色彩

「日本的」や「和風」といった形容をされる建築というと、モノトーンや彩度の低い色味のものを思い浮かべてしまいます。単純にその延長で連想すると、日本の「色」といえば何か渋い色味を想像してしまいがちなのですが、日本の自然の中には強い色彩のものは多く、本当は日本人は色彩の強いものを好きになる素質はあるのではないかと思ってしまいます。退色がすすんだお寺なども昔は朱色に塗られていたり、極彩色の日光東照宮のような建築もあったりするので、実は色彩の強い「和風」建築もありえるのではないかなと、紅葉を見ながら思いました。(大庭)

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