家事ミッション


満開だった桜は、いつのまにか夏にむけて葉桜となっていました。
例年なら通りすぎてしまう葉桜を、今年はジッと立ち止まって見てしまいました。
新型コロナウィルスの影響で、これまでにない状況の社会が続いていても、時は流れていて季節が移り変わっていくことを感じさせてくれました。

そういえば。
子供たちが入園する前は24時間ずっと一緒で、何が起きたか全てわかっていることが当たり前でしたが、いつのまにか親の知らない時間が多くなっていました。
それが昨今の生活により、久しぶりにあの時の感覚を否応なしに取り戻しています。
・・・が、当時よりも大きな体になった子供たちにはミッションを課してみました。おかげさまで家事の育成強化期間となっています。

私自身専業主婦の時期もありましたが、正直家事はあまり好きではありません・・しかし、これまで子供たちにやらせてみることなく自分でやってきてしまいました。
ゆえに教育?躾?という名の『家事育成期間』でとても助かっています。これを機に生活力を少しでも生活力を身につけてくれたら嬉しいです。

子供達の様子を見ていると、同じ家で生活をしていても、それぞれのやり方やテンポの家事を目の当たりにして、いつのまにか私の家事は、(おそらくあまり好きでないことから)いかに短時間で仕上げるか!を基本にやっていたことに気づきました。

家事は、それぞれのやり方や順番や癖、気になるポイント等、違いがありますよね。
でもきっとそれらは全て正解で、自分のやり方に準じた配置になっていることで、やりやすさが断然異なります。

だから私は毎回奥様の家事が気になります。
もちろん家事が好きで、全く苦にならない方にも。毎日のことで、年月を経過することによる家族の変化も含めてお話することにより、より暮らしやすい住まいになるのではないかと考えるからです。

家の中の生活を他人に話すのはとても抵抗あるとは思いますが、家を建てるときには、そんなことはとっぱらって・・・
是非親友にも話してないようなお家事情や、生活での細かなことを設計士にお話することをお勧めします。

多くの設計士は、少しでも希望を叶えるべく頭を捻ることでしょう。
きっとその場面も建築設計を生業としている者には生きがいを感じる瞬間です。
みなさんの生きがいは何ですか?

命あることが当たり前ではないことを切々と感じる今だからこそ、1日を大切に生きなければと感じます。
今日もお疲れ様でした。(岡坂)