さくら散策

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このところ気温が上りすっかり夏の気配に包まれ、桜の花に酔いしれていたのが遥か昔のことにも思われる今日この頃です・・・。

春先に桜(さくら)を見に佐倉(さくら)に行きました。以前佐倉に住まれていた建主さんから「自然がいっぱいで良い所ですよ?♪」と伺っていたので期待に胸を膨らませて向かいました。桜は満開の時期を過ぎていましたが、散り際の桜吹雪の中での城下町散策はなかなかの情緒。武家屋敷は武士の階級毎に家屋の様式にも制限や決まりがあったと言われ、3棟並んで保存・復元された武家屋敷は比較するのに興味深いところでした。屋敷の裏庭につくられた小さな野菜畑はほのぼのとした古の空気が漂い、「むかし話」の世界にタイムスリップしたような気持ちになりました。実際には自活用というよりも野菜を年貢として収めていたそうで、「ロハス」なんて現代のゆとりは全く無かったのかもしれませんが・・・。町を歩き、ひんやりとした肥沃な土の匂いや繊細な野鳥の囀りを聞きながら、本当の豊かさとは何なのか、少しだけ考えさせられました。初めて訪れた佐倉の町は桜の花びらが舞う中、ミツバツツジが満開でした。(中嶋)