投稿日:2020年11月11日 投稿者:加藤三ツ沢の家 一年点検 横浜の三ツ沢の家の1年点検に行ってきました。竣工当時と変わらずとても綺麗に使われていました。また、玄関前の前庭と中庭にも植栽が入り、雰囲気がとてもよくなっていました。 中庭に向けた開口部の上部の小幅板天井の中には、ロールブラインドが仕込まれていますが、中庭は完全に囲われているため、他の家や道路からの視線は全く気にしなくて良いので、あまりロールブライドは使わず、開放しているとのことでした。カーテン等を閉めないで過ごせるという、ロの字型のメリットですね。 新築したての建物、特に木造住宅は、構造体を含めた多くの部分に天然の素材である木材を使用しているため、完成した後も乾燥したり湿潤になったりすることで、木材の膨張や収縮が起こりいろいろなところが動きます。それが1年の四季を通じ寒暖を経験して、だんだん落ち着いてきます。 それらの動きにより発生した不具合などを調整するのが一年点検の目的なのですが、それだけでなく設計者にとっても、一年点検は建て主さんに住み心地や各ヶ所の使い勝手などを直接伺うことができる良い機会です。 その中で、心地よく住まわれていることを聞けてとてもうれしく、安心しました。(加藤)