投稿者: 藤原昭夫

「武蔵野の家」プチ見学会のお知らせ

4月14日(火)に「武蔵野の家」の1ヶ月点検を行います。
その際に、建主様のご厚意により住まわれている住宅を見学出来る機会を設けることが出来ましたので、お知らせします。

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居間・食堂を2階に計画した地下1階地上2階建ての都市型住宅です。
結設計では珍しく?敷地いっぱいに建てているので、屋根の出はあまり出ていません。
敷地は、間口が狭く奥に深いかたちで、中庭を設け光を入れる工夫をしています。

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日当たりや、前の道路の人通り等を考慮して2階に居間食堂を設けた間取り。
2階の居間は、薪ストーブがあり、天井は小幅板天井です。
1階には、車庫が組み込まれています。
地下は、納戸とオーディオルームになっています。

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建物は、外壁を通気工法の外断熱とし、屋根は外断熱の上に通気層を設け、夏場の壁・屋根内の熱を逃がすようにしています。
また、基礎蓄熱式暖冷房と2階居間食堂には温水床暖房を入れており、居間や食堂・キッチン、寝室はもちろん浴室やトイレも含めた家全体が、ほぼ同じ室温になるので、ヒートショックになりにくい家になっています

ご興味のある方は、内覧会申し込みフォームにて、お名前・ご住所等をご記入の上お申し込みください。
お申し込みをしていただいた方には追って詳細をご連絡致します。

■開催地:東京都武蔵野市
■日時 :2015年4月14日(火) 午前中(10:30~)
■最寄駅:JR中央線 三鷹駅から徒歩5分


市街化調整区域の開発許可

市街化調整区域とは、いわゆる「市街化を抑制すべき」とされる区域で、[都市の周辺部における無秩序な市街化の防止]や[良好な宅地水準を確保するために公共施設や排水設備等必要な施設の整備を義務付ける]目的で、開発行為や建築行為等に都道府県知事等の許可を義務付けている地域です。

現在市街化調整区域は、国土の約10%を占めていて、約1205万人(9.5%)の人々が暮らしています。
全国で言うと10%という割合ですが、現在開発が進み建設が盛んなつくば市では、面積28,407ha全域が都市計画区域に指定されています。このうち市街化区域が18.8%,市街化調整区域が81.2%となっています。
つまりつくば市で家を建てようとするとほぼ必要となってくるのが県知事の開発許可申請なのです。
つくばエクスプレスのお蔭で、浅草からも直通で40分、東京へも通勤圏内ですし、つくば市の人口は増え続けています。

そんな人気の土地であるつくば市で現在新築の住宅工事が進んでいます。
8筆の土地をお持ちで、そこに広い庭を持った住宅を建てる計画です。
もちろんこの計画地も市街化調整区域ですので、開発許可申請が必要となりました。
さらに今回、1筆の地目が[農地]となっていたため、開発許可申請の前に農地転用の許可申請を農業委員会に提出しなくてはなりません。ですがこの農地転用….とても時間がかかるのです。
さらに敷地が1,000㎡を超えるか超えないかで、県から求められる排水設備の規模が大きく変わってきます。
これらの規定を、言われるがままにただクリアしていくと計画から着工までにただただ膨大な時間とお金がかかってしまいます。これらのかかる時間とお金は本当に建て主が望むものなのか。素直な順序の申請が本当に正しい方法なのか。とても悩みました。
それゆえ地域の不動産屋さんや役所の方々から様々な知恵を頂き、庭の活用内容や施工の順序の様々なパターンを考え、申請の順序をしっかり考え直すことで、今回計画完了から着工までをなんとかスムーズに迎えることができました。

都道府県知事によって多少内容の異なる開発許可ですが、様々な道を諦めず探ることで、ややこしい開発許可申請も少し攻略することが出来ました。

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着々と工事が進んでおります。


日々の小さなワンダーを慈しめる?

赤ちゃんと接すると、彼らには日々すべての時間がワンダー(驚きや不思議)で満ち溢れているのがよくわかります。よく眠れておなかが満ちてさえいれば楽しくてしょうがないようです。本来そのワンダーは幾つになったとしても、私たちにもあるはずで、その年なりのワンダーを日々見いだせないのは、何かに囚われていて、入ってこなくなくし、楽しい時間とも疎遠にしているのかもしれません。

先週土曜日、森の貯金箱事業での釜石地方森林組合の構造見学会がありました。工法説明を終えて、盛岡までの車中、雲一つない晴れた夕方の東の空に、山の端から驚くほど大きな月が顔を出しているのが見えました。今夜の皆既月食は確実に見れる!ということで、同乗のある者は娘さん家族とキャンプに、もう一人は家族とテニスコート付きの温泉で汗を流して、その後いっぱいやりながら露天風呂から見ようと予約を入れていました。自分は、どうしてもその時間は盛岡から乗る新幹線の車中になってしまいます。やまびこで途中下車するか、と計算してみたら、6時50分の盛岡発のハヤブサに乗れば、皆既月食の時刻の10分前に大宮に着く、よし、俺もホーム南側の端から見れるかも!ということで、「いい皆既月食を!」と駅で分かれ、家にも電話で皆既月食の時刻を教え、1300円の贅沢弁当を買って乗りました。指定席が1号車とあり、さい先いいと思いましたが、どうも宇都宮を過ぎたあたりから、空が暗い。大宮について、降りた客の歩く方向と逆に、駅員に訝しがられながら、ホームの南端に荷物を持って駆け寄り、南の空を眺めたらやはり暗い。星一つ見えない!

これも一つの(逆)ワンダー。天候を恨むも、ここまでわくわくして来れたことを喜びとするかは自分次第。これにめげずに、いつなんどきでも日々、自分なりのワンダーを大事にして行こう!写真は工事途中の釜石森林組合事務所の内部です。建築事務所のサイトらしきことも言いいますと、この森林組合事務所の建築は、FSB工法で為されたことで、地域材使用量が95.4㎥/製品、丸太で190.8㎥、3haの間伐ができ、森林関係者の90人/日の雇用を生み、建設関係者の300人/日の雇用を創出しているとのことです。(釜石地方森林組合)
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昨日見た椿の花

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地域の福祉サービス施設

東京の新宿で、複合型サービス福祉事業用の建物の現場が進んでいます。鉄筋コンクリ―ト造の現場です。

坂町ミモザの家は、かいアソシエイツの浦口さんがデザインと工事監理、結設計が実施設計と工事監理、辻建設さんが施工を担当しています。
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この施設は、こういった問題に対して、広い地域を対象とした大きい病院や施設で対応するのではなく、住み慣れた地域の中で高齢者を支援するための施設です。

今まであった小規模多機能型居宅介護(デイサービス・ショートステイ・訪問介護を受けることができるサービス)に「訪問看護」ステーション機能を加えて、医療を必 要としている方が、慣れ親しんだ地域と家で、家族や身近な人たちに囲まれて暮らし続けることを、サポートしていくそうです。

高齢になって残された人生を自宅で穏やかに過ごすことは、多くの人が望むことではないでしょうか。
ただ介護する家族も大変ですよね。用事を済ませるのに数日間家を空けることも大変になりますし、病院に行くほどではないけどちょっと調子が悪い時などもありますよね。
そういった時に、日ごろから相談できるところが近所にあって、数日預けて用事を済ませる等もできれば助かることが多いと思います。そういったことが出来る施設になるとのことなので期待しています。

建物が出来た後、どのように運営されて地域に根付いていくかが今から楽しみです。


那須の家 プチ見学会は今週末

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「那須の家」(栃木県)のプチ見学会は、今週末1/24(土)です。
既に入居されている住宅を見学させていただく貴重な機会です。お誘い合わせの上お越しいただければと思います。
詳しくはこちら

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那須の家 プチ見学会のお知らせ

年明け1月24日(土)に、住宅を計画中の方を「那須の家」にお連れするのですが、もう数組の方をご案内することが可能そうですので、お知らせします。
約半年住んでみた建主様のご意見が聞ける機会です。
_MGL1776b今回のプチ見学会は、予約制とさせていただきます。ご興味のある方は、下記の申し込み方法にてお申込みください。

FSB工法の平屋建ての住宅です。
この那須の家の母屋には基礎蓄熱式暖冷房を入れています。
居間や食堂・キッチン、寝室はもちろん浴室やトイレも含めた家全体が、ほぼ同じ室温になるので、ヒートショックになりにくい家になっています。また、杉の角材壁が大きい蓄熱材として働くので、通常の軸組工法の家よりも、室温の変化が緩やかになります。
この基礎蓄熱暖冷房の熱源のヒートポンプは、夜間電力で稼働するので、電気代も抑えられます。

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過去のブログでも紹介してきていますのでそちらもご覧ください。
住まわれてからの見学会ですので、その点のご配慮をお願い致します。

■開催地:栃木県那須町
■日時 :2015年1月24日(土) 13:00~
■最寄駅:JR那須塩原駅より車で約20分

■申し込み方法
見学ご希望の方は結設計宛にメールまたはFAXにて下記までお申し込み下さい。
お申し込みの際には、「那須の家内覧会参加希望」と明記して頂き、
住所、氏名、連絡先、参加人数をご記入下さい。
参加申し込みのご連絡を頂いた方に、詳しい住所などをお知らせいたします。

■申し込み先
事例案内申し込みフォーム
e-mail: office@yui-sekkei.co.jp
FAX:   03-5651-1934

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武蔵野の家 内覧会のお知らせ

「武蔵野の家」は、間もなく竣工を迎えます。
年明けの1月11日(日)に、建主様のご厚意により、引き渡し前に見学できる機会を設けることが出来ましたので、お知らせします。
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居間・食堂を2階に計画した地下1階地上2階建ての都市型住宅です。
結設計では珍しく?敷地いっぱいに建てているので、屋根の出はあまり出ていません。
敷地は、間口が狭く奥に深いかたちで、中庭を設け光を入れる工夫をしています。

日当たりや、前の道路の人通り等を考慮して2階に居間食堂を設けた間取り。
2階の居間は、薪ストーブがあり、天井は小幅板天井です。

建物は、外壁を通気工法の外断熱とし、屋根は外断熱の上に通気層を設け、夏場の壁・屋根内の熱を逃がすようにしています。
また、基礎蓄熱式暖冷房と2階居間食堂には温水床暖房を入れており、居間や食堂・キッチン、寝室はもちろん浴室やトイレも含めた家全体が、ほぼ同じ室温になるので、ヒートショックになりにくい家になっています

ご興味のある方は、内覧会申し込みフォームにて、お名前・ご住所をご記入の上お気軽にお申し込みください。
お申し込みをしていただいた方には追って詳細をご連絡致します。

■開催地:東京都武蔵野市
■日時 :2015年1月11日(日) 13:30 – 15:30
■最寄駅:JR中央線 三鷹駅から徒歩5分



豊川の家の内覧会は、今週末です

P1120434豊川の家(愛知県)の内覧会は、今週末11/29(土)です。
既に入居されている住宅を見学させていただく貴重な機会です。お誘い合わせの上お越しいただければと思います。
詳しくはこちら