現在の設計監理業務を継続しつつ、これまで個別の設計で開発してきた木造建築の内外装及び構造躯体を、多くの方の建築で使用できるように、部材化して提供する事業です。

提供するのは、上の写真の工事中の家(グレー色)や設計事例の「盛岡の家」の居間食堂棟(木地色)及び「大沢の家」(茶色)のベランダの手すり壁の外壁仕上材です。これを部材化して多くの人が使えるようにする事業です。通常の木製外壁ながら、延焼の恐れある部分や準防火の地域の防火規制にも、対応できる使い方ができる防火構造の認定を見出し、かつ数年前「盛岡の家」を設計した時に意匠登録をしていて、世界のどこにも存在していない、外壁仕上材です。

その他にも準防火地域に通常の下見板や当事務所オリジナルのFSU工法の部材(那須町の家や陸前高田市森林組合事務所の事例参照)やその部材で建て方まで行う木造スケルトンの提供も考えています。
今日、木材の性質に合わない木の使い方が横行していて、もっと木の性能を活かし、無理のない使い方を提示していく必要を感じて始める事業でもあります。しかもウッドショックで値上がりした建築費で市場が冷え込み、地方の森林整備や木材生産が危機的状況にあります。これまで数多く木材関係者に助けられてきた私たち設計事者も少しでも木材が多く売れる手助けをしようということです。この事業の広報活動を担ってくれる方を求めています。
SNSやネットを駆使でき、キャド(オート)を使えて、プレゼン能力のある方は歓迎します。
当事務所は多様な働き方に対応できるところです。メールで問い合わせください。

但し、既存の紹介機関からの斡旋はご遠慮ください。これまで前例のない事業のためマニュアル通り、或いは指示通りにやるだけで、自ら考えようとする方を望んでいます。