カテゴリー: 西中延の家

本能で選ぶ場所

本能というほど大げさでもないかもしれませんが、ペットの居場所を追ってみると家の中の快適な場所に行き当たることが多いようです。夏はひんやりしたフローリングで体を伸ばしている姿を良く見ます。とはいえ、固体ごとの好みもあるようで西中延の家の猫様はどうやらタモよりナラのフローリングのほうが好みのようです。匂いなのか肌触りなのかはわかりませんが、人間には感知できないレベルで気ままに生きているようです。


西中延の家引渡し

西中延の家が引き渡しになりました。建築面積は大きくありませんが、回遊プランと片流れの天井を組み合わせ面積以上の広がりを感じられるように計画しました。

北側で隣地が迫った外部に開きにくい場所ですが、地窓であれば周囲の住宅と窓がぶつかることも無いので和室として計画しました。そのままでは閉塞感があるので居間との間仕切りを大きな2枚引き込み襖とすることで開放感も得られます。


「中延の家」内覧会が終了しました

去る5月7日に「中延の家」内覧会を開催させていただきました。工事未了の箇所などもありましたが、経過部分も含めてゆっくりと見ていただくことが出来ました。内覧会の開催を快諾して頂いた建築主様、また、あいにくの天気の中お越し頂いた皆様、ありがとうございました。


照度検査

明日内覧会を行う中延の家で照明のチェックをしてきました。毎度のことながら工程のしわ寄せを喰らうのが電気屋さんで、照明のチェックも引渡しギリギリまで出来ないものです。何か問題があると引き渡しに間に合わないなんてこともあり、結構ドキドキします。まず、きちんと照明や換気扇が結線されているのを確認し、各部屋の照度をチェックしていきます。この時点で「思ったより暗い...」なんてことになると結構焦ります。やはり住宅なのであまり暗すぎず明るすぎない微妙なラインを狙うのと、照明器具や電球の種類も結構細かく変化していくこともあって、毎回緊張しながらチェックの瞬間を迎えます。その分、想定通りの明るさになったときはとてもホッとします。ただ、自分では上手くいったと思っても明るさの感覚は人それぞれなので引渡し後しばらくは安心できない日々が続くのです。


中延の家 内覧会のお知らせ 5月7日(土)

このたび、建築主様のご厚意により5月7日(土)に内覧会を開催できることになりました。
長期優良住宅仕様の住宅密集地に建つ店舗併用住宅です。日照条件の厳しい敷地であり、かつ北側が比較的往来の多い通りに面していることからプライバシー、採光、通気を無理なく確保することを中心に設計しました。住宅部の面積は35坪弱ですが、2階をLDK+和室の回遊プランとすることでゆるくワンルーム的なつながりを持たせたこと、洗面所と居間や寝室と店舗を小窓を介して繋げる等、奥行き間のある構成をこころがけました。

開催時間は午後を予定しておりますが、詳細が決まり次第再度告知いたします。
事前にお申し込み頂いた方には決定次第ご連絡差し上げますので、以下のURLよりお申し込みください。
https://www.yui-sekkei.co.jp/shs/inquiry/event_inq2.html


休憩場所

資材を置いていたり作業場所になっていたりで必ずしもそうとは言えませんが、休憩時間に大工さんが溜まる場所は家の中で一番心地よい場所なのではないかと思います。ですので、居間や食堂になる場所で休憩しているのを見ると安心します。


長期優良住宅仕様から学ぶこと

最近すっかり長期優良住宅の仕様が増えました。当然ながら日本中で行われていることで、特に断熱材がエコポイントも含め大幅に需要が増えたため、グラスウールが無くなってしまい現場が止まっていることが多いようです。結設計ではあまりグラスウールは使いませんが、グラスウールが無いからという理由で他の断熱材も品薄になっているようで普段より早めの手配が必要になっているようです。断熱材メーカーとしても、これが一時の流れなのかどうかわからないでしょうからラインを増やすわけにもいかず、正月休み返上でフル回転していたとのことです。築30年の公団型アパートでも扇風機と小型オイルヒーター一つで過ごせてしまう私としては本当に関東でここまで必要なのだろうかと思わなくもありませんが、なんにせよ流通が増えるのは良いことなのでしょう。続けば尚よいのですが今年はどうなるでしょうか。ともあれ、バタフライエフェクトとまではいきませんが、こういった一連の流れは今後の教訓となるでしょう。

写真は長期優良住宅の仕様の一項目である「維持管理・更新の容易性」のため基礎下の地中配管が不可となった配水管です。今までは土間スラブから突き出していることが多かったですが、この仕様では基礎下配管はご法度で配管が床下空間を通ります。排水の場合はちゃんと流れるように勾配を取らなければならず、当然距離が長くなるとだんだん高くなっていくので、場合によっては床下に必要な空間が増えます。さらに床下空間を横切る配管の数も増えがちで、床下点検をするにも配管が邪魔で通れないなんてこともあるかもしれません。そういったことを避けるため床下を大きく取るという手もありますが、土を掘れば残土処理でお金を捨てるようなものですし、高さを上げれば法律上の規制がきつくなるので今まで以上に配管ルートなどを考慮した設計が必要になります。おかげで配管についてもだいぶ整理して設計できるようになりました(多分)。


中延N邸 上棟

上棟

中延の家が無事上棟しました。今回はDSパネルという、あらかじめ断熱材を挟んだ屋根パネルが屋根の構造となるため、上棟日の翌日にパネルの釣り込みを行い1日で屋根の木工事が完了しました。通常は垂木が見えますが、垂木もパネル内に収まる構造のため通常とは見上げた感じが異なり、現場の風景も新鮮です。

屋根パネルが載りました


中延の家 基礎下蓄熱暖房敷設工事

パネル型蓄熱暖房

昨今の技術の進化は設計者にとって迷惑なほど住宅設備に対して影響を与えていますが、新しい技術を使ったもので「これは良い」と思える製品は意外と少ないように思えます。いいなと思える新製品はほとんどがローテクというか、簡単な原理に基づいているものが多く、今回の写真の暖房システムも仕組みとしては熱線に電気を通すだけのようなものですが、電気料金の制度と物理的特性を上手く組み合わせてあり、建物の形状により上手くフィットすれば説得力のある製品となっています。どうも実生活でも新しい技術を駆使してやろうとして無駄な時間を過ごしてしまっていることが多く、何のために行動しているかを見失わないように日々過ごして生きたいと思います。