草加A邸 DEWS工法 鉄骨土台

草加A邸は押上の家に続きDEWS工法での計画です。
震災により、いつもお願いしていたプレカット工場で集成材の特殊加工が出来なくなってしまいました。
別の業者で少し加工の仕方を変えて何度か打ち合わせをし、プレカットをしてくれる工場をなんとか確保することが出来たので、特に大きな設計変更もなく予定通りの計画で進めることが出来ました。
今回の工務店さんは結設計では何度かお世話になっているのですが、DEWS工法での施工は初めてになります。
今週の初めに土台となる鉄骨が搬入され、敷設し、上の写真は大工さんが墨出しをしている様子です。

この土台も初めて製作してもらう鉄骨業者になり、加工の様子を何度か見に行きました。
施工例の写真を見せてまずこの製作のH鋼が何に使われるかを説明し、高さ6m程の集成材が土台の上に乗るので、水平を保つことを特に意識して気を付けてもらいました。
ウェブの位置が中心ではないことと、12mmの鉄板を溶接するのにそれなりの隅肉の厚みが必要となることから、溶接の熱でかなり片側に引っ張られてしまうようです。
水平を保つためと、引っ張られないように両脇にサポートを何本も入れて溶接していましたが、それでもやはり少し反れてしまうみたいで、プレスをかけて調整していました。
穴芯が通るように、溶接して組み立ててから手加工で穴を空ける工程にしたとのことでした。

急ピッチで作業を進めてくれたので助かりました。