事を登場人物それぞれから多視点的に一人称で描写するというものでした。登場人物それぞれのこころの中を透かしてみてみることができるそのような小説を読むと、同じ出来事でも個々によって全く感じ方や捉え方が異なることで人間関係の面白さというのは生まれるのだろうなということをあらためて感じ、また小説のその描写方法もうまいなあと感じてしまいました。(大庭)