カテゴリー: 萩原

竣工、独立

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このブログでも何度か取り上げられています船橋のM邸「方円汎居」が竣工し、引渡しが終わりました。
今回の住宅は特に形態や架構が特殊だったため、図面通りに納めるのがなかなか難しい部分もありましたが、現場の監督や職方さんも積極的に知恵を絞っていただきとてもうまく施工され、工期の迫っている中でも丁寧な仕事をして頂きました。また、建主さんもよく現場を見てもらってましたので、そういった現場の状況を見て色々な面でご理解頂きスムーズに現場を進行することが出来ました。先日の内覧会の際に完成した現場で1日中過ごし、中庭に座ってのんびりしてみたり、夜の雰囲気も味わうことが出来ました。今度は建主様のこだわりの家具などの揃った家の中を見るのが楽しみです。
私事ですが、昨年末で結設計の籍を外れておりました。「みどりのの家」は竣工間際でしたし、今回の「方円汎居」は偶然にも建主様宅が私の自宅から徒歩3分、現場まで自転車でも5分と掛からない場所にあるという、担当者としてはおあつらえ向き過ぎる条件でしたので、自宅で独立開業の準備をしながら現場監理をしておりました。今のところ、自宅の1室を事務所にして仕事をしているのですが、なかなか結設計の時のように朝から夜遅くまで作業とはいきません。妻も働いている為、朝は息子を保育園に送り、それから家の雑務をしながら仕事、監督から連絡があれば自転車で現場に行き、夜8時頃には義母に預けている息子を迎えに行き、一緒に寝る。週に何度かは早朝に起きて仕事をするといった感じです。日々バタバタしているものの、今までと違って子供と接する時間が増えたのが生活の中で一番の大きな収穫です。また、仕事の方ではありがたいことに新築の設計の依頼を現在2件ほど頂いてまして、昨日ようやく1件目の積算用図面が完成したところです。
今回で私のブログは最後になりますが、私の事務所のHPを開設しましたのでもし宜しければご覧下さい。結設計のようには頻繁には更新出来ないかと思いますが宜しくお願い致します。
CLOVER ARCHITECTURE STUDIO : http://www.cloveras.com/


グレーのテーブル

我が家の食卓のテーブルは80?角の正方形のテープルでした。アパートの間取り的にテーブルを壁際に寄せないと動線が確保出来ないのでそうすると2人なら何とか食べれますが、子供を入れて家族3人ではさすがに窮屈な状況です。
かなり前から妻にはテーブルを新しいのにしようと言われ続け、ようやく買い換えることにしました。手持ちの椅子のサイズやら色やら検討した挙句、結局購入したのがIKEAの5千円もしないテーブル。食卓は家の中では重要な家具なので良いものをじっくり考えていづれ気に入ったものを買うことにし、中途半端な金額ではそれなりのものなので、逆に思い切って節入りの無塗装のパイン材の安いテーブルにしました。ちょうど西船橋で進めている現場で建具や枠や柱の色をかなり悩んだ後だったので、このパイン材のテーブルをどう仕上げるかで結構楽しめました。

まず、他の家具や小物類からクリア塗装や、茶系の色は合わなそうです。消去法でホワイトかグレーの2色まで絞り、せっかくなので木目は生かしたいという点までは妻と意見が一致。妻はテーブルがグレーだと食べ物がまずく見えそうだからホワイトにしようと言います。ただ私の方はグレーにしたい。グレーの食卓が良いか微妙だと思いながら、グレーにしてみたらどうなるかという興味の方が強かったので、今回はホワイト:グレー=3:2の割合で調合して塗ることにしました。通っぽいですが、現場で余った塗料サンプルの残りの割合です。実際に塗装してみて結構いい感じなのですが、木材の吸い込みムラや塗りムラで何となく中途半端な雰囲気です。ただ、2回塗りするとベタッとした仕上がりになりそう。悩み始めたので、とりあえずゆっくり決めようとベランダに2.3日放置しておきました。

たまたま、昨日他の設計者の建築を見る機会があり、木部の塗装がホワイトの拭き取り仕上げというのをやっていて、これがまた中途半端な仕上がりなのですが、やさしい雰囲気が出ていました。昨日見た塗装のこともありこの中途半端な感じの塗装で行こうと決め、表面が少しざらついた感じがあったのでサンドペーパーをかけて、ようやく今日組み立てて完成しました。ベランダで塗っていたのでその時は色が薄すぎるかなと思いましたが、部屋に入れると思ったよりも濃かったので3:2で良かったです。実際に置いてみた感じでは、小物類が白いので白がきれいに見えるのと、他の色も映える感じがします。数年前に買った紫色のパントンチェアーもあのころは若かったなと今では扱いに困っていたのですが、このテーブルでは割と合っている様に思えます。


さしがね

大学を卒業してから、10数年建築に関わる仕事をしてきたのですが、恥ずかしいことに最近読んだ本で初めて知ったことがあります。木造の現場に行くと必ず大工さんが持っているものに「さしがね」というL型の定規があり、普通の定規のように目盛が表と裏の両方についています。この目盛は表目と裏目とで寸法が違っていて、(表目の目盛):(裏目の目盛)=1:√2の比になっているとのこと。この√2は丸太材から角材をとる為、角材の対角線の長さが簡単に出せるようにこのような目盛となっているようです。このさしがねを使って現場で大工さんが木材などに墨出しの線を引いているのはいつも見ているのですが、実際には規矩術というとても奥の深い技術があるようで、さしがね1本で色々な墨出しが出来るとのことです。ちょっとMYさしがねが欲しくなりました。


写真撮影

今月アップした「みどりのの家」の写真撮影はちょうど梅雨入りが発表された時期でした。
天気予報では撮影当日は午前中雨で次第に天気が回復するということで、前日にどうしようか悩みながらカメラマンに撮影するか相談をしたところ、萩原さんが決めてくださいとあっさり。
延期となるともう一度スケジュールを組み直さなければいけないし、本格的な梅雨に入ればさらに条件は厳しくなるので思い切って翌日に決行することにしました。写真撮影は建主、カメラマンの予定とさらに天気が絡んでくるので、予定日と予備日も確保しておかなければならず日にちの調整が意外と大変です。撮影当日は雨が止んで曇りの天気でしたが、つくばEXでみどりの駅に着く頃には運良く西の空から晴れてきていました。

 今回の住宅は説明にも書いてあるのですが、敷地に余裕があり庭にも同じ規模の家がもう1軒建つほどです。
計画では道路境界沿いには最初から植栽を植えるものの、庭は建主さんの自主施工ということで1月末の引渡しから約3ヶ月間、土曜日曜は庭仕事をされて建物の周りには砂利を敷き、家庭菜園コナーが出来、南側の庭には芝が敷きつめられた状態になっていました。これからも少しずつ手を入れて建主さんなりの庭に成長して変化していくので楽しみです。

 撮影の際、写真に入らないよう置いてあるものを移動することがあります。
外観を撮る時に、デッキ脇に置いてあった直系1m以上あるプラスチックの亀の形をした子供用の砂場があったので庭の角に移動しました。たまたま移動した位置が2方向道路の角にあたる場所で、撮影の休憩中に近所の仲の良い友達が集まってきて道路からそのまま庭に入ってきてその砂場で遊んでいました。
庭も広いのでちょっとした公園のようになっていて、撮影が終わった後もなかなか良いということで亀の砂場はそのままの位置になっているそうです。


フラットスラブ

1階がRC、2階が木造の現場の1階部分の写真です。

今回は1階のRC部分の階高を低く抑えたいが、天井高さは出来るだけ確保したいということもあり、フラットスラブ構造を採用しました。フラットスラブは通常スラブ厚さ18cm位のところを30cmにしてスラブと梁を一体にしたような構造です。そのためスラブ下に梁が出てきません。

建物のスラブ面の大きさや平面計画によっても違ってくるとは思いますが、今回はコンクリート量や鉄筋量を厳密に計算するとフラットスラブは数量が多くなる代わりに、型枠や配筋の工事がかなり楽だったと思います。

見た目もコンクリートの壁とスラブだけのすっきりした構成になっていてなかなかいい感じです。


赤い車

最近、100分の1のミニカーのおまけがついている缶コーヒーがコンビニに売っています。後で建築用の模型にも利用できると思い、買うたびにもうすぐ3歳になる息子に渡していました。家の中では全てのおもちゃが息子のもので、兄弟で取り合いをしたりケンカをすることがないので、赤い車とシルバーは私ので黄色と青と黒は息子のものという約束にしました。そうすると赤い車が欲しくて気になって仕方がないらしく、家に帰ると「パパの赤い車どこ?」聞いてくるし、「パパの赤い車カッコいいね」と何度も言ってきます。外でも本物の赤い車を見ると「パパの赤い車が走ってる」と言っているそうです。実際には親指大ほどの赤いミニカーしか私は持っていないので出来れば外では言うのやめて欲しいところです。

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上棟

船橋で進行中の物件がようやく上棟しました。

1階がRCの為、ここまで来るのに3ヶ月ほどかかっています。上の写真の位置でRCの型枠の状態から撮り続けているので、竣工の際には出来上がっていく感じが分かる写真をお見せできるかと思います。


打ち込みです

船橋市で1階がRC、2階が木造の住宅の現場が動いています。

月曜日に1階の壁と2階のスラブのコンクリート打ちがありました。
ここのところ雨が多かったので天気が気になって仕方ありませんでしたが、当日は幸いにも良く晴れてむしろ暑いくらいでした。

今回は敷地の関係上2tのミキサー車しか入れないため、少しずつコンクリートを入れ替わり運んでもらい、しかもコンクリート量が多かったので朝8時 から始まって打ち終わるのに16時までかかりました。でもコンクリート打ちは緊張感がある為、終わった時にはもう16時かという感じです。


職方さんも終わった時にはようやく飯が食えるという雰囲気でしたが、あの陽気の中、トラックの荷台で夕方まで日を浴びつつけていた鳶さんのお弁当が大丈夫か少し気になりました。私の方は現場が家から自転車で5分とかからないので、とりあえず家に帰ってビールをあおりました。


レイクタウン

昨日イオンレイクタウンに行ってきました。武蔵野線の吉川と南越谷の間に新しい駅「越谷レイクタウン」が出来てその駅前にあるショッピングモールです。このショッピングモールは日本最大級とのことで、なんとスターバックスが3店舗も入っています。千葉県民にはお馴染みの船橋ららぽーとの2倍弱の店舗面積ですから相当な大きさです。ここに来た目的は子供の好きなトーマスの乗り物があるからです。何かある度にまたトーマス乗せてあげるからいい子にしててねと子供に言ってきたので、2週間前にも子供と二人で来たのですがまた来てしまいました。


正月休み

あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
正月休みは旅行に出かけたり、家でゆっくりしたり、実家に帰ったりと人によって過ごし方が違うかと思います。私の場合は実家に帰って酒ばかり飲んでごろごろしているのが通例でしたが、子供が出来てからはそうもいきません。妻の仕事は年末年始が稼ぎ時で忙しいため、私と子供で実家に帰る予定にしました。タイミング良く年末の30日に子供が水疱そうにかかり、実家でおとなしく療養です。忙しいときに子供がこういう病気にかかってしまうと保育園にしばらく預けられないので、なかなか空気の読める親孝行な子供です。子供は病気のわりに元気で、1日中一緒にいるとどうもエネルギーを吸われている感じで、自分でも日に日に弱っていくのが分かります。案の定、最後は風邪を引いて自宅に帰ってきました。さらに帰る途中で携帯電話を落とすというおまけつきです。1年の厄があまり影響のないこの時期に集中してくれたということでめでたい正月だったと思うようにします。この1週間トイレもお風呂も寝る時も起きる時もずっと子供と一緒だったので、昨日保育園に行った時には何かとても重いものが取れて軽くなったような感覚でした。世の中のお母さん方はこれが休み無しで何年もぶっ続けということを考えると本当に偉いと思います。今年はおかげで正月太りはあまりしませんでした。