『鴻雁北(こうがんかえる)』

雁が北へむかって出発する季節となりました。ようやく春の不安定気候が落ち着いてくる時期となるのではないでしょうか。

(そんな遠距離飛ばなくても、日本にいればいいのに)と思ってしまいますが、渡り鳥が遠距離を渡る目的は子育てのようです。体内時計を駆使して、食べ物を入手しやすく、ヒナを育てやすい場所へ命をかけて移動します。

また、群をつくってV字で飛ぶ雁は、先頭にいる鳥のおかげで、後方の鳥たちは一羽で飛ぶより7割も遠くまで飛べるそうです。

 

今。

新型コロナウィルスに対して先頭に立ってくれている人は誰でしょう。医療関係者、政府、知事、公務員の方々・・・初めての事態への対処に「それは違うだろう・・・」と思うこともありますが、先頭にいる雁が道なき道を進んでいるのは事実です。後方にいる以上、今は批判ばかりより協力がとても大切だと感じます。そして今もっとも協力できることは、人との接触を最小限にして家にいること。

 

さて、コロナ騒動で久しぶりに子供との時間が急激に増えております。今家にいなければならない時間を利用して、子供のために場所を探す雁を見習い、子供の成長を促す場所づくりの時間にしてみてはどうでしょうか。新生活・新学年に合わせた家づくりです。毎日の生活を再確認しながら、物の配置・勉強エリア・くつろぎエリア・・・ちょっとした仕掛けで、もしかしたら子供の成長、自立の手助けになりながら、私たち親も笑顔の子育てになるかもしれません。

今年お子様が入学されたご両親の皆様、ご入学おめでとうございます。子供の成長を感じるとてもうれしい時期ですよね。特に環境を整える絶好のタイミングです。今、この時期をどうか大切に・・・

家づくりは毎日の生活と健康が直結します。住まいづくりで何かお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にお問合せください。(岡坂)