月: 2007年5月

漆喰壁

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現在工事中の湘南の物件の外壁漆喰塗りがほぼ終わりました。

漆喰をここまで大きく使ったことが無かったので、かなり迫力を感じました。

足場が取れたら、どういう風に見えるかわくわくしています。足場が取れるのが今から楽しみです。(加藤)


「PLAY!丸の内」

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GW期間中、東京国際フォーラム(設計:ラファエル・ヴィニオリ)をメイン会場とした丸ノ内周辺でラ・フォル・ジュルネオ・ジャポンという音楽祭が開催されました。期間中は大小様々なホールで演奏が繰り広げられ、タイムスケジュール別にホールを移動し演奏会をハシゴしていくというスタイルの音楽祭です。95年にフランスで始まった音楽祭で日本での開催は今年で3年目になるそうです。クラシックに造詣の深い知人に誘われ期間の最終日に行ってきました。5000人収容の大ホールでは迫力ある演奏を堪能し100人程の小ホールでは身近な距離での演奏を体験し、まさに「音楽祭」といった画期的なイベントを心から満喫することができました。雨天でなければ緑にあふれた屋外の中庭(プラザ)でも演奏会が開かれていたそうで、このプラザは平日でもランチ時には丸の内地域のオアシスとして人が溢れ、また東京駅と有楽町駅を繋ぐ動線としての役割も果たしている「隙間」の空間です。久しぶりに訪れた東京国際フォーラムは利用性や維持管理費等で賛否問題はあるとはいえ、地下のアトリウムから見上げると曲面のガラス越しにやわらかな新緑が映えその建築空間の美しさや計画の匠さは昨今次々と建てられる大型建築の中でも10年の月日を感じさせない屈指の建物として改めて感嘆させられました。地下で繋がる新丸ビルにもついでに立ち寄ってみましたが、その対比も興味深いところでした。(中嶋)


貴方の家は個人皿派それとも大皿派?

 今日の毎日新聞生活欄に“大皿盛りは要注意”という見出しが出ていて、我が意を得たりと思わず胸の中で叫んでしまいました。

食事とその形式は文化そのものです。モロッコなど風習の異なる国の食事を見るとまさにその文化が違うということが実感されます。どうも各国の食事風景を見ていますとアジア一体にかけての食文化は中国料理などその典型で大皿盛りが主流のようです。

自分の場合生まれ育った家は古く大家族制的なところがあったせいか個人皿にそれぞれの分を盛り分けていました。それが所帯を持つようになり、家事をろくにしない亭主としては案の定連れ合いの“食事は大皿を皆で取り合った方が楽しいでしょう”という一言に口を挟む余地なくいつの間にか我が家も大皿派に組み込まれていました。

子供の頃身に付いた感覚から子供が物心付くようになってからの違和感は否めず、大皿盛りは子供の食生活のしつけや成長に良くないのではとよく口論のネタにはなりましたが、所詮極たまに食器洗いをする程度の悪しき家庭人亭主の言などどこ吹く風と基本は変わることはありませんでした。

個人的には己の不徳のせいと自らを納得させていたのですが、日本の食文化は禅宗から端を発し、会席膳や茶懐石等を元にしていると思っていて微々たるとはとはいえ日本の住文化を担う住宅の設計者としての立場からは、かなり多くの家庭での大皿盛り偏重はどうなんだろうと気にはなっていました。

そこに今日の記事、針谷順子高知大学教授(栄養学)の「大皿盛りへの依存は、日本の食文化の崩壊につながる」とある。(詳しく5月15日毎日新聞朝刊?ホームページ等での閲覧も可?をご覧ください。)

この個人皿、大皿論争は子供の食べず嫌い、しつけ、栄養バランス等の面からもどこの家庭でもあらためて考えても良いのではとブログに載せた次第です。でも当家では口に出したらやぶへび、何が返ってくるか知れず、胸の中で積年の思いを晴らしたと叫んでいたほうが身のためです。

f:id:yuiarch:20070515195513j:image:small大皿盛り(モロッコ)f:id:yuiarch:20070515195542j:image:small個人盛り(日本)


バラ園

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京成バラ園へ行ってきました。西欧の様式を模した庭園に原種から最新品種まで約600種7,000株あり、5?6月に見頃を迎えます。品種改良でも有名で国際的なバラコンクールでも数々の受賞実績があります。(http://www.keiseirose.co.jp/)

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メインの庭園はツルバラのみの一分咲きとの事で入園しませんでしたが、これら様々な種類のバラが販売コーナーで買う事が出来ます。今回は母の日という事もあり、数株購入してきました。バラを選ぶだけで数時間、首が日に焼けて真っ赤になるまでバラを堪能したので大満足です。そろそろ庭園も見頃を迎えます。バラのソフトクリームもあります。いちど散歩に出掛けてみてはいかがでしょうか?(石井)

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帰って留守番犬にも御裾分けをしました。


ポーチの灯り

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お隣のお宅のポーチです。毎晩この灯りをみて隣の家にも関わらず、ホッとします。直接光源を見せずに、ポーチの白い壁をホンワリと照らし、足下まできちんと明るい。さりげなく立てかけたパラソルもいい感じなのです。・・とはいっても、家モードになれるのは、自宅でぐっすり寝ている猫の寝顔をみたときですが。(青島)


エジプト錠

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写真は美和ロックさんのショールームにあったエジプト錠の原寸復元模型です。一応世界最古の鍵と言われており、現在のピンシリンダーの原型らしいです。左のスパゲッティフォークのようなものを上に持ち上げ、横に引くと解錠できるようになっています。

木製であることとその大きさに若干違和感を覚えますが、古代の鍵なんてもっと簡単な構造のものかと思っていたので、この時代にすでにピンシリンダーの構造が考えられていたことに驚きました。(大庭)


花粉症?

どうも何かのアレルギーのようです。目が痒くなり、鼻が詰まって、首や足が部分的に軽く荒れたようになって痒くなるといった症状です。ここ2,3年一時的になるので今の季節に花の咲く植物なのかも知れません。一昨年に病院に行きましたが血液検査をしてスギのアレルギーを持っていますねと言われましたが、季節が違うしそれ以上のことは分かりませんでした。ただ、一時的なものなのでその時は気になるのですが、過ぎてしまうとすぐに忘れてしまいます。ブログが続いていれば、恐らく書いたことも忘れてまた来年同じ内容を書いているかも知れません。(萩原)


ファンタスティック衣替え

ゴールデンウィークのメインイベントは衣替えでした。黄金にただの衣替えはあまりに悲しいとの指摘を受けたので今回の衣替えはあまりに物持ちが良いが故に高校時代頃から溜まりに溜まった衣を一掃するという一大行事にしてみました。高校の部活ジャージや学園祭の衣装、その他諸々甘酸っぱくも切ない思い出の詰まった衣を一枚ずつ畳み直しながらゴミ袋に詰める作業は涙を誘い、大量の涙(原因は埃ですが)の結果30Lのゴミ袋6個分にもなりました。皆さんの中には未だに制服とか保存されてる方もいらっしゃるでしょうが、多分使うことも無いでしょうから思い切って捨ててみては如何でしょうか。差し出がましいようですがきっと何かが軽くなることでしょう。

ところで今住んでいる地域は定期的な古着回収が無く、役所まで持って行くのも正直面倒くさいです。どこか回収に来てくれるところは無いでしょうか。(柳本)


ポピー?

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これはポピーでしょうか?

道ばたに咲いていました。

どこからかタネが飛んできて、咲いているのでしょう。この季節、自転車に乗っているとよく見かけます。

年々道ばたに増えているような気がします。小さく可愛い花ですが、繁殖力は旺盛のようです。(加藤)


週末の砧公園

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このところ週末に近所の砧公園でジョギングをするようになりました。「らしくない」という一部の驚きの声はさて置き、1週おきに見る公園の木々が芽吹き始め、やわらかい緑の若葉から次第に葉を茂らせていく、そんな自然の変化を見るのもこの季節ならではの楽しみです。特に雨上がりの少し霧煙った公園は緑の香りも清々しくいつまでも走っていられそうな気にさえなります。

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砧公園内にあるのが世田谷美術館(設計・内井昭蔵)。80年代半ばに完成したこの建物は「青空と緑に開かれた公園美術館」というコンセプトの通り公園内に静かに佇んでいます。写真は美術館とレストランを繋ぐ回廊。デザインモチーフやディテールがLAで体験したフランク・ロイド・ライトの住宅を思い起こすのは内井さんがライトを敬愛されたことの証なのでしょう。世田谷美術館では「岡本太郎展」が5月末まで開催中です。http://www.setagayaartmuseum.or.jp/index.html (中嶋)