投稿者: 藤原昭夫

七弦琴と玉堂・春琴・秋琴in鞘堂

千葉市美術館で18日までやっている、浦上玉堂・春琴・秋琴父子の芸術展を見てきました。

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上の写真は、浦上玉堂父子の芸術展を見に行った際、玉堂が演奏していたと言う七絃琴(胡琴)の実演奏後の写真です。残念ながら演奏があると言うことが分かったのは、帰る時で、急いで聴きに行ったのですが、終わっていて、七絃琴の説明をしていた時撮影させてもらったものです。現在 日本で弾ける人は百数十人ほどしかいないそうです。七絃琴はなかなか興味深そうな楽器でしたが、長くなりそうなので、ウイキペディアででも調べていただくこととして、今日は玉堂について。

玉堂は岡山県の鴨方藩のエリート武士として勤めた後、50歳で脱藩して、七絃琴と画筆を携えて17歳と10歳の息子達を連れて自由を求めて文人として全国を遍歴して歩いたとのことです。その息子春琴と秋琴の画も同時に展示してあり、当時の文人として生きるということがどういう事であったかが分かる展覧会でした。この時代の文人というのは昔の中国の白居易など、琴棋書画に代表されるような芸能を遊戯として嗜んだ、多芸に秀でた芸術家たちで、このほかにも、詩や篆刻などが文人の芸としてあげられるようです。今で言うシンガーソングライターのようなものかも知れません。文人たちは各地の豊かな商人や支配階級の集まりに呼ばれて芸を披露したりしていたようです。今でいう文壇など優秀な芸術家たちが集まって談論風発して楽しんだ仲間づきあいも盛んだったのだろうと思われます。玉堂自身は画より40歳から始めた琴(筝)を演奏する事に強く惹かれていたものと思われます。それでなければ自分や息子の号に琴という字を使わないのではと思われます。

学生の頃この玉堂も何も知らない時、彼の奔放な画に魅せられ墨絵を少しだけ描いたことがあって、チャンスがあれば見たいと思っていた画家(文人)でした。それが今回の展覧会で父子共々の画と生き方を展示してあり、三人を同時展示することで、一応意匠設計者という表現者の端くれとして、教えられるものが色々ありました。

玉堂の自由奔放な絵に、息子春琴は何とか父のような画家のなろうとして励んだものと思われ、実に美しく緻密な画を描いていました。技量は玉堂を凌いでいるように、私には思われました。春琴より7歳下の秋琴は、早くにその画才を発揮したようですが、絵の道には進まず、堅実に藩の行政の実務家として過ごし60過ぎてから再び画を気まぐれに描いたようです。私の想像ですが、春琴は玉堂を追い越そうとして努力を重ねて、職業画家としても当時は春琴の方がもてはやされていたかのようです。確かに技量は上回ったかもしれませんが、うまくなればなるほど玉堂の画ほどには惹かれるところまではいきませんでした。芸術というのはうまいから惹かれるというものではないという典型のように思われました。玉堂の画はある意味いい加減というか、天才的で自由闊達というか、絵に囚われてないかのような画なのに魅力的でした。たぶん七絃琴の方に重きを置いていたのではないかと推察しました。だから奔放な画を描けたのではないかと思われます。しかし春琴の父の演奏姿を描いた画は、自由さと穏やかな温かみがあり、最も好ましい気がしましました。秋琴は父と兄をみて、どっちにも行けない、別の道を選んだ方が賢明と判断したものと思われます。兄も父も意識しなくなって再び気ままに画を描く気になったのはよくわかる気がしました。

この千葉市美術館は下の写真のように古い旧川崎銀行千葉支店の建物を保存・修復し、さらに現代の文化活動に対応できるスペースとして、改修され、それを部分的に残し、現代的建築で鞘堂として包み込んだ建物です。設計者は京都の国際会議場のコンペ当選者の大谷幸夫・沖種郎の二人のうち大谷(幸夫)研究室の方です。平成6年に竣工、建設省設立50周年記念事業「公共建築百選」にも選ばれているそうです。

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「住まいの3Dしくみ図鑑」掲載

「住まいの3Dしくみ図鑑」エクスナレッジ出版に、印西の家(P.075)、永山の家(P.076)、善福寺の家(P.077)、大きな軒をトラスで支える(P.100)、床を下げてオーディオルームをつくる(P117)が、掲載されました。
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過去の建築知識の特集記事を再度まとめなおし書籍化されたものです。
一般の方向けではないのですが、詳細図が立体化されるなど、分かりやすくまとまっています。
書店で見かけたら是非手にとってご覧ください。


木造躯体顕わし60分耐火試験クリアー

FSB工法での、木造準耐火60分構造外壁及び耐火区画壁の耐火試験に、(一社)岩手県建築士事務所協会及び岩手県森林組合連合会並びに結設計が連携して、(公財)日本住宅木材技術センター試験機関にて、林野庁の助成金活用で2016年9月合格することが出来ました。ようやくという感じです。異常気象等を始め地球環境をどんどん異常な状態に押しやっている現代文明において、正常に近づける作用をする建築の工法としては、このような、CO2の吸収固定を増進して廃棄物を削減する、部材のリユースを前提とした工法にせざるを得ない中、現実的で完成形に近い工法技術でクリアーできました。この試験結果をもって国交省に60分耐火壁としての認定を受け、年内には下りると思われます。

耐火試験を行う炉です、炉の各穴から1000度近い炎で吹き付けます。046 炉の内部ではこれだけ激しく燃えています。055

木造躯体顕わし準耐火構造(60分)耐火試験に合格と言っても、殆どの方はそれがどうかしたの?、という感想ではないかと思われます。このことは、如何に建築が法律でがんじがらめに拘束され、木を現して使える領域が少ないかを知っている者には分かって貰えますが、そうでない方には、猫に小判、馬の耳に念仏かも知れません。

試験後に炉から取り出した試験体です。

市街地の殆どには防火のために、外壁を防火構造や準耐火構造に、又、面積や用途によって不燃材にしなければならない規制があり、木造で建てようとしても、その木を内外に顕わしに出来ないことが多いのです。木造三階建てでも同じです。

燃焼で試験体がどうなったかを検証しているところです。

通常の木造建築は柱間が空洞になっているか断熱材が充填されてあるため、躯体を内外サイディングや石膏ボード等の新建材で包むことで、30分や60分の耐火性能を満たし、内外に燃え抜けがない様にします。この方法ですと現実の建築では手間や材料費が嵩み、鉄骨造等で建てた方が安価になることも多く、しかも木材を顕わしに出来ず、木造で建てる意味やメリットがなかったのです。

耐火試験をクリアーしたFSB工法の壁は、柱と同寸の杉の無垢材で充填されているため、空洞がなく、角材間に隙間を生じさせなければ、燃え抜けない様にすることが可能です。試験した壁の内部は木造躯体を顕わし、外部には断熱材を貼り、杉の仕上げ材(下見板や縁甲板等、殆どの木材の仕上げを可能とする条件)を貼った105mm角の柱を含んだ構造外壁です。さらにもう一種類、内外に仕上げも断熱材も貼らない躯体だけの、120mm角の角材の内外同一仕様の壁(耐火区画や間仕切り用の構造外壁)の二種類です。

柱を太くすればより容易にクリアーすることが可能ですが、それではその分コストが嵩み、普段使いがしにくくなり、どれだけ小さな構造柱でクリアーさせるかが勝負所なのです。試験でクリアーした柱は外部仕上げタイプが105角、耐火区画壁は120mm角で、どちらも240mm角まで使用できる条件でクリアーしました。

この二種類の60分耐火壁によって、木造躯体現し(石膏ボードやサイディング等の新建材使用が削減)の準耐火構造建築が可能になり、これまで通常材料使いの木造では難しかった、延べ床3000平米の建築や三階建ての幼稚園や老人ホームなどの福祉施設や公共建築が、FSB工法でなら可能になるのです。通常材料での木造の活用領域が、工事単価の割り増しなく大幅に拡大します。しかもこの工法では建物の使用期間が終わって解体されても、断熱材以外廃棄処分に困る新建材は殆ど使用せず、壁パネル等は他の建築物の壁として再使用できます。

耐火試験をクリアーした方法としては、木材が持つ、木は燃えると炭化して燃焼速度を遅滞させる性質=燃え代耐火性能を活用しています。それで一定時間内の燃え抜けを阻止し、断熱材以外全て循環型素材の木材の活用で、特殊防火材や薬剤等は一切使用していません。木は1mm炭化するのに1分間程時間を要します。60分耐火構造壁の試験では60分間以上、900から1000度の炎で、3m×3.6mの大きさの壁の片側で燃焼させて、その壁の反対側にピンホール等の穴であっても、一瞬たりとも火を見せず、熱を伝えず、かつ構造的に必要な載荷重に耐え続けるかを試験します。しかも試験は偶然性をなくすために、同じ仕様で同じ方向からの燃焼試験を二体づつ行います。つまり外壁の場合は内からと外からそれぞれ二体づつ計4体、耐火区画壁は内外対象形なので、一方向からの計二体、合計で6体の燃焼試験を行いました。

私たちの壁は柱を立て並べた壁ですから、ただ並べたら一本一本の間に火によるねじれ等で隙間が生じる可能性があり、そこから火が燃え抜ける危険性があります。あるいは土台や梁(桁)の間も隙間が生じて燃え抜ける可能性があります。これらをどのようにして燃え抜けないようにするかが重要な技術的ノウハウですが、詳細は記載しきれないので省略します。

燃え抜けない様にするだけなら色々な方法があり、材を太くしたり、複雑で緻密な構造や燃えにくい耐火シール材等を挟んだりするやり方もありますが、それでは制作費や工事費が嵩み、工事施工や壁パネルの解体後の再使用時にも余計な手間がかかり、結局予算の少ない通常工事では採用できない工法になってしまいます。しかも柱は構造体であり、必要な荷重を担う必要がありますので、燃焼して太さが細くなると、座屈といって、柱が折れ曲がって載荷に耐えきれなくなります。これらの問題を全て60分間耐えられる構造壁でないといけないのです。

30分耐火は一昨年既に、内外躯体顕わしで試験をクリアーしていましたので、どのような接合詳細にする必要があるかはだいたい予測できていました。しかし60分となると105角の柱材では炭化が60㎜近く進み、残り45㎜では座屈に耐えられないことが容易に予測されます。外壁仕上げ方向からの燃焼試験の場合は仕上げ材による時間稼ぎに期待できそうですが、内部からの燃焼の場合は確実に座屈を生じます。かといって120角の材にした場合、材積の違いで工事価格にそれだけの差が生じ、特に30分耐火の性能(防火構造)でもよい場合に120角を使用せざるを得なくなるのは工事費のことを考えると避けたいところです。そのため105角の材で座屈せず、燃え抜けないよう、色々と技術的工夫と苦労を重ねることでクリアーしました。間仕切り用の壁はそれもあって最初から120角にしました。

外壁は躯体だけで国交省の耐火認定を取得した場合、外部の仕上げを施した仕様では建築確認申請での是非は、審査機関の建築主事が判断することになっていました。しかし殆どの主事はその判断を避ける傾向があります。そこで今回の外部専用タイプは断熱材貼りの外部仕上げを施した仕様の試験としました。30分と60分の両方の試験をした場合は費用が倍かかるので、60分でクリアーできれば30分にも使用できるので、外部仕上げの仕様では105角で60分の耐火試験をクリアーしました。多分無垢の木を丸鋼材で緊めただけの躯体壁で105㎜角柱での60分耐火をクリアーした事例は、世界でもまだ聞いたことなく、ギネスものかもしれません。お陰で貴重な技術的ノウハウの蓄積が出来ました。

炭化した部分を掻き出して、105㎜厚の中央にあるボルトのナット部分を露にしているところです。ボルト付近までは炭化していましたが、落下までは至りませんでした。どう燃えるのかがよく分かりました。


私ども著作の本が出ます

今月下旬に、結設計のこれまでの事例の中から84の住宅について、設計のポイントを抽出して「美しく住まいを整えるデザインのルール」という本が、エクスナレッジ(建築知識)という出版社から出版されます。
個々の住まいの特性をかいつまんで、間取り図や写真及び図面等で二ページに一事例を解説した本です。
取り上げられるページ数が本の構成上限られていて、正直取り上げた住まいの選択が、特性の解説として適切であったかどうか自信ありません。その住まいには他のポイントの方が価値あるものも多くあるからです。多くの家を設計させて頂き、似たような特性もいくつかあり、その家が最適というわけでもないからです。むしろ特性の説明がし易かったから取り上げたようなところもあります。
本屋さんで手に取ってみて頂ければ幸いです。

本カバー


南林間の家の写真公開

スタッフの鈴木です。先日ブログでも告知致しました南林間の家の見学会が行われました。 見学に来られる方に驚いて頂きたく今までリノベーション後の写真はあまり載せないようにしていたのですが、見学会も無事終わりましたので少し紹介させて頂きます。 まずは既存の玄関から  玄関扉を開けてすぐに上がり框があり、一間巾のなかに下足入れがあるのでとても狭く感じます。靴も納まりきっていなかったものがあふれていました。 それが

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改修後このように。上がり框の位置を奥にずらし、土間部分をたっぷりとっています。 廊下の幅も壁をずらして広げ、下足入れがたっぷりあっても狭くありません。タイルを黒くし足元を引き締めることでメリハリのある玄関になりました。  浴室 も洗面所も  モルタル塗りの床に浴槽、腰までがタイル張りでしたが、このように変身しました。

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改修後はハーフユニットバスに壁と天井は檜張りにしました。 旦那様からの唯一の要望であったお風呂からの眺めもとても素敵です。

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 洗面脱衣室も  二畳ほどの空間に洗濯機と洗面台と収納が置かれ余りの空間がほとんどありませんでした。それも 

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改修後このように変身しました。 明るく収納たっぷりの洗面脱衣室になりました。洗濯機置き場は隣にしっかりと確保してあります。 実はこの鏡には一工夫ありまして、既存の大きな窓をふさぐことをせずに鏡を設置するためこの鏡は上下の溝のついたレールの間を動かすことができます。普段は中央に置けば引き違いサッシの中央の枠や鍵廻りを隠せてスッキリしますし、窓を開けて風を通したい時は端に寄せることが出来ます。   そして、今回何よりも問題となっていた孤立して暗かった台所と素敵な庭を眺めることの出来なかったリビングダイニングも、改修後はLDKどこからでも素敵な庭が見渡せ、オープンな空間になりました。 オープンキッチン。

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キッチンの中

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キッチンから洗濯機置き場や脱衣室へのアクセスも出来ます。

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キッチンから庭への眺め

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ダイニングテーブルを設置するカウンターにも大きな窓があります。

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リビングのテレビ台。キッチンからもダイニングからもテレビが見れます。

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大量の本の収納場所もたくさん確保しました。

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主寝室にも造り付けの収納をたっぷり。

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今回予算削減のため外壁廻りは今回あまりいじらなかったのですが、居間正面の窓とその上の庇をつくり変え、外壁の汚れをしっかり落としただけで外見もとてもスッキリしました。 リビングに通じたデッキもつくり、庭師さんがアプローチもとても素敵にして下さりました。

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今回は防音工事も伴ったため床から天井、壁も剥がし吸音材を入れたりとかなり大がかりな工事となりましたが、いくつかの補助金を利用して建て主の負担を減らし、構造的にも不安な数値がでていましたが改善されました。 庭師の方が今回の改修工事の記念樹として桜の木を植えて下さったそうです。 内覧に来て下さった将来の施主様がお子さんと縁側で遊んでいる姿をキッチンから眺めていたら、キッチンから家族を見守る母親の気分になり、この景色に桜の花が咲いたらさらに素敵だなあと一人とってもほっこりしてしまい、ついシャッターを押してしまった私のお気に入りの一枚です。

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リノベーション事例、ご自分でも考え、現地比較してみませんか

 

今回は、ビフォアアフター風に、楽しい内覧会を企画いたしました。

リノベーションは住まいの溢れかえる“もの”を何とかしたい、と考え始めることが多いものです。今回の計画も大量の本と暗くすみにくい家を何とかしたいというところに、防衛省の防音工事助成金等を上手に活用するということで、40年前に建てた住宅の内部も、生まれ変わったように新しくしたい、ということで始まった計画です。
まずは居間に溢れ変える本と本箱、尋常な手段だけでは収まりません、何か特殊な手を打たないと行けません。

北側の窓からは多少の光と冷気が入ってきて、南には窓がなく日中全く日が差さず、暗くて閉鎖的です。これも根本的なところからかえないといけません。当然耐震改修も考えなければならないようです。

キッチンも7.5畳と広さは十分ですが、食卓を置くには狭く、このままでは使いにくく、閉じ込められた空間で何とかしたいところです。

洗面所と洗濯機置き場は窓側に洗面台を置くと鏡で窓が塞がれ、鬱陶しい洗面所になるということで、脇の壁際に置いていますが、やはり使いにくく物で溢れかえっています。何とかしたいです。

浴室も40年前にはよくあった内焚き釜ころのままのです。たぶん土台もだいぶ腐っていると思われます。まさに一新したい浴室です。できれば朝風呂もできるよう明るく、窓から樹木でも眺められたら最高です。

40年前の家に、ベランダを後付で足した以外殆ど変えていないリフォーム・リノベーション前の外観写真です。後付けのためベランダを瓦の上に置いたため、二階の部屋からは50センチ程段を上らないと出れません。そのため殆ど使っていません。樋も外れて雨が溢れ出ます。屋根の形もすっきりせず、何度か外壁の塗り替えだけはしたものの、一階窓上の染みなど、気になるところが多々あります。

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他に玄関も狭く使いにくく、二階トイレには手洗いも欲しく、寝室もすっきりさせたいです。一階トイレの和風便所も何とかしたいところです。とにかく冬は床下から底冷えする程寒く、ファンヒーターを焚きっぱなしで、空気も汚れ、光熱費も馬鹿になりません。予算は無尽蔵にあるわけでなし、何から何まで直していたらきりがありません。子供達の部屋はもう大人だし、二人の娘は外に出て暮らしているので、帰って来た時に泊まれるようになっていれば良いと考えているとのことでした。

このような住宅はどのように変えられるものか見てみませんか。正直新築よりリフォームの方が難しいと言われていますが、全くその通りです。設計者によっても内容や雰囲気に大きく違いが出ます。ためしに皆さんも自分ならどうリフォームするかを考えてみませんか?7月30日に予定しているリフォーム後の内覧会前に、皆さんも下のリフォーム前の平面図でリフォーム計画をして見て下さい。その方が内覧会を楽しめること受け合いです。下の平面図を自分なりにリフォーム計画し、その平面図(スケッチ)を私どもに送っていただければ、当日講評アドバイスいたします。あるいはご自宅の平面図のリフォーム計画も周辺や内部写真と一緒に送っていただければ、私どもなりにそれにもアドバイスもいたします。

市川邸ブログ用図面

こちらより計画用の平面図を印刷し、計画してみて下さい。

内覧会では、防音工事助成金は活用次第で、使用できる金額が大きく違ってくることや、防音工事関係者達は独特の村社会を形成していて、慣れない設計者や工事屋さんは極めて入りにくく、戸惑い失敗させられることが多いこと、大量の本の収納の方法、既存住宅の断熱化の難しさ、リフォームでの抜本的暖房工事など、リフォームだけではない盛りだくさんの話も予定しています。

 

                                                                                                        日程:2016年7月30日(土)

 

                                                    場所:小田急線 南林間駅 徒歩5分

                                                    場所・時間等の詳しい情報はお申込み頂いた方にメールでご連絡させて頂きます。                                     こちらの事例案内申し込みフォームよりお申し込み下さい。


外壁仕上げ材を新しく開発してみました。

外壁材を全く新しくデザインして、作ってみました。
手前側がその外壁材を貼った部分で、奥のの棟が通常の下見板貼りです。
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表面の仕上げ材は間柱材を45度で使用したものです。
近くで見るとかなり独創的で、気に入っています。
写真拡大して見て下さい。正倉院の校倉をイメージしています。
現状では取り付け手間が予想以上にかかってしまいます。
他でも使用できるように、規格品化出来ないかなと考えています。


家によって生活が変わる

スタッフの鈴木です。私事なのですが先月引っ越しをしました。
地域(最寄駅すら)も変わらず外に出れば何も変わらない生活をしているのですが、今回の引っ越しにより家の中と家での過ごし方は大きく変わりました。
なんせ今の家は前の家の1/10くらいなんです。といっても今の家が異常に狭いわけではなく、前の家がシェアハウスだったからです。
ただ、シェアハウスといってもほとんどの方が想像出来ないほど斜め上をいった変わった家だったんです。
だからこそ?家を設計している人間としてどうしても…一度そこで生活をしてみたくなってしまったのです。
そこでの生活を詳しく書くほど「???」が浮かんでしまうと思うのでざっくりと書くと、大空間にそれぞれの個室がありその個室が木の箱なのです。箱の底には車輪がついていてその箱は移動可能。
シンプルといえばシンプルなのですが、その箱の角度を変えたり移動することで大空間の「余り」の空間が変化し大きい空間にも狭い空間にも、共用部にも個室空間にも変化します。
さらにこの家、DIYやり放題!(現状回復なし)こんな家なのでクリエイティブな職業の人ばかり。彼らにかかればこの空間、可能性は無限大です。
私の部屋も一部に壁紙を貼り、上部はペンキで塗って友人に絵を描いてもらいました。まさか部屋の壁に友人に絵を描いてもらう日がくるなんて…なかなか出来ないですよね。
ここでの生活は概念を崩されることばかりでした。
快適とは?プライバシーとは?集中できる空間とは?広いと感じる?狭いと感じる?人との距離感は?生活の優先順位は?
いろいろなことを感じさせられました。一見住空間として落第点をつけられてしまいそうな空間なのですが、なぜだかどことなく、でもしっかりとそれらをクリアしてしまっているように感じるのは、きっとハッキリ区切られていないからこそ見えない壁や境界線をより個人が意識するようにさせる空間だからなのではないかと。それもまた一つの空間設計。
今は引っ越しをして、また違った「住む」と向き合っております。
不便な空間を体感したが故に一つ一つ意味や便利さを理解し、提案できるのだなあと日々の生活で感じております。生活に合わせて家が変化してくれれば良いですが、実際は家に合わせて自分が生活を変えるしかありません。もちろん一から自分に合う空間をつくれたら最高ですが自分が住みながら生活しやすい空間に変えていくのもまた一つの楽しみです。その家の良さと悪さを理解した上でのリフォーム工事も魅力の一つ。長年住んでいる家であれば不便さや汚れにも思い入れが出来たりしますし、逆に生活していると忘れていた魅力に改めて気づいたり。
南林間の改修工事も残すところと新しくするところ、その境界はとても悩みましたが、変化した生活に合ったより豊かな生活が送れるような空間になったと願いつつ…もう少しで竣工です。南側の大きな開口の前に日当たりの良いデッキが出来上がりました。大変身した内部空間は竣工写真にて、ビフォーアフターを楽しみにお待ち下さい。

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関西・伊丹市でFSB工法住宅が着工

工事監理で撮ったべた基礎の配筋検査時の風景
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周囲の基礎の立ち上がりの型枠の内側と鉄筋の下に敷いてあるのが断熱材です。この家は家中を断熱材ですっぽり包んでいます。鉄筋の上に蛇行しながら敷いてある白いパイプは、蓄熱暖房用の架橋ポリエチレン管です。熱源はエアコンの室外機やエコ給湯のヒートポンプと同じ構造のもので、1/3の電気容量でお湯をつくり、料金の安い深夜に稼働して循環して基礎を温めます。基礎に蓄熱された熱が日中にゆっくり放熱して家中を温めます。
下の写真はその後に始まったFSB工法の住宅建込の風景です。午前中にここまできました。
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午後の工事です。ご覧のとおりFSB工法の住宅の壁は、柱と同じ無垢の角材を16㎜φのボルトで束ねられた杉パネルです。
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どんどん壁が建て込まれていきます。木材の使用量が通常の在来工法の3,4倍になります。
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夕方にはここまで建て込まれました。これだけ無垢の木材の量が多いので蓄熱暖房と相性がいいのです。
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土日を挟んだその4日後、建て主さんからメールで送られてきた写真です。
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屋根垂木まで掛かりました。
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この屋根の垂木に野地板を貼ってルーフィングを敷けばいつ雨が降っても大丈夫です。
関西で初めてなのに暑い中工事屋さんはよくやってくれています。


家庭用高圧洗浄で25年の壁の汚れもこの通り

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上の写真はなにかお分かりですか?元の汚れた壁と丸く白いところがきれいなったところです。
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上の写真はきれいにしてる犯人いや勇姿です。
連休中、家庭内での点数稼ぎ(罪ほろぼし?)に25年以上経て汚れたコンクリート壁や左官壁壁に高圧洗浄をかけてみました。下がかける前の門柱の写真です。
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それがこのようになりました。
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このようなコンクリートの塀も
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こんなに面白いほどきれいになります。
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モルタルの壁の汚れも
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このように
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この通り。
決して私は高圧洗浄機の販売店の回し者ではありません。
でもペンキやさん等が飛び込みで、外壁の補修をしないといけないんじゃないですか?といわれることはありませんか。
また私どもの設計では左官壁の仕様が多かったりするものですから、もしかして汚れてお困りの方がいらしてはいけないと思い、このように自分でもきれいにできることをお知らせしたく、ブログに書かせていただきました。
但し、水圧は多少調節できますが、高い場合、きれいになるだけに、コンクリートやモルタルの壁を少し傷めるところがあり、砂がはじかれたり、綻びかけたところが欠けたりすることがあります。そのため雨合羽やマスク、メガネが必須です。ご注意ください。でも欠けたところは補修すべきところを事前に教えてくれたと思えば納得できます。また経年変化で多少の色の変化程度で、庇がかかっていて、汚れが気にならないところまでは高圧洗浄をかける必要はありません。経年変化を楽しみください。