海を望む岬の家・1年点検

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先月「房総・岬町の家」に1年点検に行ってきました。竣工写真の撮影で秋に伺って以来でしたが、野鳥の囀りや遠くから聞こえる波の音、そんな穏やかな環境が、時間に追われがちな日常を暫し忘れさせてくれました。住んでいる建て主さんでさえ外出して帰宅した時に窓から真っ青な海が見えると「早く帰ってくれば良かった!」と思われるそうです。1年の時間が経つ間にアプローチの斜面も建て主さんが植えられた草花の緑が育ち、ゴツゴツして見えた土留の自然石(岩)とも良く馴染んで素晴らしい花壇が完成していました。引き渡しから1年を経て訪れた時に、手入れがされている様子を見るとその家が愛されている事を伺い知る事ができ、嬉しくなります。海に面する環境はもちろん穏やかな事ばかりではありません。むしろ都市部に比べてけして楽ではないでしょう。恋愛に例えれば「惚れた弱み」なんていうのでしょうか。環境と同様に家も末長く愛される事を願っています。肝心のアプローチの写真は見とれていた為か撮りこぼしてしまいました。上は1年前、快晴だった竣工引渡しの日の写真です。(中嶋)