新型コロナで考えたこと3「人と人のつながりが蝕まれる危機」

 

世界中に新型コロナウイルスがはびこってきました。イタリアでの新型コロナの影響が厳しい頃、ボローニア在住の日本人の中村英明さんの報告記事が毎日新聞に載っていました。

そこでは今、頬をふれハグし合う日常的な挨拶をやめるよう政府が求めるようになり、人と人のつながりを大事にする、連帯や共感あるいは分かち合いというような意味合いを表す「ソリダリエタ」という、多様性と開かれた風土を守ろうとする価値観が揺すぶられていることを嘆いていました。

確かにこの新型コロナによって、生物としてのヒトだけでなく、人と人のつながりで成り立つ社会が蝕まれる危機に、イタリアだけでなく世界中が直面させられているのかもしれません。(藤原)