投稿者: 藤原昭夫

みどりのの家 5年点検

茨城県つくば市にあるみどりのの家は竣工してから5年が経ち、工務店さんが実施している5年点検が今週あったので同行してきました。

庭にあるデッキや手の届く木部は、毎年建主さんご自身でオイルを塗ってメンテナンスをされているようで、コンディションよく経年変化していてとてもいい感じでした。
5年点検でしたので、1年点検ではまだ出てこない設備や建具の不具合、材料の傷み具合など、私にとっては勉強になる貴重な機会になり、設計していく上で気を付けなくてはいけないことなど再確認しました。

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リビングダイニングの壁の仕上げは左官塗り仕上げですが、5年経っても小さなヒビはほとんど無く、下地を組んでいる大工さんや職人さんがちゃんと施工しているのだなと感じました。
左官塗り仕上げはなんとなく”しっとり”していて品があり、やっぱりいいなと思います。
家をとてもキレイにされていて、大事に使われているのを実感します。

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家が竣工した年に、下のお子さんは0歳だったとお話を伺いました。
かわいらしいお子さんの成長の記録が家に刻まれています。

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高架下商業施設

初めての投稿になります。
長谷川です。

早速ですが先日、私が住んでいる近所の東小金井駅にて
高架下商業施設がオープンしました。
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普段では見たことのない数の人が駅に来ていました。

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内装は、周辺が学生街であることを反映してパリの学生街・カルチェラタンをイメージしているそうです。

最近、御徒町~秋葉原間や神田・万世橋周辺など、長らく放置されてきた高架下エリアが
リノベーションされて大型商業施設になる事例が増えていますが、
東小金井駅の場合はリノベーションではなく
2009年に中央線が高架化されて生まれたスペースを有効活用しようという事業です。

鉄道の線路は、地価の高い街の中心部を避けて街のやや外れに
敷設されることが多かったため、線路によって街が地理的・経済的に
分断されるケースがよくあります。
線路を越えると急に寂れた印象になる街ってたくさんありますよね。

線路の高架化には、分断された街をつないで活性化する効果や
開かずの踏み切りの解消など、様々なメリットがあります。

いま駅周辺では、ずっと空き地だったところに住宅や店舗が建ち始めています。
街がこれからどのように変化していくか楽しみです。


積雪

週末、関東地方を含む各地で記録的な大雪となりました。咲き始めた川津桜にも雪が積もりとても重そうです。
桜と雪
もちろん建物の屋根にも雪が積もり、通常以上の重量が家に圧し掛かる事になります。
そのような事を想定して、積雪時に屋根に積もる雪を「積雪加重(垂直積雪量)」としてあらかじめ参入し、建築物の設計は行われています。
垂直積雪量の計算式や係数は建設省告示に定められていますが、特定行政庁が垂直積雪量を定めている地域もあります。
また、積雪の単位加重も都道府県条令により地域ごとの数値が定められています。
その他、多雪地域の場合やその他の条件、関係法令等々を踏まえて設計は行われています。


実際の事例案内をご希望の方へ


新築やリフォーム等の設計をさせて頂くなかで、依頼いただいた方の参考になりそうな事例があって、それを見たいという方には、可能な限り、機会を見つけて適切な事例をご案内するようにしています。実際の現場で、そこでの工夫や設計への質問にもお答えし、納得いただく努力をしています。

しかし、私どもの事例は個別性を大事にしていて、結果として事例も多種多様です。
依頼する前に、見てから決めたいという方やすぐに設計に入ってもらいたいという方の場合、その時その機会がないことも多く、かといって同じ建主様に何度も見せて頂くのも心苦しく、できればご連絡先等を早めに教えて頂き、ご自分に合った事例の案内が出来るよう、期間を多めにとって頂くようお願いしています。

それとご自宅をお見せする建主様も、不特定の方だと不安を覚えることになりますので、いずれの場合も下記の連絡先等をご記入頂いた上でご案内することにしています。

見学前に教えて頂きたい事項
お名前:
ご住所:〒
住まわれる家族数とその特性(あれば):
予定敷地面積と敷地の特徴(感じている限り):
ご希望総床面積:
建設予算:

※プライバシー配慮のため完全予約制とさせていただいております。見学ご希望の方は、上記事項を明記の上、E-mail・電話・FAX等にてお申込みください。

e-mail: office@yui-sekkei.co.jp
TEL:   03-5651-1931
FAX:   03-5651-1934


大宮の家 祝上棟

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先月末に大宮の家は無事上棟しました。
前の日から土台を敷き込んでいき、次の日の夕方までには一気に棟木まで架かってしまいます。
あっという間に建物の大きさの概略がわかるまでになってしまうので、このままどんどん進むような気がしてしまいますが、この後は「着々と」といった感じで様々な業種の工事が段取りを経て進んでいきます。

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左の写真は、上棟した時に柱の垂直をチェックしているところです。
垂直を直すためにベルトやチェーンブロック等を使って補正していき、仮の筋かいで固定していきます。
最後に建物で一番高い棟木に弊串を立てます。
弊串が西日で輝いています。

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この弊串は屋根裏に収められて保存されていきます。
上から家を見守っていくのです。


那須の家 最近の現場

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那須の家の現場は着々と進んで、屋根工事と外壁の下見板張り工事が終わっています。
屋根越しに雪化粧した那須の山々が見えますね。
IMG_2689屋根の上に見える緑色の部分は、外壁の下地の防水紙で、この後板金の外壁を張ります。
IMG_2698北側の庭に面した外壁では、板金屋さんが外壁の工事をしていました。納まり図を描いたものの、うまく納まるか心配していた下見板と板金取り合い部分は、考えていたようにシャープにいきそうです。板金屋さん、大工さんありがとうございます。
左側の下見板の外壁塗装は、下見板を張る前に一度塗ってあります。下見板を張り終えた状態でもう一回塗りますので、出来上がりはもっと濃いグレーになります。
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内部は、床のフローリング張りが進行中です。
写真で見えている杉角材の壁パネルは、クロス等の仕上材は貼らずにこのままアラワシにします。木の調湿性能や蓄熱性能の他に、癒し効果も期待してアラワシにします。
右側に見える窓の外は北側の庭になる予定。


住まいの設計 2014年3月号

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「住まいの設計 2014年3月号」の見本誌が送られてきました。

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「住まいの設計 2014年3月号」に”飯能の家”の記事が「木立の奥にたたずむ漆喰塗りの木の家」として8ページにわたって掲載されています。(P056~063)

奥が深い細長い敷地で、前庭を通ってたどりつく住宅です。
取材の日は雨だったので、少しくらい印象があるかもしれませんが、庭がしっとりしていていい感じだと思います。

すでに店頭に並んでいるようなので、書店で見かけたら是非手にとってご覧ください。
アマゾンにもすでにありました。


HOME MAKE(ホームメイク) 素敵な家は間取りがいい!32プラン徹底解説

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ニューハウス出版社から「HOME MAKE(ホームメイク) 素敵な家は間取りがいい!32プラン徹底解説」の見本誌が送られてきました。

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以前に雑誌ニューハウスに掲載された記事の再掲載なのですが、”仙谷望楼”の事例紹介が6ページにわたって掲載されています。(P48~53)
崖という地形を利用したプランの家で、この地形だからこそできた眺望のよいダイニングが特徴です。

すでに店頭に並んでいるようなので、書店で見かけたら是非手にとってご覧ください。
アマゾンにもありました。


那須の家 建て方

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那須の家は無事建て方・屋根葺きが完了しました。今回は、少し前の建て方の様子を紹介します。
那須の家は、FSB工法で建てています。
木材が持っている「断熱・蓄熱・調湿」性能を十分に引きだそうという工法です。

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杉の角材をボルトで緊結して作った壁パネルを柱と柱の間に建込んでいきます。
こうやって見ると、たくさんの木材を使っているのが分かりますね。

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窓になる部分は、壁パネルに窓の大きさの穴を先に作ってあります。この穴のところにサッシを取り付けます。

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壁パネルが大体建ったところです。この後梁を架けていきます。この右側に和室の離れ、左側に車庫があるので、完成すると全体的にもう少し大きい印象になります。

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壁パネルと柱の上に梁を載せます。固定は、ドリフトピンという鉄製のピンで止めます。ピンで止まっているので、ピンを抜けば解体も容易にできます。もちろん構造的にはしっかりと固定されていて安全です。

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後日梁が架かった状態を確認したときの写真です。壁パネルだけの時より大分家らしくなりました。
この後は、屋根工事・サッシ工事と進んでいきます。


2013年末

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結設計は昨日から仕事始めです。
去年は27日(金)に仕事納めで結設計スタッフ全員で事務所を大掃除し、書類や図面を整理してなんとか夜までに終わりました。というか終わらせてしまった感じです。
個人的に私はまだそれから仕事があり、毎年次の日の朝には実家に戻り今度は母の仕事の手伝いです。
年末の31日お昼までにお正月仕様の生け花を、旅館、飲食店、個人宅等に生け込みに行きます。
助手その1の私と助手その2の妹で、指示された通り竹を電動丸ノコで次々と切り、油で磨きあげ、重い鉄花器を運びと重労働な作業が夜遅くまで続きます。
現場で組んでいきながら多少長さを調整するので、その場で竹や松、梅の枝を手ノコで切り落としていきます。
作業を見ていた女将さんからは、生け花だから着物でつつましくお花を生けているのかと想像するけど、実際には大工さんのようだねと言われました。
鉄花器は実家の鉄工場で作っていて、今回は私が溶接して作った鉄花器も使われています。
以前のブログにも書きましたが、手伝うことは好きで、忙しいながらもいよいよ年末だな~と思う瞬間です。

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個人の住宅にも、ちょっとしたものでも季節の感じるような物が置ける空間があるといいなと思います。

本年もよろしくお願い致します。