月: 2011年11月

安曇野の家 配筋検査

いよいよ安曇野の家が着工し、先日配筋検査に行ってきました。
現場監督やプレカット屋さん、暖房屋さんとの打ち合わせもする為、午前中に到着するように出発したのですが、早朝は電車の本数が昼間以上に限られ長野駅経由とかなり遠回りの路線となりました。その分出発時刻も早いのです・・・。

しかし、早起きは三文の徳とは良く言ったもので、道中に日本3大車窓の1つを望むことができました。快晴に恵まれた為、その眺望たるや素晴らしいものでした。
現場も天気に恵まれ、晴天の中での配筋検査となりました。


もりの貯金箱ハウス 建方@山田町

岩手県の盛岡市が震災被災地の山田町と大槌町に被災地支援施設を建てることになり、結設計もお手伝いすることになり設計を担当しました。施工は、応急仮設住宅の時と同じく昭栄建設さんです。

応急仮設住宅でもつかったFSB工法(柱材連結壁工法)で建てています。ただし、今回は壁パネルと壁パネルの間にあった柱をなくして、壁パネルで柱も兼ねる構造に変更してあります。また、今までもパネル化していた壁・床下地に加え屋根下地もパネル化し、現場での作業を減らしました。

壁パネルに使っている杉角材がキレイです。

屋根パネルをつり込み中。
屋根パネルと床パネルには、「復興ボード」という震災で倒壊した家屋などから出た廃木材を再利用したパーティクルボードを使っています。

山田町の建方は終了。12月6日に完成式典の予定。
大槌町の建方は来週の予定で、12月11日に完成式典の予定です。


船橋の家 内外下地

天気が良かったので、駅から船橋の家の現場までゆっくり歩いて行きました。
外壁の下地が大分進みました。サッシ取り付けがほぼ完了し、外壁下地の木ずりもほぼ完成。

構造金物付け、天井の野縁組は終了。断熱材も完了。断熱材は羊毛なので、グラスウールのようにチクチクしないで良いですね。
これから床のフローリング張りが始まるところです。

2階も勾配天井の野縁組が完了。断熱材もしっかり入ってます。勾配天井なので、高いところだと床から3mちょっとあります。


善福寺M邸内覧会終了

11月19日土曜日に「善福寺M邸」の内覧会を開催させていただきました。
竣工時の未だ住まわれていない状態で内覧会を開催することが多いのですが、今回は既に住まわれているなかでの開催となりました。
建築主様には、内覧会の開催を快諾して頂いた上に、土地探しから始まり、震災を経て、家が出来るまでのさまざまなエピソードや、住まわれてからの感想などをお話していただきまして、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
また、足元の悪い中お越し頂いた皆様、ありがとうございました。


新建築 住宅特集 2011年12月号 応急仮設住宅

11月19日発売の「新建築 住宅特集 2011年12月号」(新建築社)に、住宅観の変革2011年のフットプリントという特集のなかの「応急仮設住宅への提案」で「柱材連結壁工法(FSB工法)で地域産材を活用」(P62-63)として、結設計が設計監理した応急仮設住宅が紹介されました。

藤原のインタビュー記事と、私達のグループ(結設計・昭栄建設・山長建設工務)が岩手県の山田町と宮古市で建てた応急仮設住宅が掲載されています。ちょこっとですが、「着脱フリー”戸”室のコモンハウス」という復興住宅への提案も掲載されています。
他のグループの応急仮設住宅の事例も掲載されており、設計当初には私達もやってみたかった方法を実現しているグループが有ったり興味深いです。
私は建設中の1ヶ月半現場にいましたが、早く建てようと必死で他の仮設住宅を見る余裕はあまり無かったので、このように特集してもらうと色々分かって勉強になります。
皆さんがんばっていました。


「桜ヶ丘の家」 ”小さい”内覧会終了

週末の日曜日は、桜ヶ丘の家の”小さい”内覧会でした。あたたかいというより暑いと言った方がよいぐらいの良い天気でした。
建て主のSさんご家族、午前中の写真撮影と午後の内覧会と、どうもありがとうございました。


改めて見ると、すごい眺望です。傾斜地の敷地のもつ特徴のひとつですね。


草加A邸 DEWS工法 鉄骨土台

草加A邸は押上の家に続きDEWS工法での計画です。
震災により、いつもお願いしていたプレカット工場で集成材の特殊加工が出来なくなってしまいました。
別の業者で少し加工の仕方を変えて何度か打ち合わせをし、プレカットをしてくれる工場をなんとか確保することが出来たので、特に大きな設計変更もなく予定通りの計画で進めることが出来ました。
今回の工務店さんは結設計では何度かお世話になっているのですが、DEWS工法での施工は初めてになります。
今週の初めに土台となる鉄骨が搬入され、敷設し、上の写真は大工さんが墨出しをしている様子です。

この土台も初めて製作してもらう鉄骨業者になり、加工の様子を何度か見に行きました。
施工例の写真を見せてまずこの製作のH鋼が何に使われるかを説明し、高さ6m程の集成材が土台の上に乗るので、水平を保つことを特に意識して気を付けてもらいました。
ウェブの位置が中心ではないことと、12mmの鉄板を溶接するのにそれなりの隅肉の厚みが必要となることから、溶接の熱でかなり片側に引っ張られてしまうようです。
水平を保つためと、引っ張られないように両脇にサポートを何本も入れて溶接していましたが、それでもやはり少し反れてしまうみたいで、プレスをかけて調整していました。
穴芯が通るように、溶接して組み立ててから手加工で穴を空ける工程にしたとのことでした。

急ピッチで作業を進めてくれたので助かりました。


永山の家 上棟式

永山の家は10月の最後の週に、無事に上棟式を迎えました。
2階の軒の出は1200mm、1階は1450mmあり、それらの隅木や桁を支える桧の4寸柱が作り出す骨格はかなり迫力があり、同時に”キレイ”だなと感じました。
改めて、自分の書いた図面が目の前で出来上がっていく様を見ると感動です。

先日現場に行くと、屋根下地の杉板が張られていました。
下の写真は、2階屋根の棟換気の部分です。断熱材と屋根材の間にある通気層から排気する換気部分を、既製品ではなく大工さんに製作してもらいます。
通気層は湿気を逃がすためでもありますが断熱性能を高めるために熱をも通気層から排気する意図があります。製作は大工さんの手間がとてもかかってしまい、既製品を使った方が作業も早く出来るのですが、やはり製作での棟換気の方が換気量が大きくより効果が大きいので、施工しやすい方法を模索しながらやりとりし、製作してもらいます。

今回初めて施工してもらう工務店さんで、大工さんも初めて仕事をしてもらうのですが、意図をすぐに理解してくれてとても手際よく仕事をしてくれるので安心です。


桜ヶ丘の家 ”小さい”内覧会のお知らせ

11月13日(日)に、建主様のご厚意により、住まわれている住宅を見学出来る機会を設けることが出来ましたので、お知らせします。

建て主さんの家族は30代で小さい子供さん二人、建物は木造2階建て、床面積は1,2階合計で32坪、居間食堂が2階の家です。
敷地が道路から下がっているため、玄関が2階にあります。

桜ヶ丘の家については、
ブログ過去ログもご覧下さい。

この内覧会は、予約制となっております。
また、既に入居されているおうちを見せて頂くため、少人数とさせて頂き時間も限定させて頂く”小さい”内覧会とさせて頂きます。

■日 時:2011/11/13(日)13:30-15:00
■場 所:東京都多摩市桜ヶ丘
■交 通:京王線聖蹟桜ヶ丘駅より徒歩15分程度 又は バス利用
■申し込み方法
見学ご希望の方は結設計宛にメールまたはFAXにて下記までお申し込み下さい。
お申し込みの際には、「桜ヶ丘の家内覧会参加希望」と明記して頂き、
住所、氏名、連絡先、参加人数もご記入下さい。

e-mail: office@yui-sekkei.co.jp
FAX:   03-5651-1934

※お申し込みいただいた方に、後日案内図をお送り致します。
※敷地内には、駐車場がありませんので、お車でのお越しはご遠慮下さい。


善福寺の家 内覧会申し込みフォームへのリンクの訂正

以前ブログで紹介した「善福寺M邸 内覧会お知らせ」記事において、申し込みフォームがうまく表示されないという方がいらっしゃいましたのでリンク方法を変更しました。

「申し込みフォームがうまく表示されなかったよ」という方は、お手数をお掛けしますが下記の内覧会申し込みフォームへのリンクをもう一度おためし下さい。
元のお知らせブログ記事のリンクも変更しておきましたので、元の記事からもフォームに行くことが出来ます。

内覧会のお知らせ記事:「善福寺M邸 内覧会お知らせ

申し込みフォーム:https://www.yui-sekkei.co.jp/shs/inquiry/event_inq2.html