外部に晒された木部のメンテナンス


先日、10年程前に建てた上記の住宅に一部増築したその後の様子を見に行って、驚かされたことがありました。

この住宅の後ろに目立たないように自転車置き場と物置を増築しました。

増築はする前とした後とにさ程違和感はなく安心しました。
驚いたのは、軒裏の小幅いた天井でした。下が完成当時の天井です。

私どもがよく使用する小幅板天井を軒裏まで貼った場合、場所によって差がありますが、どうしても5、6年程で紫外線や排気ガス、あるいは苔等の付着で変色してしまいます。耐候性はさほど変わりませんが、完成時の色を知っている者としては気になってしまうものです。
ところがその変色を、メンテナンスで再塗装をされて下の写真のように、殆ど完成時の頃の色を維持しているのを見せて頂き嬉しくなりました。

メンテナンスの重要性を改めて意識させられました。小幅板の天井は米松の無垢の板なので、変色がひどい場合は、再塗装の際一度サンダーで表面の色を落として塗装をすると、元の木の色を取り戻すことが出来ます。