投稿者別: 大畠

乾式工法と湿式工法

現在平行して現場監理をしている住宅の外壁が、「乾式工法」と「湿式工法」です。

一ツ家K邸
善福寺M邸

「乾式工法」
工場で生産されたパネルや合板などを現場で取り付ける工法です。養生期間の必要が無いので、天候に左右されることなく工期を短縮できます。
一ツ家K邸では、外壁のメンテナンスなどを考慮し、タイル調のサイディングを選択しました。

「湿式工法」
現場で水を混ぜながらつくった、モルタルや土壁などの材料を使う方法です。施工は天候に左右され、乾燥の為の養生期間が必要なので工期は長くなります。現場作業なので手間はかかりますが、材料の種類や調合方法で様々な質感や雰囲気が楽しめます。
善福寺M邸では、落ち着いた雰囲気や街並みを考慮して左官を選択しました。
湿式工法ゆえに、こちらはまだ下地の段階です。


着々と

 

善福寺M邸と一ツ家K邸の現場に震災の影響でなかなか搬入されなかった窓がやっと搬入され、
ちゃくちゃくと仕上げ出来上がってきました。
これからはいっそう棟梁との打合せが重要になり、棟梁との真剣勝負がmm単位で始まります。


善福寺M邸の現場の近くにこの桜があります。
敷地からはみ出て今にも折れそうなこの桜を見ると、いつも勇気をもらいます。
正統に建築を学んできていない自分は遠回りをしてここまで来ました。
この桜のようにまっすぐに進んで来ていなのです。
そして、こんなに見事に満開になっている桜を見ると、この桜のように幹を太くし、満開の花を咲かせるように頑張らなければと思いつつ、現場を行き来しています。


春かな…

今週の水曜日(2日)に一ツ家K邸の現場で工務店と打合せをしてきました。
現在は基礎が打ち終わって、来週には建て方が始まる予定です。
この日は天気が良く、やっと春が来たと思うほどの天気。

現場の近所の犬も気持ち良さそうで、

現場の前の公園でひなたぼっこをしたいほどでした。

春が来るとうきうきしながら事務所に帰ったのですが、その日は帰りが遅くなり、帰宅時にはまた寒くなっていました。
その日からまた寒い日が続き、体調管理が難しい季節の変わり目です。


荒々しい現場・これからの現場

杉並区と足立区で現場が進んでいます。

杉並区の家は、地下1階・地上2階建てで、地下は鉄筋コンクリート造 (以下RC造)・地上は木造です。
敷地が前面道路から約2m上がった高さにあるため、その高さを有効活用し、地階に玄関と車庫を設計しました。そうすることで、2m分上がることなく屋内にすぐに入れるため雨の日などは便利だと思います。
ただ、高さ規制には凄い苦労し一筋縄ではいかなかったので、ここまで来れてホッとしています。

RC造は、型枠やらサポーターなどが立ち並ぶため、荒々しい感じが伝わって来て、「現場は生きている」と強く感じます。
以前に11階建ての賃貸のマンションを設計しましたが、その時も荒々しさを感じ、自分としては現場の荒々しさ(緊迫感とでも言いましょうか)が良いなと感じました。その気持ちは今も同じで、この荒々しさに慣れるとちょっと危ないような気がして、少し安心しています。

車庫の上からの夕日が綺麗でした。
車庫の上は庭になるので、実際に緑がある時にこの様な夕日を見れたらもっと綺麗なんだろうなと思い、建ち上がっていくのが凄い楽しみです。

足立区の家は木造2階建てです。
敷地の前に広い公園があり、緑が多くあるので、その景色を生かした設計をしました。

先月末に、地鎮祭を行い、これから現場が進んで行きます。2人のお子さんが元気で、内覧会でつい子供達とはしゃいでしまい、自分も一緒に注意されてしまいましたが(笑)、子供と居ると日々の雑多を忘れることができて、凄いリフレッシュになりました。


日本再認識

2007年の3月から7月の丸5ヶ月間、ヨーロッパを旅してきました。
スペインから入り、建築を見ながら北上して、フィンランドから帰る、自分なりの建築行脚です。
訪れた国は、13カ国46都市。こんな長旅なのに、銀行の手違いで国際カードが作れず、5ヶ月間の旅費を肌身離さずの旅となってしまい落ち着かず、旅費が少なくなるに連れてドイツではペットボトルがお金にも見えてくるのです。
野宿やホームで夜明けを待つ日は数知れず、ちゃんとした食事も取れないのでもうあんな旅は出来ないと思います。
しかし、もし機会があればまた行ってみたいなと不思議と思う。おかしなもんです。
でも、今度旅をするなら日本全国を見て回りたい。と言うのも、ヨーロッパの旅の途中で知り合った旅人に日本の事を紹介する時、訪れたことがある京都、想像がつく北海道と沖縄ぐらいしか紹介できなかった。そんな自分がなんとなくもったいないように思えたのです。日本の善さはもっとあるはず。それを知らないで居るのはもったいないと。
建築行脚の旅が仕事に役に立たなくても、海外に出たことによって、改めて日本に目を向けられるようになったので、それだけでも旅をして良かったと思っています。

ヨーロッパ地図