月: 2007年6月

取手の家

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結設計のホームページを更新しました。

設計事例に「取手の家」を追加しました。

利根川から程近い敷地に建つ若いご夫婦とお子様のための家です。敷地が広く周囲も緑が多いためのびのびとしたプランニングが可能となり、その結果非常に明快な部屋割りと単純な構造によるコストダウンにもつながりました。平屋部分の居間は勾配天井となっており実際の面積以上の広がりを感じられる空間となりました。

是非ご覧下さい。


床板とゴルフボール

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写真は現在工事進行中の住宅の床の間の床板(とこいた)を写したものです。これはクリ材の表面をノミではつったもので、小さな波を打った、月のクレーターにも似た表情をしています。現場でこれをなでながらずっと眺めていたら、そういえばゴルフボールもこんな表面をしていたことを思い出しました。その形の意味と製造方法が気になって調べてみたところ、ゴルフボールの表面のへこみは「デインプル」と呼ばれ、空気抵抗を減らし弾道をコントロールするためにあり、これの全くないボールはあるものの半分も飛ばないそうです。製造方法はまだ調べきれていないですが、型を作ってそこへ流し込むのでしょうか。

ゴルフボールのような機能的な意味はありませんが、職人さんが時間をかけてつくったその床板は和室の空気を引き締めたものにしてくれるはずです。(大庭)