最近感動した事

f:id:yuiarch:20071115203948j:image

先日「世界ふしぎ発見」と言う番組を見ました。テーマは「見えた!ゴーグルの向こうに密林の王国マヤ繁栄の道」です。昔から中南米の文明に興味を持っていて展覧会などあると出掛けていたのですが、ゴーグルと言う部分には全く気が付かず、知らぬ存在でした。ゴーグルを身に付けていたのはマヤ地域東端コパン王朝の初代王ヤシュ・クック・モ(上の写真)。西暦426年にコパン王朝を創始したと言われています。マヤではかなりの有名人で、この王の像(香炉)は数年前に日本に来た事もあり、当時見に行った覚えもあります。そういえば顔に変な飾りがついていたなぁ。で、何に感動したのかと言うと、このゴーグル なんと遠く離れたメキシコ中央高原テオティワカンに同じモチーフが用いられていて、下左の写真(ケツァルコアトルの神殿の雨の神「トラロック」の飾り)でも見る事ができるのです。順番としてはテオティワカン⇒マヤらしいのですが、そう言った文明のつながり・ネットワークを感じ、じーんと…。文明と呼ばれる歴史の中で当時の人々も我々と同じ様に感じ・考え、生活していた事を思うと、そして想像を絶する文明を築き上げた事を思うと嬉しく、楽しく、ワクワクしてしまいます。下右の写真はマヤ地域最大の都市遺跡ティカルの2号神殿。この神殿に登りジャングルを眺めていた当時の人々は今どこにいるのでしょうか…。(石井)

f:id:yuiarch:20071115204037j:image:w200f:id:yuiarch:20071115204051j:image:w200

ちなみに…上左写真の左側カバの頭のような飾りが雨の神トラロック、右側花ビラから顔が飛び出ている方が文化神・農耕神ケツァルコアトル(羽毛ある蛇)の飾りです。