長期優良住宅仕様から学ぶこと

最近すっかり長期優良住宅の仕様が増えました。当然ながら日本中で行われていることで、特に断熱材がエコポイントも含め大幅に需要が増えたため、グラスウールが無くなってしまい現場が止まっていることが多いようです。結設計ではあまりグラスウールは使いませんが、グラスウールが無いからという理由で他の断熱材も品薄になっているようで普段より早めの手配が必要になっているようです。断熱材メーカーとしても、これが一時の流れなのかどうかわからないでしょうからラインを増やすわけにもいかず、正月休み返上でフル回転していたとのことです。築30年の公団型アパートでも扇風機と小型オイルヒーター一つで過ごせてしまう私としては本当に関東でここまで必要なのだろうかと思わなくもありませんが、なんにせよ流通が増えるのは良いことなのでしょう。続けば尚よいのですが今年はどうなるでしょうか。ともあれ、バタフライエフェクトとまではいきませんが、こういった一連の流れは今後の教訓となるでしょう。

写真は長期優良住宅の仕様の一項目である「維持管理・更新の容易性」のため基礎下の地中配管が不可となった配水管です。今までは土間スラブから突き出していることが多かったですが、この仕様では基礎下配管はご法度で配管が床下空間を通ります。排水の場合はちゃんと流れるように勾配を取らなければならず、当然距離が長くなるとだんだん高くなっていくので、場合によっては床下に必要な空間が増えます。さらに床下空間を横切る配管の数も増えがちで、床下点検をするにも配管が邪魔で通れないなんてこともあるかもしれません。そういったことを避けるため床下を大きく取るという手もありますが、土を掘れば残土処理でお金を捨てるようなものですし、高さを上げれば法律上の規制がきつくなるので今まで以上に配管ルートなどを考慮した設計が必要になります。おかげで配管についてもだいぶ整理して設計できるようになりました(多分)。

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