投稿者別: 柳本

最近のヒット商品

最近、知人のプロダクトデザイナー宅での鍋パーティーに参加した際に、会費の「お釣り」として頂いたキーケースです。非常にシンプルな作りながら使ってみると思った以上に良かったので紹介します。コンセプトとしては、鍵を柔らかい物で包んで一緒に入っている物に傷が付かないようにということで考えられたものですが、上下で異なるテクスチャーになっているために鍵の上下がわかりやすい、静電気の防止にもなる、色違いのケースを付ければ似たような鍵でも判別しやすい、などといったメリットもあります。ですので、私のように「事務所と自宅の鍵の形状がほとんど一緒」かつ「ディンプルキーじゃないので上下を間違えていらいらしがち」かつ「静電気体質」な方にはうってつけです。難点はゴム製のためキーリングに入れる時の滑りが悪いことと鍵を穴にストライクするのが最初少しだけ難しいことでしょうか。ただ、これは本当に最初だけなのでさほど問題にならないと思います。私は3回目くらいで慣れました。

知人ということで完全に広告になってしまいますが、この商品下記URLで購入可能ですので「事務所と自宅の鍵の形状がほとんど一緒」かつ「ディンプルキーじゃないので上下を間違えていらいらしがち」かつ「静電気体質」な方は検討されてみてはいかがでしょうか。色は6種類あります。
Key Keeper(キーキーパー)
また、デザイナーの青木さんのサイトはこちら(DESIGNCO)


三鷹の家 着工

三鷹の家が着工しました。本来は3月に着工する予定だったのですが、震災の影響から竣工までの資材の確保の目処が付くまで延期になっておりました。結果、およそ4ヶ月遅れでの着工となりました。ゆったりとした土地に建つ東西に伸びる平屋の住宅で、都市部では滅多にできない形状ということもあり、竣工するのが楽しみです。


本能で選ぶ場所

本能というほど大げさでもないかもしれませんが、ペットの居場所を追ってみると家の中の快適な場所に行き当たることが多いようです。夏はひんやりしたフローリングで体を伸ばしている姿を良く見ます。とはいえ、固体ごとの好みもあるようで西中延の家の猫様はどうやらタモよりナラのフローリングのほうが好みのようです。匂いなのか肌触りなのかはわかりませんが、人間には感知できないレベルで気ままに生きているようです。


西中延の家引渡し

西中延の家が引き渡しになりました。建築面積は大きくありませんが、回遊プランと片流れの天井を組み合わせ面積以上の広がりを感じられるように計画しました。

北側で隣地が迫った外部に開きにくい場所ですが、地窓であれば周囲の住宅と窓がぶつかることも無いので和室として計画しました。そのままでは閉塞感があるので居間との間仕切りを大きな2枚引き込み襖とすることで開放感も得られます。


階段

階段というのは家の中でほぼ唯一目の位置が上下に大きく移動する場所です。設計中にも頭の中と図面でシミュレーションを繰り返し、何がどう見えるかの検討を重ねますが、実際に現場で1段1段上がったり下がったりすると思わぬものが見えてくることもあります。また、光や音の処理についても活かしたり殺したりと様々な可能性があるため、つい複雑な構造に設計してしまうことも少なくありません。最近出来上がった写真の事例は吹き抜けになった階段ホールで、階段下にピアノを置いたり通気窓を取ったりといった状況から、ささら桁の下をなるべく開放する必要がありました。そのために廻り階段部分の桁の組み方がちょっとばかり複雑になってしまい、CADで書くのはさほど難しくないのですが現場で材料を刻んで合わせていく大工さんはちょっとばかり苦労したようです。それでも苦労していただいた甲斐あり、とても明るく使い勝手の良い階段になったと思います。これから尖った部分を落とし、手摺を付けて完成になります。


照度検査

明日内覧会を行う中延の家で照明のチェックをしてきました。毎度のことながら工程のしわ寄せを喰らうのが電気屋さんで、照明のチェックも引渡しギリギリまで出来ないものです。何か問題があると引き渡しに間に合わないなんてこともあり、結構ドキドキします。まず、きちんと照明や換気扇が結線されているのを確認し、各部屋の照度をチェックしていきます。この時点で「思ったより暗い...」なんてことになると結構焦ります。やはり住宅なのであまり暗すぎず明るすぎない微妙なラインを狙うのと、照明器具や電球の種類も結構細かく変化していくこともあって、毎回緊張しながらチェックの瞬間を迎えます。その分、想定通りの明るさになったときはとてもホッとします。ただ、自分では上手くいったと思っても明るさの感覚は人それぞれなので引渡し後しばらくは安心できない日々が続くのです。


中延の家 内覧会のお知らせ 5月7日(土)

このたび、建築主様のご厚意により5月7日(土)に内覧会を開催できることになりました。
長期優良住宅仕様の住宅密集地に建つ店舗併用住宅です。日照条件の厳しい敷地であり、かつ北側が比較的往来の多い通りに面していることからプライバシー、採光、通気を無理なく確保することを中心に設計しました。住宅部の面積は35坪弱ですが、2階をLDK+和室の回遊プランとすることでゆるくワンルーム的なつながりを持たせたこと、洗面所と居間や寝室と店舗を小窓を介して繋げる等、奥行き間のある構成をこころがけました。

開催時間は午後を予定しておりますが、詳細が決まり次第再度告知いたします。
事前にお申し込み頂いた方には決定次第ご連絡差し上げますので、以下のURLよりお申し込みください。
https://www.yui-sekkei.co.jp/shs/inquiry/event_inq2.html


節電で生活を豊かに

先日の地震で結設計では本棚の本が崩れ落ちたり思い本棚が数十センチ動いたりと、その力の強さを思い知らされました。この事務所にいるだけでも相当恐ろしかったのですが、東北地方太平洋側の恐怖たるや正直想像がつきません。私は徒歩で帰宅できましたが、泊まりになったスタッフもおり、これが震度7となるといったいどうなってしまうのでしょうか。防災への意識がずいぶん甘かったとな思いました。

さて、被害はかなり少なかった東京でも輪番停電が4月末まで(もっと?)続きそうですが、全体の節電により停電しなくても済みそうとなればベストだと思います。停電以外の時間もなるべく節電することを心がけて原子力発電が無くても済む、もしくは頼る割合が減るならそれにこしたことはないと思います。

無駄な照明を消すとかは当然として、例えば米は炊飯器を使わずに強火、弱火を使い分けるだけでガスと鍋で簡単に炊けます。
下準備は炊飯器と一緒で、強火で沸騰するまで過熱し、沸騰したら弱火にして15分程度加熱し、火を止めてさらに10分程度蒸らします。
私は以前からこの炊飯器を持っていないのでこの炊き方です。
炊く時間は気温等で少々調整してますが、とてもおいしく炊けるので是非お試しを。

炊けたご飯は冷凍しておくと後からもおいしく食べられます。解凍は電子レンジではなく蒸し器を使うととてもおいしく食べられます。蒸し器があれば米以外も解凍できますし、もちろん蒸し料理もできますので是非お試しを。

白熱球を電球型蛍光灯にすると約1/3の消費電力になります。白熱球独特の魅力は薄れますが、特に不便ではないので(立ち上がりは悪いですが)是非お試しを。懐に余裕がある方は電球型LEDでさらに節電できます。

髪を乾かす前にタオルでしっかり水分を取るとドライヤーの時間がかなり変わります。熱による髪の傷みも減ります。もう一歩進んで自然乾燥まで行けばキューティクルが増すことでしょう。是非お試しを。

あまり例が思いつかず恐縮ですが、節電が「仕方ない」から「やってよかった」に変わればいいなと思います。


休憩場所

資材を置いていたり作業場所になっていたりで必ずしもそうとは言えませんが、休憩時間に大工さんが溜まる場所は家の中で一番心地よい場所なのではないかと思います。ですので、居間や食堂になる場所で休憩しているのを見ると安心します。


長期優良住宅仕様から学ぶこと

最近すっかり長期優良住宅の仕様が増えました。当然ながら日本中で行われていることで、特に断熱材がエコポイントも含め大幅に需要が増えたため、グラスウールが無くなってしまい現場が止まっていることが多いようです。結設計ではあまりグラスウールは使いませんが、グラスウールが無いからという理由で他の断熱材も品薄になっているようで普段より早めの手配が必要になっているようです。断熱材メーカーとしても、これが一時の流れなのかどうかわからないでしょうからラインを増やすわけにもいかず、正月休み返上でフル回転していたとのことです。築30年の公団型アパートでも扇風機と小型オイルヒーター一つで過ごせてしまう私としては本当に関東でここまで必要なのだろうかと思わなくもありませんが、なんにせよ流通が増えるのは良いことなのでしょう。続けば尚よいのですが今年はどうなるでしょうか。ともあれ、バタフライエフェクトとまではいきませんが、こういった一連の流れは今後の教訓となるでしょう。

写真は長期優良住宅の仕様の一項目である「維持管理・更新の容易性」のため基礎下の地中配管が不可となった配水管です。今までは土間スラブから突き出していることが多かったですが、この仕様では基礎下配管はご法度で配管が床下空間を通ります。排水の場合はちゃんと流れるように勾配を取らなければならず、当然距離が長くなるとだんだん高くなっていくので、場合によっては床下に必要な空間が増えます。さらに床下空間を横切る配管の数も増えがちで、床下点検をするにも配管が邪魔で通れないなんてこともあるかもしれません。そういったことを避けるため床下を大きく取るという手もありますが、土を掘れば残土処理でお金を捨てるようなものですし、高さを上げれば法律上の規制がきつくなるので今まで以上に配管ルートなどを考慮した設計が必要になります。おかげで配管についてもだいぶ整理して設計できるようになりました(多分)。