聖域

先週、機会あって富山県高岡市の瑞龍寺を訪れました。

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境内に入りなぜかルーマニアのモルドバの修道院を思い出してしまいました。

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瑞龍寺の周囲は回廊ですがこちらの囲いは大きな塀です。
もう少し回廊に近い城郭っぽい囲いを回した修道院もありました。

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何故、瑞龍寺でルーマニアの修道院を思い出したのかな、と考えてみたら、
それはどちらも聖域を構成しているものだからではないかとおもいます。
構成の形状、材質、プロポーションには違いがあるのに、相互に親近感を感じたのは、聖域は文化や人種を越えて人間そのものに迫る何かがあるからなのかもしれません。またどちらも木造建築の時代のものなので、おのずと人間のスケールにしっくり来るためかも知れません。
そういえば、15年以上前に訪れた中国の故宮にも似たような印象を受けたことを思い出しました。