藤岡の家

セミリタイヤされたご夫婦の為の住宅です。南北に長い土地を生かし、通常通りの南庭に加え、北にもアプローチを兼ねた前庭を設けました。玄関を入ると簡便なアイストップとなる格子戸を通して土間が南庭まで続きます。土間によって居間と客間が分断されますが、可動式のベンチによって居間と客間をつなぐか、庭と玄関をつなぐか、全てを往来可能にするか等様々な形態に対応します。キッチンが北になりますが、前庭に向かって大きな開口を取ることで明るさと景観を確保出来ました。キッチンと居間に挟まれた食堂は南北の窓の他に、2階に設置した月見台の床をスノコ状とすることで上からも自然光が入ります。このスノコは1階の暖気を2階に流す役割も兼ねており、2階に溜まった暖気はファンにより床下に送られ、家全体で空気が循環します。客室の床の間は置き床で、普段は季節の物を飾り、宿泊時には片付けて寝床を広げられるようになってます。南庭の先には蘭の栽培用の温室もあり、育てられた蘭が家の要所に彩を加えています。

所在地:群馬県藤岡市
家族構成:夫婦
構造:木造2階建て
敷地面積:418.9平米(126.7坪)
延床面積:133.9平米(40.4坪)
施工:信澤工業株式会社
担当:藤原・柳本