是非御覧ください。
投稿者: 藤原昭夫
「千葉のスケルトンリノベーション」アップ
設計事例に「千葉のスケルトンリノベーション」を追加しました。
是非御覧ください。
「永山の家」アップ
「草加の家」アップ
「草加稲荷町の家」アップ
山田町の家 建方
先週、岩手県山田町に建設中の再建住宅の建方の確認に行ってきました。
杉の角材をボルトで緊結して作った壁パネルを柱と柱の間に建込んでいきます。
この住宅は、釜石地方森林組合、岩手県森林組合連合会、リンデンバウム遠野と結設計が協力して、[森の貯金箱「再建住宅」プロジェクト]として被災された方に向けて木をふんだんに使いつつ、割安な住宅を提供しようというプロジェクトの第1号です。
茅野の家 配筋検査
先月末に、長野県茅野市に計画中の別荘の配筋検査に行きました。
敷地は蓼科高原の別荘地内で、それほど山岳地帯でなく高低差もゆるやかで、アクセスもしやすくとても良い環境です。
敷地面積は1200平米以上あり、いつも苦労している建蔽率や北側斜線、高度斜線などの心配はほぼありませんでした。かといって設計計画が楽かと言うとそうでもなく、恵まれた敷地にいろいろな可能性があるだけに、試行錯誤する幅がたくさんあるという難しさもありました。
見晴らしを優先にして、広大な敷地と遠くの景色を見渡せるように2階にリビング・ダイニング・キッチンを配置し、1階よりも2階面積を広くしてプランを正方形にまとめ、広い敷地に対してシンボリックな形状にする案もありました。この案は、寒冷地域では深基礎となるため、コストが高くなる基礎工事を少なく出来る利点がありました。
最終的には、広い敷地との繋がりを優先にして、リビング・ダイニング・キッチンを1階に配置し上部は吹き抜けとする計画になりました。外部にはリビング・ダイニングから続く広いウッドデッキを設けることも出来、1階にしたリビングに設ける薪ストーブの温暖効果も十分に発揮できます。
全体的に南側に間口を広くした長方形に大屋根を架けるという形状になりました。
新宿からあずさで2時間ほどの距離ですが、とても良い場所で、現場に行くのが毎回楽しみです。
1カ月点検
本日、三鷹M邸の1カ月点検をしてきました。
新しい住まいに移られ約ひと月過ごされた住み心地や使い勝手などを直に聞き、心地よく住まわれているという事を聞きホッとしました。こうすると更に良いと思うなど、参考になるお話もうかがうことができました。
点検の日取りの調整をしている時に「結果的に良かった部分もある」という事を伝えられ、「結果的」という事は引き渡し時は良くなかった箇所があったのかと思い心配しながら伺ったのですが、その表現に特に深い意味はないという事をお聞きしてまたホッとしました。
来週末に数組のお客さんをお連れさせていただくのですが、自信を持ってご案内できそうです。
建て主さん自ら外構屋さんと打ち合わせをして完成させた外構は、建築とマッチして良い雰囲気になっていました。
写真は前回写したものですが、この中庭にも雰囲気良く植栽されており、木の成長とともに家自体も成長して、熟成された良い雰囲気になるだろうなと想像しながら点検を終了しました。
住まいでの生活音響
先日、ある建て主さんに誘われて、音に関して面白い体験をしました。日東紡の第2音響研究所の視聴室で、二個の音響調整器具を置くだけで、音がよりクリアになる体験です。写真のスピーカー脇に置いてある器具がそれです。スピーカーから出た音が、器具の個々の棒に乱反射し合って、音が拡散して音がクリアになるらしいのです。森の中の木々に乱反射して澄んだ音になることを目指して開発したとのことでした。
私どもが設計でよく使用する、小幅板天井も似たような原理もあり、私たちも住宅の中の音が反響し合って不快になりがちな状況を改善したくて、天井仕上げに目を付け、開発で試行錯誤してきました。開発研究者との話はすぐ共感できる素地があって、大変盛り上がりました。
一般的に、音に関して、オーデオマニアでもない限り、防音や遮音には気を配ることはあっても、快適な音を求めるようなことは少ない気がしていました。それでも十年以上前から小幅板天井でデザインと音をなんとか快適なものにしようとしてきたことが、検証できたようでうれしい気持ちになりました。これからも住宅は色形だけでなく、音の及ぼす効果にも気を使って行きたいと改めて思いました。
三鷹M邸引き渡し
すっかり春の陽気になった先日、三鷹M邸の引き渡しを行いました。
三鷹M邸は2階をリビング・ダイニング・キッチンとしており、天井には吸音仕様の小幅板天井を採用しました。
見た目の雰囲気も良い感じなのですが、1階から2階に上がった途端「何か違う」と感じるくらいの吸音効果があります。反響音が軽減されるのを体が無意識のうちに感じ取るようです。
また、2階の床は建て主さんの希望で濃いめの仕様としています。床を濃いめにすることで、落ち着いた気持ちの良い空間となりました。
リビングにつづく和室の床は少し上げ、大容量の収納も造りました。
植栽などはこれからなのですが、緑が植わった姿を見るのが楽しみです。